図書館では静かにしましょう。
一匹だけ違う魚が!
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図書館行きました。
出入りのチェックをしてたのは、お城の兵士さんでした。
特に何の問題もなく、猫2匹連れてようが
「だ、SSランク!?へへ~」
な感じで、
「好きな所を好きなだけご覧下さい!!」
だって、拍子抜けです。
本当の本当に見せられない物は、お城って事だよね。
興味無いけど!
思えば、私の知ってる人で図書館に来そうな人って、居なかったわ。
冒険者のゴーリさん達は……図書館って聞いた瞬間逃げそう。
騎士のウィルとかは……この時間は訓練かぁ……。
クロイツ家の人は……此処にはないレアな蔵書持ってそう。
アルは……基本、城内から出ないよね。
殿下方が、街の図書館に出入りしてたら大騒ぎだしね。
特に誰かと出会う事も無く、目的の「世界地図」を見つけた。
他にも「冒険者ギルド一覧」……ギルドのある街が紹介された物
「世界の食材~これでもほんの一部~」……食材の本
「簡単家庭料理」……家庭料理の本
個室の様になっている部屋を、猫バルトが見つけて来たのでその部屋に入る。
「ここで読むのニャ?」
長机の上にティオと猫バルトが乗り、個室を見回す。
「ん、一応目は通すけど、ね。」
私は「世界地図」を手に取りティオに答えた。
猫バルトは本には全く興味が無いのか、ゴロゴロし始めた。
「全部覚えるなんて無理だし、借りられる期日も短いし 丸写しするには量が多くて嫌。だから、ね?」
「世界地図」を右手に持ち、同じ高さに左手も上げる。
目を閉じ、両手に意識を集中する。
「…………コピー!」
私の呟きと同時に、左手に光が発生した。
光が止むと、そこには右手に持った「世界地図」と同じ物が現れていた。
右手の「世界地図」を置き、左手の「世界地図」を開いて確認する。
全く同じ内容が書かれていた。
「よし、成功!」
同じ物が出た事にティオは目を輝かせ、逆に猫バルトが胡乱気な目で見てきた。
「……犯罪臭いですヨ。主。ニャ~」
まぁ、確かにそうなんだけど、著作権とか?
本以外にも使えるだろうからね、宝石とかお金とか無限増殖!
って、やらないよ!
特にお金に関しては此れから増える予定だし……。
「濫用はしないからね!仕方無いでしょ、本は読むにしろ写すにしろ時間が掛かるし、全部覚えるなんて私には不可能なんだから!」
「……まぁ、主がそう言う魔法を使うとは思って無かったので以外ですヨ。バレなきゃ良いですヨ。バレなきゃ、ニャ~。」
……猫バルトがちょっと悪魔っぽい!
悪魔の囁き?
悪魔だけど!
猫バルトの許可?も下りたので、他の3冊も「コピー」する。
「ふぅ、終~了~。」
特に疲れたりしてないけど、額の汗を拭う振りをしてみたり……。
「ふ~ん、終了って何をしていたのかな?」
いきなりな声に肩がビクッと上がる。
全然、周りを気にしていなかった。
猫バルトなら、気配とか気付いても良さそうなのにと見てみると、ティオと仲良く長机の上で「へそ天」していた。
可愛いけど今はムカつく。
恐る恐る、声を掛けてきた人物を見る。
普通にズボンにシャツ、ベストと言った格好で腰には細剣を差している。
顔は茶色の長めの前髪で隠れて良く見えないけど、見えてる部分のパーツがイケメンだと語っていた。
……でも、この声って、
「もしかして、アル、なの?」
「ああ……もうバレた?一応、自慢の変装だったんだけどな。」
前髪を掻き上げ、ニコリと笑う。
1番、会わないと思っていた人物に会ってしまった。
「で、何してたのかな?」
もう1度アルが聞いてきた。
「あの、此れは~、その~、」
「まぁ、チナツの手元を見れば大体分かるけどね。」
じゃあ、聞かないでよ!
「うぬぅ…………没収?」
恨めしげにアルを見れば、またクスリと笑う。
「別に構わないよ。だから、そんな目で見ないで欲しいな。可愛い事に変わりは無いけど。」
ぐはっ!
またサラッとそう言う事を言う。
「ア、アルはどうして此処に!?本ならお城の方が沢山有るんじゃないの?其れに、その格好は御忍びって事よね?後、それカツラ?」
私の怒濤の質問に笑いながら、直ぐ傍の椅子に座った。
私も座る。
「カツラで、御忍びです。時々はこうやって街で息抜きも必要なんだよ。後、此処に来たのはトヴィアからチナツが帰って来たと聞いたから。」
「…………聞いたからって言っても、普通は会えませんよ?」
「そうでもないよ?家出る前にちゃんと行き先告げて出たでしょ?俺達も昼を「猫の憩い亭」で食べたからね。で、此処の門番に確認したら、まだ出てきてない様だったから会えた。」
む~、情報源はお母さんか、モモさんだね。
どうでも良いけど、喋り方がちょっと変わってる?
服装に合わせてるのかな、どっちが地なんだろ?
「図書館だって、充分広いですよ?」
「入り口にトヴィアを留守番させて、左側をルークに捜索、1番確率の高いだろう右側を俺が捜索して、見事に発見。チナツと2人の時間が持てて嬉しいよ。」
また、アルがニコリと笑う。
「2人では無いでしょう!ニャ~!」
「うちもいるニャ~!」
2匹が私とアルの間に入ってきた。
正直、助かります!
「ああ、チナツしか見えてなかったよ。悪いね?」
そしてまた、そんな事を言う。
「ティオは久し振り。こっちの黒猫が悪魔のバルトだったかな?初めまして、アルステッドです。」
「久し振りニャ~!」
「くっ!イケメン度合いでは負けていませんヨ!ニャ~!」
何故か猫バルトが喧嘩腰?
然も、自分イケメンです!って言ってる。
……イケメンだけどさ~。
「フフ、可愛い猫姿で言われてもね?」
「はいはい、勝手にケンカ売らないでね~。」
私は猫バルトの首を掴み、頭の上に乗っけた。
「ウニャ~!」
「其処で大人しくしてて、ティオはこの本仕舞っちゃって。」
「分かったニャ!」
素直にティオが本を仕舞うと、抱っこをせがんできたので抱き上げた。
「うん、今はティオが基本的に抱っこされてるのかな?羨ましいね。俺もちょっと猫になりたいかな?」
アルが長机に頬杖を付きながら、空いた左手でティオの喉をゴロゴロ鳴らした。
「変な事を言わないで下さい。アルが猫になったら、皆が困るでしょうに……。」
「フフ、休憩の時間だけさ。猫になってチナツにティオの様に抱かれて頭でも撫でて欲しいね。癒されそうだ。」
なんか、今日のアルは良く話すと言うか、甘いと言うか……2人(では無いけど)だから?
「くっ!言い慣れてるですヨ。主!女性を口説き慣れてる感が半端無いですヨ!ニャ~!」
頭の上で猫バルトが煩い。
テシテシが気持ち良い。
「心外だよ?全部、俺の本心だからね?チナツにしか言ってないから。」
……いや、言わなくて良いのに。
今日は前髪で目元が隠れてるから、威力半減で助かります。
「…………ああ、五月蝿いのがやって来た様だ。チナツと2人きりは終わりか……残念。」
ティオから手を離し際、私の頬を撫でてくの止めて下さい。
心臓に悪いです!
アルの言う五月蝿いの……はお兄ちゃんでした。
「チ~ナ~ツ~!」
って、叫びながらやって来た!?
図書館ではお静かに!!




