御姉様!
今迄で1番、投稿遅れてしまいました。
ごめんなさい!
4日も空いてしまった。
今回程、遅れる事は無いと思います。
…………(/≧◇≦\)
お父さんの料理に舌鼓を打ち、ゆっくりお風呂に入ってスッキリしたら即寝だった。
朝、起きたら猫バルトがバルトに戻って 同じベッドに寝ていた。
また上半身裸だし、顔にはティオが付けたらしい引っ掻き傷が有った。
取り敢えず、腹パンしておいた。
加減したつもりなのに、腹を押さえて踞り
「こ、これ……ヤバイ?内臓イッテる?……あ、吐血……しそ、です…ヨ?」
青い顔で言うので、試しにリジェネキャンディを食べさせてみた。
回復はしたみたいだけど、苦虫を噛み潰した様な顔をした。
「味の改善を要求しますヨ~?ゲロ不味ですヨ!」
?
ヴァンは普通に舐めてたよね?
リジェネの魔法も普通に掛かってた。
生粋の悪魔だから、聖属性の食べ物は不味く感じるのかな?
「試しに、ティオも舐めてくれない?不味かったら直ぐペッして良いから?」
「……ご主人の頼みニャ、舐めるニャ……。」
両前足で器用にキャンディを挟んで、コロコロ転がしてから口に放り込んだ。
「…………。」
「「…………。」」
「美味しいニャ!甘いニャ!」
「……バルトが悪魔なのが悪いって事ね!」
「酷いっ!?」
ヨヨヨッ と、しなを作って倒れた。
「……今、何時位かな?」
食堂の方から、微かに人が動き回る音が聞こえる。
宿のお客さんが朝食を取る位か?
「……スルーも酷いですヨ。朝御飯に丁度良い位ですヨ?」
立ち上がりながらバルトが言う。
其れならば、と箪笥の中から水色のワンピースと真っ白なカーディガンを取り出した。
今日は何もするつもりはないからスカートです!
こんな時にでも着ないと、折角買って貰った洋服も箪笥の肥やしになってしまう。
バルトには猫になってもらい、ティオと一緒に先に居間に行ってて貰う。
着替えを済ませ、髪を後ろで1つに編む。
ポニーテールは止めました。
猫が頭に乗るからね~。
其れが当たり前みたいになっちゃってるから……猫バルト、飛んでれば良いのに……。
居間に行くとティオと猫バルトが、器用に頭に料理を乗せて運んでくれていた。
猫らしくゴロゴロしててくれて良いのにね?
バルト曰く、「従者として当然の事ですヨ!」て、事らしい。
ミシェルが居ないからね。
ティオはバルトの真似です。
朝食を食べ終わり、口許に手を当て悩む。
「ゆっくりする。……て言っても、何するかなぁ?」
2匹がテーブルの上で、私の前にちょこんと座る。
「ご主人と一緒にゴロゴロするニャ!」
……うん、魅力的な案だね。
「本を読むとか、編み物等をするとか……行った事の無い場所に行ってみるとかですヨ?」
猫バルトが他の案を出してくれる。
本……図書館とかかな?
イベント発生率、高くない?
「あ~、どのみちギルドには顔出さないと駄目なんだっけ。外、出るなら、図書館とかに足を運ぶのも有り、か。」
異世界物だと図書館は有料、お金と身分証が必要かな?
地図、見たいな……。
大体の街や村の場所が分かる奴。
「図書館行ってみようか……でも、問題が1つ有ります!」
2匹が揃って首を傾げた。
可愛ゆす!
「猫、入れるかしら?」
「「ニャニャ!?」」
お店が混み始めるお昼前に家を出た。
ダミーのリュックを背負い、いつも通りに頭に猫バルト 腕にティオを抱っこして歩く。
リュックの中には、お父さん特製のお弁当。
猫耳マントは着てない。
乗り合い馬車でギルドに向かった。
周りの視線を感じる。
きっと、猫を2匹連れてるから目立ってるだけ!
頭の猫何て、羽付いてるからね!
珍獣だよね!
「……なんか、失礼な事考えて無いですか?主と私は繋がってるので、な~んとなく分かるんですヨ?ニャ~。」
猫バルトが額をペチペチしてくる。
だから……気持ち良いだけだよ?それ、
「あ~ほら、ギルドについたよ!」
私は話を反らすべく、ギルドを指差した。
「…………。」
ペチペチが強くなった。
気持ち良いので其のままにして、ギルドのドアを開けた。
冒険者の姿は殆ど無い。
真っ直ぐ受付に向かった。
「あの、サティさんは今日はお休みですか?」
エルフの受付嬢、サティさんの姿が無かった。
受付に座っていたのは、淡い金髪をキッチリ纏め上げ 黒縁眼鏡を掛けたきつめの美人なお姉さまだった。
「サティに御用ですか?」
なんか、緊張する……。
「いえ、私が来た時にはいつもサティさんだったので、気になっただけです。」
お姉さまに、じっと見詰められる。
ドキドキ
「今日は休みです。御用件なら代わりに私が承ります。双黒の天使様?」
天使様呼びに、つい、嫌そうに顔をしかめてしまった。
クスッとお姉さまが笑う。
「申し訳ありません。サティは1度暴走すると止まらない子で……クロイツ家も認めているので私も強く言えないのです。」
お姉さまが頭を下げた。
「いえ、私も強く言えないので……仕方無いと思います。」
「……本当にごめんなさい。で、本日の御用件は?」
「あ、無事に昇格出来た報告です。後、ギルドのある街に寄ったら顔出すのが決まりだと聞いたので。」
「…………。」
「?」
お姉さまが黙り込む。
私、何か変な事を言ったかな?報告の義務は無いとか?
お姉さまが少し身体を乗り出し、手招きしてきたので私も近付く。
「……もしかしなくても、チナツ様は転移が出来るのでしょうか?」
「…………はい。でも、何で転移出来ると?」
また、クスッとお姉さまが笑う。
「街に来た事を報告するのは、転移等で来られた場合です。普通は門を通る時に、ギルドカードを提示しますから街の出入りは勝手にチェックされているんです。なので、門を通ってから転移されればギルドに寄る必要はありません。」
「…………!?」
た……確かに、身分証の確認は門番さんの仕事のひとつ。
て事は私、ギルド登録後1度も街の外に出てないって事になる?
「……1人で転移出来る人って……」
「殆ど聞きません、人族では尚更。他の特殊な種族なら出来る者も居るようですが……。魔王とか龍人、エルフ等の中でも特に力のある者に限られる様です。」
「……あの、私が転移出来る事は……。」
お姉さまはニコリと微笑んでから、
「分かってます。ギルドとしてもあまり騒動は好みませんし、冒険者を護るのも役目です。」
「内緒」と言うように、お姉さまが口許に人差し指を立てて微笑んだ。
御姉様!!
美人で頭も良くて仕事も早そうな上、話も分かる。
サティさんの事と言い、面倒見も良さそうだし……憧れる!
「知られたくないのなら、以後気を付けて下さい。もし、見られてもクロイツ家所有の転移陣だ、とでも言っておけば深く聞き出そうとする人は居ないでしょう。」
…………クロイツ家の名前で黙らせろ、て事かな?
「はい。以後気を付けます!」
私の返事に御姉様が笑う。
……笑うと雰囲気が柔らかくなって、ちょっと可愛い。
「報告もハイルニアのギルドから回ってきてますから大丈夫です。今から、依頼を請けますか?」
「あ、今日は此れから図書館にでも行こうかな~て思ってます。」
ついでなので御姉様に図書館の場所や入館手続きについて聞いてみた。
場所はお城の近く。
入館手続きはギルドカードを提示すれば良いだけらしい。
本来なら、身分証の提示と小銀貨1枚が必要で、問題が無ければ帰りに小銀貨は返して貰えるんだって。
SSランクの特権発動。
「猫は入館可能ですか?」
「…………大丈夫だとは思いますが、確認して見て下さい。」
「分かりました。いろいろと聞かせて頂いて有り難う御座いました!」
ペコリと頭を下げた。
御姉様も頭を下げ、
「何時でも、分からない事があればお聞き下さい。」
と、微笑んで見送ってくれた。
忠告された事なので転移は控え、歩きと乗り合い馬車で行く事にした。
途中、公園に寄って昼食タイムです。




