騙された~!!
今回は漢字ですよ?
仲間ハズレを探してねん。(1つ)
和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和相和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和和
ダンジョンの中で寝たのは2度目。
バルトはちゃんと猫形態です!良し!
でも、
「……な~ん~で~、ティオ、大きくなってるの~?」
大きくなったティオに猫バルトがのし掛かられて……生きてるよね?
ピクピクしている。
「んニャ~、戦ってる夢見てたニャ~。大活躍ニャ。」
まだ、少し寝ぼけているティオが 身体を起こしベッドをバシバシ叩いた。
興奮冷め止らず、は良いんだけど……其処には猫バルトが……。
「ニャッ!ちょっ!止めて!ぐはっ!……し、死ぬ~!!」
「ニャ!?バルトがいたのニャ?早く言うニャ。」
「…………。」
返事がない。只の屍に成り下がった様だ。
「主~。生きてますから!ニャ~!」
なんと!猫バルトは生きていた。
教会行ってないのに…………。
「棺桶要る?入る?」
「要りません!入りません!いや、でも、棺桶で寝るのは有り?狭くて暗いの落ち着きそう?ニャニャニャ~?」
ぶつぶつ言い始めたので、バルトは放って置いて着替えて朝食を済ませた。
「あれ?私の分の朝御飯は何処ですヨ?」
「……キャットフード食べる?」
「出来れば人と同じ物が嬉しいですヨ?食べますけど」
食べるんかい!!
全員でボス部屋と思われる扉の前に来た。
一応、装備の確認をしておく。
と言っても、ライトアーマーと銀の短剣、猫耳マントだけ。
しかも、全力で戦おうとすれば巫女服になってしまうからあまり意味無いかもだけど……。
ティオの魔力球も確認する。
殆ど使ってないから、ほぼ満タンです。
バルトも羽を元の大きさに戻している。
「羽の有用性って何?無くても空飛べそう何だけど?」
前から思っていた疑問をぶつけてみた。
「今は魔力で簡単に飛べますが、其れ以前は此れで飛んでいた訳ですヨ。生まれつきの物ですし、今だと防御に使ったりしますヨ。」
そう言って、羽を前面に持ってきたり 片羽だけを動かしたりして見せた。
「結構、自由自在?傷付くとやっぱり痛いの?」
「身体の1部ですからね。傷に関しては其処まで痛みは感じませんヨ?」
へ~、ほ~、ふ~ん。
じ~~~~~~~。
「…………もしかして、欲しいんですか?羽。」
「だって格好いいじゃない?羽とか翼。」
「「……格好いい?」」
ヴァンとミシェルが反応した。
あ、ヴァンは魔王だし、ミシェルは吸血鬼、キースメリアさんは水龍でバルトが悪魔……。
「……私とティオ以外、羽持ってる!?」
「今まで吸血鬼で有る事を隠しておりましたので、見せる機会が御座いませんでしたわね。」
「俺は、羽と角を出せるぞ?式典何かの時だけ出してるが?」
「私は1部分だけ出す、などと言う事はしませんよ?出す時は本来の姿に戻る時だけです。」
ヴァンが側に来て言う。
「見せようか?」
「…………いや、良いよ。聞いてみただけだし、そっか、みんな有るのか……。聖女とかなら白い翼が有りそうだけど、巫女だし!巫女に翼は……無いわ~。」
自分の巫女姿に翼を付けてみる。
……違和感半端ないっす!
和に洋は合わないね。
神社仏閣で飛ぶ翼系って言ったら、鴉しか思い付かない。
「主は人族ですから、無くて当たり前ですヨ。でも、主なら魔力で飛べそうですが?」
「……飛べる、とは思うけど……翼が欲しいって厨二病か?」
ブンブンと頭を振って、考えを追い出す。
両頬を叩いて気持ちを切り替える。
「今は、目の前のボスだよね!」
「はい。」
「頑張るニャ~!」
ボス部屋の扉を開…………開かない?
「「う~~~ん!!」」
私とバルトで押す。
「こう言う扉って、押して開くもんじゃないの!?引くのか!」
私とバルトで引いてみる。
ピクリとも動かない。
「……駄目ですヨ?どうします?物理的に壊しますか?」
「……いや、待って。もうひとつ、試してないから……。」
まさかね~。
と思いながら、扉の取っ手を掴み……思いきり横に振った!
ガラガラガラガラ……。
たいした力も必要とせずに扉が横に開いた。
「……扉に見せた襖か!!何処のコントよ!?」
ボス部屋だからと意気込んでいた気合いが抜けていく。
馬鹿にしてる!!
ヴァンが私の頭を撫で撫でしてきた。
「良く分かったな!凄いぞ!」
……全然嬉しくない。
「私の国じゃ、横に開くのが普通だから!見た目に騙された、悔しい~!!」
顔を両手で覆って呻く。
此処まで罠らしい物も無かった為に、普通のデカいだけの扉だと思った!
「まぁまぁ、主。開いたんですから、良かったとしましょう?この世界の人では分からなかった開け方ですヨ?」
この世界に横に引いて開けるドアは無い。
無いけど…………どうなの?
ボス部屋の罠がコレってどうなの!?
「なんか、戦う気力が全部持ってかれた。頑張れ、バルト!」
「んな!!戦闘直前で!成る程、この罠には精神攻撃が含まれていたんですね!!恐ろしいですヨ!」
「うちが頑張るのニャ~!任せるのニャ~!」
ティオだけがやる気満々です。
扉の奥に目を向ける。
あれは…………地龍?
「キースメリアさんのお知り合いですか?」
「……う~ん?多分、違います。地龍には知り合いが少ないので、残念です。」
いや、残念て……本当に笑う気満々だったんですか!
「まだ、若い龍ですね。一応、成人はしている様ですが構いません。遠慮無く殺っちゃって下さい。巫女様。」
「はぁ、だってよ、バルト!」
「…………本当にやる気無いんですね。分かりました。頑張りますヨ?」
「回復と援護は勝手に任されとくよ!」
「はいはい、任せましたですヨ。」
「お嬢様なら、問題無く倒されると思いますがお気をつけて」
「うん。油断はしないよ。多分!」
「多分とかつけるな!心配になるだろうが!」
ヴァンにチョップされた。
「う~、痛い!ヴァンてば叩き過ぎじゃない?お馬鹿になっちゃうよ!」
「別に構わんだろ?馬鹿な子程可愛いと言うからな。」
ぐはっ!
ヴァンからも精神攻撃が!!
なんて事をしていたら、頭に直接語りかけてくる声があった。
『いつまで扉の側に居るつもりだ?さっさと入って来たらどうだ。……怖じ気付いたか?』
う~ん、これって挑発されてる?
「相手の実力も計れないとは、愚かですね。」
「頭に語りかけてる時点で駄目だな。」
キースメリアさんとヴァンが好き勝手に挑発し返している。
あんたら戦わないでしょう!!
「主、さっさと終わらせましょう。雑魚ですヨ。」
「倒すニャ~!うちだけでも倒すニャ~!」
あ~、バルトとティオまでが挑発している。
地龍さん、離れてるけど怒りで震えてる?
此れ以上、勝手に挑発されまくっても困るので、
「じゃあ、ティオ、バルト、行こうか?」
「はいニャ~!」
「はい。我が主。」
「御武運を、お嬢様。」
私達は、ボス部屋の中に足を踏み入れた。




