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平和な世界に勇者召喚  作者: 和威
57/107

Sランク

アシタ、アサカラ、ゴミヒロイ!!

チイキイベント!Σ( ̄ロ ̄lll)

……………………メンドイナ~(;´д`)

午前中の騎士団での訓練を終えた私は、ヘロヘロな状態で家に帰った。

「リフレッシュ」は掛けたけど、「ヒール」が光魔法だと言われたので、治すのは我慢して部屋で掛けた。

床に座り込む。

「…………疲れた。」

「ご主人~。」

ティオが近付いて来て、膝にスリスリと頭を擦り付けた。

「く~~~~~!」

ティオを仰向けにして、お腹に額を付けてグリグリ、グリグリする。

「憂い奴!憂い奴!」

「んニャ~」

暫く、ティオのもふもふを堪能する。

「はぁ~、癒された!有り難う、ティオ!」

「んニャン!お役立ちニャ!」

「じゃあ、御飯食べたら ギルド行こうか?」

「ニャ!」





騎士服から、いつもの服に着替えると冒険者ギルドに向かった。

ギルドカードを作って以来だ。

本当なら、とっくに依頼請けたりして冒険者やってた筈なんだけど、な。

冒険者ギルドの前までくる。

私は振り返り、道路の向こう側にある建物を見た。

アンディス商会

入り口に王国騎士が立っていて、物々しい。

気にしてても仕方がない。

何も出来る事はないし、しようとも思わない。

私は、ギルドに眼を向けると扉を開けた。

午後のこの時間帯は、やはり空いてるみたいだった。

初めて来た時の、受付のエルフのお姉さんの所へ向かった。

「…こんにちわ。」

「ん?……あ~、こんにちわ!あれから、1度も来ないからどうしたのかと思ったわよ?」

覚えててくれたみたいだ。

ちょっと、嬉しい!

「はは、いろいろ有りまして~。」

「フフ、まぁ、良いわ!元気みたいだし。で、今日のご用件は何でしょうか?」

「魔石の換金です!……あの、自分で倒したんじゃないんですけど……良いですか?」

お姉さんは数回、眼をパチパチさせると笑った。

「素直にそんな事言ってきたの、あなたが初めてよ?大丈夫。皆やってるわ!前にも言ったけど、Aランク以上から 上がる為の試験が有るからね。其れまではどれだけポイントを貯めようが、冒険者に差が在るとはギルドは思わないわ。」

成る程、しかも、私Gランク……最低ランクだ。

「フフ、分かったら魔石とギルドカード出して!」

「あ、はい!此れです。」

言われて、ギルドカードと魔石の入った袋を渡した。

「あら、結構多いわね。て、青の魔石も有るじゃない!此れも貰ったの?」

「はい!」

「…………まぁ、いっか。じゃ、ちょっと待っててね。」

私は、待ってる間ギルドを見回した。

あ、入口入って直ぐの奥の席に座ってるのは、ゴーリさん達?

ゴーリさんは此方に背を向けてて、気付かない。

チャムさんが気付いて手を振ってくれたので、振り返した。

そんなチャムさんに気付いて、ゴーリさんが振り返った。

「あ!」

私に気付いてゴーリさんが立ち上がった。

「はい!用意出来たよ~。」

でも、お姉さんの声がしたので、向き直る。

「ゴブリンが10体、ホブゴブリンとオークが5体、ファイアウルフが20体、オーガが3体にリザードマンが7体、最後にトロルが2体!凄いわね~。全部で、銀貨1枚と小銀貨7枚、ギルドポイントが160Pね。おめでとう!Fランクに昇格よ!」

「うわぁ、本当ですか?」

…………ゴブリン、1体しか私 倒して無いんだけど、ね。

微妙に複雑!

お金とギルドカードを受け取る。

おお!ギルドカードが白から黄緑に変わってる!

なんか、テンション上がるわ~。

微妙に複雑だけど!

「チナツちゃん!」

直ぐ側で名を呼ばれた。

「あ、ゴーリさん こんにちわ。」

「あ、はい。こんにちわ!じゃなくて、会いたかったんだよ、チナツちゃん!」

「何かありました?」

「いや、チナツちゃんさえ良ければ、俺達のパーティに入らないかなって!そうすれば、何時でもチナツちゃんに会えるし!」

私がゴーリさんに会う理由が無いんだけど?

どうしようかな、どうやって断ろう?

「ゴーリ!チナツが困ってるでしょ~。がっつき過ぎだよ~。」

「…………ゴーリ、うざい。」

チャムさんにチャッツさんも、側に来た。

「ギルドで会うの初めてだよね~!依頼、請けるの~?」

「ん、何か直ぐに出来そうな 簡単なのが有ったら受けようかと思って来たんです。暫く、午後しか来れそうにないし、」

「午後だけ~?外に出る依頼は厳しいよね~。午前中は、何してるの~?」

えっと~、言っても良いのかな?

別に口止めとかはされてないし、部隊の騎士さん達も特に騒いだりとかも無かったしね~。

「あの、王国騎士団の訓練に、ちょっと、参加させて貰ってました。」

3人+受付のお姉さんがびっくりしている。

えっ、そんなに驚く事?

「あ!トヴィアか!……あれ?トヴィアは青鷹騎士団じゃなかったっけ?何で、王国騎士団?」

「そうだわ!セルヴィス・クロイツ第4部隊隊長!チナツちゃんの叔父さんにあたるのよね?確か」

お姉さん、良くご存知ですね。

「そうです。叔父様繋がりでお願いしまして……ノスト隊長、ホント鬼!て感じでした。」

少しぐらい、愚痴っても良いかな?良いよね。

「あ、でも、最後の1対1での格闘戦?は私がへばり過ぎてたので、ノスト隊長じゃなくて補佐のユルシスさんでしたけど。」

また、3人と受付のお姉さんがびっくりしている。

えっ?

「……チナツちゃんの相手、隊長自らやる予定だったの?」

「……はい。」

「騎士団の隊長の強さって、ギルドランクにしたら…たぶん…Sランク前後よ、チナツちゃん。」

は!?

「いやいやいや、でも…………」

「チナツちゃん……そんな人達が相手するって言うって事は、たとえ本気じゃなくても、自分の相手が出来るって思われてるって事じゃないの?」

「…………あの、一応聞いときたいんですけど、青鷹騎士団の副団長のルークさんは?」

もう、お姉さんが呆れ気味です。

「はぁ~。Sランクって言ってもピンキリ何だけど…………隊長より強い、とは、聞いた事があるわよ?」

マ~ジ~で~す~か~!

「…………よし!チナツちゃん!ちょっと待っててもらえる?」

「えっ?」

お姉さんは急いで、上の階へ上がって行ってしまった。

呆然としていたら、

「…………チナツちゃん!強かったんだね!でも、俺はそんなチナツちゃ」

どーーーん!

台詞の途中でチャムさんに押し退けられる。

「隊長の相手出来るなんて~!チナツ!凄~い!」

「…………凄い、よ?」

「あうぅ!ホントに手加減されてますよ?遊ばれてる感じですよ?」

それに、私が一応勇者?なの知ってるし、回復出来るのも知ってるし~

「そんなの関係ないよ~!相手して貰えるってだけで凄いんだから~!」

チャムさん達と話していたら、お姉さんが戻って来た。

お姉さんの後ろに、ゲルティさん並の大きな男の人が一緒だった。

「「「ギルドマスター!!」」」

「ちょっと、つら貸しな、嬢ちゃん。」

「…………は、はい~!?」

断ったら殺られそうです!!










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