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平和な世界に勇者召喚  作者: 和威
52/107

ばれたニャ!

(*゜▽゜)_[茶]

ソチャデスガドウゾ~


イマハ、ソチャッテイワナイラシイネ!

キャクニ、ソマツナモノダシテンジャナイヨ!

ッテ、コトナノカナ?

結局、叔父様達はこの後にも会議があると言う事で 明日遊んでくれる事になった。

只、タイミング悪く部屋にやって来た騎士3人(内1人はウィルネストさん、2人がギドさんの家で会った騎士さん)が、叔父様達に無理矢理クッキーを食べさせられて、私と遊ぶ事になった。

「なんか、ホントにすいません。」

俯き歩きながら私は3人に謝った。

「良いって、クッキー美味しかったし、逆に食べれてラッキー?見たいな!」

「そうそう、あっ俺達って自己紹介してなかったよね?俺、ダニエル・コール!ダニーでいいよ。」

「俺はムービック・カムノ!ムーでお願いします。」

「はい。ダニーさんとムーさんですね。宜しくお願いします。」

今、私達は訓練所に向かっていた。

私の両サイドに、ダニーさんとムーさんが歩いていて ウィルネストさんが前を歩いている。

さっきから、ウィルネストさんは1言も喋らない。

怒ってる?

「……あの、ウィ」

「アルステッド殿下だ。チナツちゃん、ちょっと 端に寄ろうか?」

「珍しいな。殿下が、こっちに来るのは。……ああ、隊長達の会議に出るのか。」

前方から、アルを先頭にルークさんとお兄ちゃんがやって来る。

ダニーさんに言われるまま、廊下の端に寄ると、3人は騎士の礼をした状態でアルの通過を待った。

えっ、え~と、私はどうしたら良いの?

悩んでいたら、お兄ちゃんが私に気付いて駆け寄ってくると、私の両手をギュッと掴んだ。

「こんなとこで会えるとは思わなかったよ!チナツ!お兄ちゃん、なかなか家に帰れないから会えて嬉しいよ!」

「私もお兄ちゃんに会えて嬉しいよ。でもねお兄ちゃん、今勤務中じゃないの?殿下放って駆けてくるのは、良くないんじゃない?」

「あ……、痛!!」

お兄ちゃんの頭に拳骨が落ちた。

お兄ちゃんの直ぐ後ろにルークさんが立って居た。

「駆け出したい気持ちは分かるけどね?時と場所は考えような?」

「……すいませんでした。」

肩を落として、お兄ちゃんはアルとルークさんの後ろに下がる。

代わりに、アルが近付いてきた。

「フ、私もルークも此処でチナツに会えるとは思ってなかったよ。気持ちが分かる分、トヴィアを余り強く叱れないね。私も会えて嬉しいよ、チナツ」

アルは、私の手を取ると手の甲にキスをした。

ぐはっ!!

凄く自然な動作だった!!

慣れてらっしゃる!?でも、私は慣れてない!!

カァ~~~

と、頬が赤くなるのが分かる!

「フフ、此れくらいで赤くなって、チナツは可愛いね。」

ぐはっ!!

更に追加ダメージ!!

「だ、誰でも!ああああ赤くなりますよ!」

「そうかな?」

「そうですよ!」

いつの間にか、私の側に戻ったお兄ちゃんが ハンカチで私の手の甲を拭いていた。

「はぁ、何をしているんだトヴィア。私はバイ菌か何かか?」

「いえ、身内からチナツに近付く男は排除するように言われてまして……その、立場上 殿下の行動は止められないので?」

殿下がお兄ちゃんの耳を引っ張った。

「痛い!痛、いたたたたた!!」

「……アル、そろそろ行かないと、」

「ん、そうだな。じゃあ、チナツまた会おう。」

お兄ちゃんの耳を引っ張ったまま、アルは優雅に歩いて行った。

ルークさんはウィンクしてから、ひらひらと手を振ってアルの後について行った。

「はあぁぁぁぁ」

私は大きな溜め息を吐いた。

なんか、嵐が去ったって感じですよ!

「……疲れるわぁ」

「ご主人、頑張るニャ!会わない様に頑張るニャ!」

「はは、そ、だねぇ。…………て、ティオ!喋っちゃ駄目じゃない!?」

「いやいや、もう、知ってるから」

「え?」

「あのドワーフの家で、喋ってたからこの子。」

「え?じゃあ、ミシェルやギドさん、も?」

「ああ、ドワーフやメイドも居たね。」

「面目ニャいニャのニャ~」

「…………はは、はぁ~。次からは気を付けてね?」

「ニャ~」

「…………おい、訓練するんだろ?行くぞ。」

ウィルネストさんが喋った!

チラッと見えたウィルネストさんの顔は、眉間に皺が寄ってました。

やっぱり、怒ってる?

一昨日の事かなぁ?

私に付き合わされて迷惑だったかなぁ?

どっちだろ?

謝った方が良いよね?





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