これが日常……平和です。
祝!50話
読んでくれてる方がいると言うだけで、書き続けられます!
ありがとうございます!(ノ´∀`*)
あ~、また気絶してしまった。
窓から入る日差しが眩しい。
此処は……宿屋のお家だ。
誰が、此処まで運んでくれたんだろう?
ゲルティさんに抱えられてたとこは、覚えてるんだけど
きっと、後始末とかで忙しい筈だし……。
起きようとして、お腹の痛みに呻いた。
「うっ、あ~…………忘れてた。」
恐る恐る、服を捲る。
治療がされていて、白い布が当てられていた。
其れを外す。
両手を広げた位の、ドス黒い痣になっていた。
魔法が使えないか弱い女性に、強化した蹴り?(多分蹴り、見えなかったけど)を入れるとか、信じらんない。
手加減はしてた様だけど、
「ヒール!」
みるみる内に、痣が消えていった。
魔法様々だ。
テーブルに乗せてあった服に着替え、多分、私が起きたら食べれるよう置いてあったサンドイッチを食べた。
身だしなみを整えて、部屋を出た。
食堂のカウンターで丸くなっていたティオが、私に気付いて駆け寄って来た。
「ニャ~、心配したニャ!」
抱き上げると、首元に頭をスリスリと擦り付けてきた。
憂い奴よ。
「心配掛けたね?もう、大丈夫だよ!」
「ニャ~ン」
「もっと、ゆっくり寝ててくれて良かったのに?」
「大丈夫だよ、お母さん。逆に寝過ぎなくらい?」
ギドさんの所でも寝てたからね~。
「……そう、無理しちゃ駄目よ?で、今日はどうするの?ギルド?」
「ううん、今日は…今日こそ?お店の手伝いするよ!」
「良いの?凄く助かるわ!思ってたより、お昼混んじゃって誰か雇うかなって話してたのよ。」
「フフ、お父さんの料理おいしいからね!」
「其れも有るけど、チナツの教えてくれたランチが好評だったの。」
おお~。
ランチはAランチがお肉料理、Bランチがお魚料理になってる日替わりメニューだ。
「其れなら、もう少ししたら落ち着くんじゃないかな?他のお店とかでも真似しやすいし?」
「成る程、其れもそうね!」
私はお店のエプロンを着けると、厨房を覗いた。
「お父さん、何か手伝うけど?」
「ん、ポフ、剥いてくれるか?」
ポフはこの世界のじゃがいもです。一回り大きいけど……。
ランチの時間になると、食堂は直ぐにお客さんで埋まった。
「嬢ちゃん!こっち、注文頼むわ!」
「は~い、伺いま~す。Aセット1つBセット2つお待ちどうさまです!」
「ねぇ、Aセットの肉料理って今日は何だ?」
「フェア鳥のシチューになります。」
「嬢ちゃ~ん」
「はいは~い、ご注文どうぞ~。はい。Bセット2つとホロホロ鳥の唐揚げ2人前ですね?」
…………忙しい。
お母さんから聞いてたけど、予想以上だね。
本気で、人 雇った方が良いかも!
「おお~!今日も満席だな~!って、チナツちゃ~ん!!」
名前を呼ばれ振り返ると、え~と、誰だっけ?
「…………あっ、ゴーリさん?」
リヴェの村で会った3人の冒険者が、入口に立って居た。
「うおぉ、忘れられてた!俺!でも、思い出して貰えたからちょ~嬉しい!」
「…………ゴーリ、うるさい。」
「ゴーリなんて、どうでも良いよ~。チナツ久し振り~!」
「お久し振りです。チャムさん、チャッツさん。泊まってくれてるみたいでありがとうございます!」
「良いのよ~。御飯美味しいから~!お気に入り~!」
「…………姉さん、食い意地張ってる。」
「冒険者は身体が資本~!食べなきゃ~身体が~持~た~な~い~の~!」
「フフ、今、満席ですから、何ならお部屋まで運びますよ?」
「ホントに!!チナツ~大好き~!!」
チャムさんに抱き付かれ、おでこにチュ~~~とされた。
「メニューは何にします?」
「お肉~~~❗」
「…………Aセット3つで、良いよ。」
「おおお、俺は!チナツちゃ」
ゴーリさんが台詞の途中で、宙に浮いた。
いつの間にか、お父さんが後ろに立っていて ゴーリさんの後ろ襟を掴んで持ち上げていた。
上の階に続く階段の前にゴーリさんを投げ飛ばした。
「ぃだっ!」
「ん、息子が言ってた。ゴーリは…………ん、「死ね」?」
「其処まで言ってない、筈!」
「…………息するなとは、言ってた。」
「ん、「死ね」だ。」
「ひでぇ!チナツちゃん 皆が酷いよ!慰めてぇぇ」
「そんな事より~!ご~は~ん~!チナツ!2階の部屋にお願いね~!」
チャムさんは手をブンブン振りながら、転がっていたゴーリさんを踏んで2階へ上がっていった。
チャッツさんが、ゴーリさんを掴んで引き摺って行った。
いや、その先、階段なんだけど…………。
その後、お尻を庇ってるゴーリさんが居たとかは どうでも良い話し?




