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平和な世界に勇者召喚  作者: 和威
50/107

これが日常……平和です。

祝!50話

読んでくれてる方がいると言うだけで、書き続けられます!

ありがとうございます!(ノ´∀`*)


あ~、また気絶してしまった。

窓から入る日差しが眩しい。

此処は……宿屋のお家だ。

誰が、此処まで運んでくれたんだろう?

ゲルティさんに抱えられてたとこは、覚えてるんだけど

きっと、後始末とかで忙しい筈だし……。

起きようとして、お腹の痛みに呻いた。

「うっ、あ~…………忘れてた。」

恐る恐る、服を捲る。

治療がされていて、白い布が当てられていた。

其れを外す。

両手を広げた位の、ドス黒い痣になっていた。

魔法が使えないか弱い女性に、強化した蹴り?(多分蹴り、見えなかったけど)を入れるとか、信じらんない。

手加減はしてた様だけど、

「ヒール!」

みるみる内に、痣が消えていった。

魔法様々だ。

テーブルに乗せてあった服に着替え、多分、私が起きたら食べれるよう置いてあったサンドイッチを食べた。

身だしなみを整えて、部屋を出た。


食堂のカウンターで丸くなっていたティオが、私に気付いて駆け寄って来た。

「ニャ~、心配したニャ!」

抱き上げると、首元に頭をスリスリと擦り付けてきた。

憂い奴よ。

「心配掛けたね?もう、大丈夫だよ!」

「ニャ~ン」

「もっと、ゆっくり寝ててくれて良かったのに?」

「大丈夫だよ、お母さん。逆に寝過ぎなくらい?」

ギドさんの所でも寝てたからね~。

「……そう、無理しちゃ駄目よ?で、今日はどうするの?ギルド?」

「ううん、今日は…今日こそ?お店の手伝いするよ!」

「良いの?凄く助かるわ!思ってたより、お昼混んじゃって誰か雇うかなって話してたのよ。」

「フフ、お父さんの料理おいしいからね!」

「其れも有るけど、チナツの教えてくれたランチが好評だったの。」

おお~。

ランチはAランチがお肉料理、Bランチがお魚料理になってる日替わりメニューだ。

「其れなら、もう少ししたら落ち着くんじゃないかな?他のお店とかでも真似しやすいし?」

「成る程、其れもそうね!」

私はお店のエプロンを着けると、厨房を覗いた。

「お父さん、何か手伝うけど?」

「ん、ポフ、剥いてくれるか?」

ポフはこの世界のじゃがいもです。一回り大きいけど……。




ランチの時間になると、食堂は直ぐにお客さんで埋まった。

「嬢ちゃん!こっち、注文頼むわ!」

「は~い、伺いま~す。Aセット1つBセット2つお待ちどうさまです!」

「ねぇ、Aセットの肉料理って今日は何だ?」

「フェア鳥のシチューになります。」

「嬢ちゃ~ん」

「はいは~い、ご注文どうぞ~。はい。Bセット2つとホロホロ鳥の唐揚げ2人前ですね?」

…………忙しい。

お母さんから聞いてたけど、予想以上だね。

本気で、人 雇った方が良いかも!

「おお~!今日も満席だな~!って、チナツちゃ~ん!!」

名前を呼ばれ振り返ると、え~と、誰だっけ?

「…………あっ、ゴーリさん?」

リヴェの村で会った3人の冒険者が、入口に立って居た。

「うおぉ、忘れられてた!俺!でも、思い出して貰えたからちょ~嬉しい!」

「…………ゴーリ、うるさい。」

「ゴーリなんて、どうでも良いよ~。チナツ久し振り~!」

「お久し振りです。チャムさん、チャッツさん。泊まってくれてるみたいでありがとうございます!」

「良いのよ~。御飯美味しいから~!お気に入り~!」

「…………姉さん、食い意地張ってる。」

「冒険者は身体が資本~!食べなきゃ~身体が~持~た~な~い~の~!」

「フフ、今、満席ですから、何ならお部屋まで運びますよ?」

「ホントに!!チナツ~大好き~!!」

チャムさんに抱き付かれ、おでこにチュ~~~とされた。

「メニューは何にします?」

「お肉~~~❗」

「…………Aセット3つで、良いよ。」

「おおお、俺は!チナツちゃ」

ゴーリさんが台詞の途中で、宙に浮いた。

いつの間にか、お父さんが後ろに立っていて ゴーリさんの後ろ襟を掴んで持ち上げていた。

上の階に続く階段の前にゴーリさんを投げ飛ばした。

「ぃだっ!」

「ん、息子が言ってた。ゴーリは…………ん、「死ね」?」

「其処まで言ってない、筈!」

「…………息するなとは、言ってた。」

「ん、「死ね」だ。」

「ひでぇ!チナツちゃん 皆が酷いよ!慰めてぇぇ」

「そんな事より~!ご~は~ん~!チナツ!2階の部屋にお願いね~!」

チャムさんは手をブンブン振りながら、転がっていたゴーリさんを踏んで2階へ上がっていった。

チャッツさんが、ゴーリさんを掴んで引き摺って行った。

いや、その先、階段なんだけど…………。


その後、お尻を庇ってるゴーリさんが居たとかは どうでも良い話し?



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