作戦開始
キョウハ、アツ、アツカッタ
(;´д`)(;´д`)(;´д`)
作戦が始まる。
魔法使いによって、敷地全体に防音の結界が張られた。
外に音を漏らさない為の物だ。
表より、第1部隊の12人が入り 中で3人に別れ、しらみ潰しに部屋を検分して行く。
裏からも、第4部隊の12人が入って行く。
其々の入り口には、控えの部隊が待機し 残りの部隊で屋敷の周りを警戒している。
ウィルネストさんからの情報で、1番怪しいとされる地下には主力が入る。
第1部隊からゲルティさんと騎士3人。
第4部隊からセルヴィス叔父様とウィルネストさん、私とミシェル
…………私とミシェルが入るのおかしくない?
あ、補佐官のタイアスさんは外に残った部隊の指揮をとる為、居残りです。
入口に控える騎士に見送られ屋敷の中へ入る。
先頭はウィルネストさん、道案内だ。
その後に、騎士3人、ゲルティさん(私)、ミシェル、セルヴィス叔父様の順で進む。
先行した部隊のおかげで襲われる事はないけど、時折、上の階から罵声や戦闘音、悲鳴が聞こえる。
チラチラと上の階を気にしていたら
「柔な鍛え方はしてねぇ。俺の扱きに耐え、騎士を続けてる奴等だ。心配ねぇ。」
あ、はい。説得力有りますね!
途中で中庭に出た。
中庭の中央に、小さな建物が有り 其処が地下への入口になっていると言う。
「グルルルルゥ」
繁みから、唸り声がすると右に居た騎士へ、獣が飛び掛かった。騎士は避け様、獣の首を切り落とす。
「魔物?」
首を切られた獣が魔石に変わる。
同じ獣が十数頭、私達を囲むように現れた。
「おいおい、魔物が放し飼いに、なってんぞ~?」
ゲルティさんが茶化して言う。
「……俺が来た時は、魔物は居なかった。」
「ちょい、物足りんお出迎えだな。嬢ちゃん、あれはファイアウルフ、火を吐いてくる。溜めてる奴が居たら優先的に殺れば問題ねぇ。」
「はい!」
意気込んで返事をしたけど、戦闘は呆気なく終わった。
囲む狼に対し、前衛4人は一気に散ると一刀で2頭同時に切り捨てて行った。
ウィルネストさんが魔石を拾ってやって来た。
「ほら、やるよ。ランク上げに使え」
「えっ!良いんですか?」
私はウィルネストさんとゲルティさんを交互に見た。
「ん?構わんだろ、そんくらい。」
「じゃあ、頂きます。有り難うございます。」
ウィルネストさんから魔石を貰うと、3人の騎士さん達も魔石をくれた。
皆、良い人ですね!
中庭の建物に警戒しながら入った。
建物の中はシンプルだった。
本棚が2つ、木のテーブルと椅子、机があるくらい。
「何も無いね。」
「何処かに隠し通路か何かがある筈!」
私はゲルティさんから降ろしてもらった。
ゲームとかだと、あれだよね~。
本棚!
怪しい箇所がないかジ~と見る。
「あった!たぶん、これですよ!」
本棚に並べられた本の中で1冊だけ、太さが違う本が有った。
私はその本を押し込んだ!
「カチッ」
何かのスイッチが入った音がなった。
隣の本棚が動き、ドアが現れた。
「チナツ~!良く分かったな!良い子。良い子。」
セルヴィス叔父様に頭を撫で撫でされた!
ちょっ、恥ずかしい!!
「流石です!チナツお嬢様!」
「お~、ホントに有ったな。嬢ちゃん連れてきて良かったぜ!」
役に立てたみたいで、私も嬉しい。
ウィルネストさんがドアをそっと開く。
「…………やっぱり、階段が下に続いてます。」
「くはははは!此処までやってて、下に何も無いってこたないだろうぜ。気ぃ引き締めてくぞ!」
「「「はっ!!」」」
順に1人ずつ降りて行く。
私も降りる、が、私の前をゲルティさんが塞いでいた。
「?どうしたんですか、何か……」
「……嬢ちゃん、上に戻れ。嬢ちゃん達が見て良いもんじゃねぇ。」
その時、騎士達が部屋の中へ進んだ事で隙間が出来、中が見えた。
「…………拷問部屋、ですか…」




