アンディス商会会長宅へ
オハヨ~(´д⊂)‥ザイマス~
私はメイドさんから渡された服に着替えた。
何故、メイドさんがこの服を持っていたのか謎だけど、冒険者ギルドへ行くときに着ていた服だ。
その上に、ギドさんから貰ったライトアーマーを装備し、腰に銀の短剣を2本左右に差した。
「ウィルネストを助けて貰った礼として、貰って欲しいゾナ。なに、神官に頼めば 此れの何倍も取られるゾナ?」
と言っていたので、貰いました。
教会、ぼったくり過ぎ……。
更に、セルヴィス叔父様から王国騎士団の魔法使いのフード付きマントを着るよう言われて、頭からスッポリ被って完成!
ティオには久し振りにリュックに戻って貰い背負う。
何故に戦闘装備に着替えたか?
既に騎士団が動いていたみたい!
元々、ウィルネストさんが潜入していた組織は 騎士団としても潰したくて仕方なかったらしい。
行動は大胆なのに、これと言った証拠は残さない為 潰すまで行けずにいた。
それを、ウィルネストさんが2年の歳月を掛け 内部から集めてくれたお陰で、大々的に騎士団を動かせたらしい。
組織の表向きのお店が「アンディス商会」
お母さんが言っていた、お父さんと仲が悪いと言う冒険者ギルドの前に在った建物のお店です。
そっちには、第3部隊のノストさんが行ってるそうです。
ネチネチと殺られるらしい。
御愁傷様です。
セルヴィス叔父様に連れられて来たのが、アンディス商会の会長宅。
第1第4部隊で包囲済みです。
私、馬に乗れるって言ったのに 何故かメイドさんが操る馬に乗ってます。
其れに、私は着替えたのにメイドさんはメイドのまま!
おかしくない?
「フフッ メイドの戦闘服は当然メイド服ですわ。チナツお嬢様!」
と、戦える事をアピールしつつ、言い切った!
会長宅の門前には第1部隊隊長のゲルティさんと第4部隊補佐のタイアスさんがいた。
「ゲルティさん、タイアスさんお疲れ様です。」
「おう!嬢ちゃんも昨日の今日で大変だな!」
「直ぐに、お会いできて嬉しいですよ。」
ゲルティさんが言いながら、腕を出してきたのでされるがままにしてたら、ゲルティさんの左肩に乗せられた。
周りの騎士達が驚いている。
私も驚いた。まさか、肩に乗せられるなんて思わない。
「……ゲルティ、チナツを降ろしてください。それじゃ、目立ちすぎです!」
「なに言いやがる?俺の傍が1番安全だろう!嬢ちゃんだって、狙い撃ちしまくりだぜ!」
「なら、私が抱いていきますよ!」
「はぁ~?セルヴィスが戦えんだろう。この中で、嬢ちゃん抱えて戦えんのは俺だけだ。悔しかったら、でかくなるんだなぁ!」
「ぐっ、この歳では…………!!」
はぁ、仲良いですね。
メイドさんは、いつの間にかゲルティさんの左後ろに控えている。
一緒に来たウィルネストさんは、タイアスさん含む王国騎士の人達に揉みくちゃにされていた。
突撃前なのに、和んでるねぇ。
それだけ、実力に自信有りって事なんだろうなぁ。
「…………ゲルティさん、あの、」
「おぅ?どうした嬢ちゃん。」
「まだ、作戦始まりません?時間有ります?」
「少しぐらいなら良いぞ。」
「……有り難うございます。あの、」
「ミシェルですわ。チナツお嬢様。ミシェルと御呼びください。どうぞ、お好きな物を御取りくださいませ。」
今まで何処に持っていたのか、両手でバスケットを持ち上げ中が良く見えるようにしてくれる。
ハムサンドを1つ手に取り口に運ぶ。
「ん、美味しい。有り難うミシェル。」
「ウフフ、何でも、申し付け下さいませ!」
「何だ?飯食ってないのか?嬢ちゃん。」
「あ、はい。お昼から食べてなくて、すみません。行儀悪くて」
「あ~、構わねぇよ。好きなだけ食いな。おい!セルヴィス!!」
他の騎士に指示を出していたセルヴィス叔父様を呼び戻す。
私は2つ目のサンドイッチに手を出そうとして、ミシェルから紅茶を勧められ受けとる。
ほんとに何処から?
「大きな声を出さなくても聞こえる。」
「てめぇ!嬢ちゃんに飯食わせてないたぁどういうこった!ああ!」
「…………な!?」
肩の上でサンドイッチをモグモグしている私を見てセルヴィス叔父様が驚いている。
「ゲルティさん、セルヴィス叔父様とは夕方に会ったの。私がお昼から食べてない事は知らなかった筈だから、あの、怒らないで、下さい…。」
「はぁ~、だとよ!助かったなセルヴィス。」
「チナツ~そう言う事はちゃんと言って!」
「あ、はい。……ご免なさい。」




