ウィルネスト・ディッツ
♪妄想だけが暴走!
♪文章にするのは無理そう!
♪妄想だけにもう!無理そう!
♪チェケラ!!щ(゜▽゜щ)
………………………バカマルダシ(´д⊂)‥
メイドさんが、全員に紅茶を淹れてくれた。
「ふぅ、美味しいです。」
「フフ、有り難うございます。」
「コホン、じゃあ話をしようじゃないか?先ずは、ゼフって名前だけどね、此れは只の偽名だよ。本名はウィルネスト・ディッツ。元、王国騎士団第4部隊所属のまぁ、私の元部下だ。」
「……何で、元部下が騎士服着てるんですか?」
「着てた服がボロボロだったのと、この後 第4部隊の所に連れてくからだね。」
「…連れてくって、事情聴取とかですか?」
「まぁ、話を聞くのも有るが……取り敢えず、話を戻すよ?2年半位前になるかな?ウィルネストの実家が放火で全焼して、両親は死亡 妹さんは行方不明。犯人は一応捕まったけど身代わりだったようでね。事件は闇の中。それでウィルネストは勝手に騎士団辞めて、犯人を追いながら妹さんを探してたんだよ。」
両親の仇討ちと言う事?
犯人の目的は妹さん?
「潜入捜査してたって事ですか?妹さんは?」
「……妹のアンリは、オッドアイだった。それだけで狙われた!……俺は奴等に信用されるために何でもやって来た。…盗みも人拐いも、殺しも!…………なのに!」
ウィルネストさんが拳を握り締め、顔を背けた。
掛ける言葉が見つけられず、セルヴィス叔父様を見た。
「潜入捜査とは、そう言うものだろう。信用させて懐に潜れなければ意味はない。」
「分かってますよ!だから俺は、…俺は罪のない子供も殺した!女子供を拐って来た。売られると分かってて!」
テーブルを叩き立ち上がる。
「……貴方は、冷静に言うが!俺が最後に言われた仕事は、其処の嬢ちゃんを拐う事だ!貴方は!身内が拐われても冷静でいられるのか!?仕事だと、割り切れるのか!」
セルヴィス叔父様は一瞬だけ、私を見て 眉間に皺を寄せ眼を閉じた。
「それが、私の仕事だ。」
直に言われると、胸に刺さるものがあった。
仕方無い。とも思う。
クロイツ家は良くしてくれてる。可愛がってくれる。
セルヴィス叔父様は きっと私じゃなくても同じ事を言ったと思う。
なのに、「家族」と「他人」の言葉がぐるぐる回る。
………………気持ち悪い。
「俺のは仕事じゃ無い……。只の私怨だ。」
「戻れば良い。騎士団に。気付いてないとでも思ってるのか?奴等の使うアジトや拐われた人達の移動ルート、報せてきてたのはお前だろう?確かに、殺しもやってきただろう、だが お前に救われた人達も多い。」
「例え仕事だったとしても!俺には割り切れない!俺には何も残っちゃいない!……奴等を全員殺せば、償いになるのか?ならないだろう!殺したのは俺だ!奴等を皆殺しにして俺が死ねばい」
パアアアアアアン!!
気付けば、私は立ち上がってウィルネストさんを叩いていた。
右手を見ると、赤くなってジンジンと痛い。
ウィルネストさんは左頬を押さえて、呆然と私を見ている。
「私に、感謝しているって言ったのは、仇を討った後に死ねるって意味だったんですか!?」
「っ!!」
「そうだと知っていたら!私は治療なんてしなかった!何も無いって言ったけど、少なくとも私は生きて欲しいから治療したし、ギドさんは全力で走った。第4部隊の人達だって、生きてると知って安心した筈よ!その思いじゃ、足りないの!?」
ウィルネストさんは、ギドさんを見て、騎士2人を見た。
強く頷かれ、泣きそうな顔になり俯く。
「……それでも、俺には、そうするしか、」
「誰の言葉か忘れちゃったけど、『償う為に死を選ぶのは只の現実逃避』だって、「償う」って言いながら本当は罪の意識から逃げたいだけだって。」
「!!」
「違うって言えますか?罪は生きて償うべきです!」




