平和ですか?
この、前書きと書いてないけど後書き部分って、20000文字入るみたい。
多くね?
私の本文2000文字未満〜。
え?少ない?ソーデスネ。
まぁ、そのうち長く書くかも!かも?
私は今、ルークさんの乗る馬に乗せられている。
ルークさんは、右手で手綱を握り、左手で私の腰を支えてくれている。
馬に揺られながら、ルークさんがこの国について簡単に教えてくれた。
此処は、アルヒレスタ王国と呼ばれていて、人間の王が治める国の中では大きい方で、私が召喚された塔は今は使われていない。王城の裏に拡がっているルルべの森の中心に建っている。
ルルべの森は王家の私有地で、基本的には一般人は立ち入り禁止なのだそうだ。
今在る騎士団は3つ。
黒鷹騎士団・青鷹騎士団・赤鷹騎士団で、トップに王・第1王子・第2王子が立つ。
王も王子も忙しい為、基本的には副団長が騎士団の指揮を取る。それとは別に王国騎士団が存在し、その下に王国兵士団がくるらしい。
「じゃあ、ルークさん 忙しいんじゃないですか?副団長って言ってましたよね。」
塔に乗り込んだ他の騎士達を先に帰し、ルークさんは私を乗せてパッカパッカとゆっくり森を進んでいた。
「あ〜、いいのいいの。今日は殿下が本部に詰めてくれてるからさ、それに 俺には、チナツちゃんを本部に送り届けるって言う大義名分が有るから、あんな野郎ばっかの所に急いで帰るなんてないない。」
まぁ、実質トップの人が良いと言ってるのだから良いのだろう。怒られたとしても、私の知ったこっちゃないしね。
「ん、そろそろ森を抜けるね。じゃあ、チナツちゃん。このマント着てくれるかな。」
馬を止め 差し出されたのは青いマント。
「目立たないに越したことはないからね。」
城の敷地内に入ったらしい。
らしいと言うのは、見えないから。
顔を見られないよう 出来るだけ下を向いてるよう言われて、ずっと馬のたてがみを見ていた。
正直、つまらない。お城見たい。凄く見たい。
ちょっとだけ と顔を上げようとしたら、注意されてしまった。
「本部からも見えるし、もしかしたら チナツちゃんならお城の中に入れるようになるかもよ。勇者様だしね。」
城に入る=面倒事に捲き込まれる。
めんどくさいとしか思えない。
とは言え、なんか 勇者って言葉がオマケ扱いだよね。
平和なのかな?じゃあ、そんな平和な世界に召喚された勇者の扱いってどうなる?勇者=武力じゃない?他国からしたら、武力強化に見える?
戦争準備?あれ……なんかヤバそう?私、マントで隠されてるし 召喚した人達全員捕まっちゃったし、勇者召喚知ってるの第1王子の息の掛かった騎士団員だけ……すぐ後ろには騎士団トップ。あはは…詰んでる。
詰んでるよね、コレェェェ!!!
ハァ〜。
あっ 蝶々。
ちょっと大きいクロアゲハだぁ 綺麗だねぇ〜
あはは…うふふ…黒って…ふ・き・つ!
なんて、現実逃避してる間についてしまいました。
馬から降ろされ 建物の中へ
第1王子が良い人でありますようにと祈りながら、先を行くルークさんを追った。