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平和な世界に勇者召喚  作者: 和威
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平和な私……。

ムシアツイ!!Σ(´□`;)

目が覚めると、知らないベッドで寝ていた。

え~と、

…………思い出した。

魔力枯渇で倒れたんだ。

それで…………うわぁ。

アルに運ばれた?しかもお姫様抱っこで……。

うあああああああああ!

ベッドの上で、ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ。

「うん。抱っこは最初だけで、お父さんにパスしたかもだし!」

しかも、ネグリジェに着替えてる。

「お母さん!お母さんかメイドさん!」

も~、考えるの止めよう。

「んニャ~、ご主人起きたニャ?」

ティオの声がした。

探すと、テトテト歩いてきて ベッドに飛び乗ってきた。

「あ~、ティオ~。ちょっともふらせて~。」

「仕方ニャいニャ~。」

モフモフモフモフモフモフモフモフ……。

あ、結局 昨日は夜何も食べてないんじゃない?

気付くといっきにお腹が空いてくる。

着替えて、何か貰おう。

そう思った時、メイドさんが丁度朝御飯を持って入ってきた。





メイドさんに聞いたら、もぅお昼に近い時間帯らしい。

両親は明日、宿屋の開店準備の為にもぅ家に帰ったらしい。

「ゆっくり身体を休めてから、帰っておいで。」

が、伝言です。と教えてくれた。

アルとルークさんの伝言も似たような物だった。

王国騎士団の隊長さん達も、伝言……と言うより手紙を書いてくれていた。

ゲルティ隊長は、倒れた時は焦ったとか、楽しかった、遊びに来い

(遊びに行ったら、また戦わされそうで嫌だな。)

ノスト隊長は……何故か補佐官に対する愚痴が綴られていた。ゲルティが本気にならなくて良かった。私とも1度戦いましょう。(ドSっぽいからパス!)

タイアス補佐官は……隊長達の武勇伝、と言うかばか騒ぎの事が書かれてた。セルヴィス隊長が喜ぶので、是非1度遊びに来てほしい。

(いや、遊びに行ったのバレたら訓練所行きでしょ?)

セルヴィス叔父様……ゲルティとあれだけ戦えたのは凄いぞ、今度は領地の方にも来てほしい。

(領地かぁ、確か モーヴィス地方だったかな?どこら辺なんだろ?いつか、行けたら良いな。)

隊長達の手紙を、ティオに仕舞ってもらい 家に帰る事を告げ、お世話になった礼をして伯爵邸を後にした。

最初、歩いて帰るつもりだったんだけど ピンクのワンピース姿が何となく恥ずかしかったので、馬車で送って貰いました。





■王都の裏路地

1人の男が、如何にも柄の悪い数人の男達に囲まれていた。

囲まれている男の姿は酷い物で、衣服はボロボロで至る所から血を流し、何度も地面を転がったのか血と土で汚れていた。

「おら、さっさと吐いちまえよ?誰の差し金だ?」

「何が目的だ?言えば楽になれるぜ?おまえだって良く、知ってるだろ?一緒にやって来たんだからよ?」

「なぁ~ゼフ?何時から裏切ってた?」

「…………話す事、は、ねぇな…」

ボロボロのゼフと呼ばれた男は、ゼェゼェと荒い息を吐きながらも、逃げる道を模索していた。

今 死ねば、今までの事が全部無駄になる。

目的の為と自分に言い聞かせ、悪人から罪のない人までを……!

前方から人の笑い声が聞こえた。

囲んでいた男達の気が一瞬逸れる。

ゼフは一気に駆け出した。

男達に背を向け、一心不乱に、全力で、





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