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平和な世界に勇者召喚  作者: 和威
36/107

チナツVSゲルティ隊長

ネタ考え中…………

………………………

………………………

………………………o(__*)Zzz

普段着に着替えて戻る。

マントは付けず、皮手袋を着けてきた。

素手よりは良いかなって、

会場は既に準備万端。

殆どの家具が片付けられていて、クロイツ家の面々は最初に挨拶した高くなっている場所に、ソファーを置き寛いでる。

凄く、放任って感じ!

嫌いじゃないけど、寂しいよ!

他の騎士さん達は壁に寄って立っている。

私に気付いて、アルとルークさん、マルロウ殿下が走って来た。

「チナツ、気付くのが遅くなって申し訳ない。」

「ちゃんと時と場所を用意してからって、話だったから油断してた!ほんと、悪ぃ!」

決定事項だったんですね!戦うの!

「頼って下さいと言って、この体たらく。止められるだけの力が無くてご免なさい!」

ちょっと、しょんぼりしてるマルロウ殿下の姿に癒されました。

「……いえ、あのゲルティさんは止められない気がします。其れに、家族に戦えるって事見せとけって言われて、納得してしまいましたし、……まぁ、頑張ります?」

「おぅ!嬢ちゃん!準備出来たなら、こっちこいやぁ!」

ゲルティさんが大きな声で言う。

「あはは、……逝ってきます。」





会場の中央に立つ。

ゲルティさんとは、少し距離を取る。

「素手での格闘戦だが、魔法は使って良いぞぉ。」

「手加減して下さいね?」

「分かってるさ!いつも、騎士共を死なん程度に止めてっからな、任せとけ!」

其れって、半殺しって言いません?

第1騎士団の人達、毎日半殺しって辛すぎる!

「じゃ、はじめて良いかな?チナツ嬢?」

ノストさんが進み出てきて言った。

「フフ、一応、審判?ゲルティが本気になっちゃった時の止め役的な?身体を張る気はないけどね?」

其処は全力で止めましょうよ!?

いや、本気になる前に終わるって事かな?

ムムム!そう、考えると本気にさせたくなる。

あれ、思ったより私負けず嫌い?

「両者構えて…………始め!」




合図と同時に、魔力を流し身体を強化する。

ゲルティさんが前屈みになる。

来る!

そう思った瞬間には、ゲルティさんは目の前に居た。

速すぎる!

ニヤリと笑い、ゲルティさんの大きな右拳が私の鳩尾みぞおちを襲う。

反射的に後ろに跳ぶが、完全には交わせず吹き飛ばされた。

「けほっ、此れで、手加減してるとか、人、やめてないですか?」

お腹を押さえながら聞いてみる。

「今のスピードで良さそうだな。後な、演技なのは分かってっからな?其処まで、ダメージはいってない筈だ。」

「ぶぅ!」

頬を膨らませて、ぶぅたれてみた。

「そんな顔しても、止めねぇ。」

「ちっ!」

「今度は嬢ちゃんから来な!」

私は、目に魔力を多目に流し魔法を唱える。

「クイック!」

さっきのゲルティさんより速く、瞬時に距離を詰めると飛び上がり 右上段蹴りを顔 目掛けて放つ。

「ふゅ~」

私の速さに口笛吹く余裕有り。

ム・カ・ツ・ク~

私の右足を取りに来た為、寸前で止め 右足を降ろす勢いを利用し身体を捻って、左足で顔面に蹴りをいれた。

ガードされたけれど、ゲルティさんは数歩後ろによろけながら下がった。

「結構、痛ぇじゃないか?器用だな嬢ちゃん。」

「……完璧にガードされましたけどね!因みにお聞きしますが、結界って防御系ですよね?」

「修復機能付きだぞ~。」

「じゃあ、攻撃魔法使っても大丈夫ですね?」

「……ふん、何してくっか全く予想できんが、楽しませてくれるんなら構わんぜ。好きにやんな!」

ニヤリとゲルティさんが笑う。

私も笑う。

ゲルティさんが強すぎて、楽しくなってきた。





審判なのに騎士達の所まで下がっているノスト。

「いや~,予想以上だな~。フフフ、見てて面白い。な~セルヴィス?」

「何処がだ?最初の吹き飛んだ所から、心配で仕方無い!あ~、チナツ!あんまり無茶しなくて良いんだよ~。」

「…………タイアス君はどう?」

「チナツ様の戦い方を見て、ゲルティさんが熱くならないかが心配です。」

「…………タイアス君、止めてくれる?」

「ノストさんの役目ですので、遠慮させて頂きます。」

「遠慮とかする仲じゃないと思ってたけど~?」

「遠慮無く辞退させて頂きます。」

「…………。」

後ろに立つ騎士達をにこやかに振り返る。

一斉に首を横に振る騎士一同。

会場に視線を戻す。

お互いに笑い会うゲルティとチナツが目に入る。

深い。

とても深い諦めの溜め息を吐いた。

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