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平和な世界に勇者召喚  作者: 和威
31/107

カロリンメイト

(V)(▽A▽)(V)チャキチャキ!

モンスターガアラワレタ!

モンスターノコウゲキ!

モンスターワナカマヲヨンダ!

(V)(▽A▽)(V)(V)(▽A▽)(V)チャキチャキ!

モンスターBノコウゲキ!

モンスターBワナカマヲヨンダ!

(V)(▽A▽)(V)(V)(▽A▽)(V)(V)(▽A▽)(V)

モンスターCノコウゲキ!………∞


セトお祖父様とセルヴィス叔父様は、少し話した後仕事だからと登城していった。

セルヴィス叔父様は、王国騎士なんだって!

黒鷹・青鷹・赤鷹騎士団がそれぞれの王族に忠誠を誓ってて、王国騎士団は国に忠誠を誓ってるんだとか。

その下に王国兵士団が在るんだって、セルヴィス叔父様が教えてくれた。


その後は、皆でお茶会のようになって 私の居た世界についていろいろと質問された。

学校が義務化されている事に、セヴァルお祖父様が食い付いてきたり、ショッピングモールや温泉施設等には 奥様方が食い付き、話に入ってこれない子供達には、動物園や遊園地の話をしてあげた。其処にもセヴァルお祖父様が食い付いてきたけど……。


話していると直ぐに時間は過ぎて、午後は子供達と遊ぶことになった。

と言っても、この世界の遊びなんて知らないので「かくれんぼ」を提案した。

……知ってる人がいなかったので、説明すると

「もう少し、人数が居た方が楽しそうだな。」

と言って、セヴァルお祖父様が 伯爵家で見習いとして働いている10代前半の子供を連れてきた。

全部で子供が7人になった。

場所は中庭を使わせてもらえた。敷地が区切られているので丁度良い。

「じゃあ、私が鬼をやるから 皆は見つからないように隠れてね!あっ、最後まで隠れきった子には 珍しい食べ物をあげるわね?」

「食べ物」に子供達の目の色が変わる。

「わ!私も参加しようか……」

「大人は駄目ですよ。」

側に居たセヴァルお祖父様も「食べ物」に釣られ、参加を希望してきたけど、即却下だ。

珍しい=異世界だと気付いたみたい。

後でこっそりあげますから、予想以上に落ち込まないでほしい。座り込んで「の」の字とか、書かないで!


「かくれんぼ」が始まり、一斉に子供達が走って散っていく。居なくなったのを確認してから私は、セヴァルお祖父様にカロリンメイト(チーズ味)をそっと差し出した。

「お口に合うかは分かりませんけど……。」

「い、良いのかい?」

「はい。貰って下さい。子供達の分はちゃんと有りますから!」

「おお~!有り難う!」

立ち上がると、セヴァルお祖父様は奥様方の居る方へ走って行ってしまった。

さて、私は子供達を探しましょうか!


結果発表!

最後まで隠れきったのは、セインでした!

最初に見つかったのは、ルルでした!隠れてるのに、喋ってましたよ。この子。

「食べ物ってお菓子かなぁ?」とか「甘いかなぁ」とかね。

因みに、「ロッテちゃん」て呼んだら「ロッテなの!」て、怒られたので皆呼び捨てです。

私は、前もって出しておいたカロリンメイトを開ける。

全部で8本。

セイン、ロッテ、ルルに、セヴァルお祖父様が連れてきた中で、いちばん若い子にチョコ味を、残りの子にプレーン味を配った。最後に残りのプレーン味もセインに渡す。

「僕は2本?」

「うん。勝者だからね?」

「有り難うございます!あ、あの、でも、」

もじもじしながらセインは、私にプレーン味を返してきた。

「此れは、チナツ姉様が食べてください。だって、此れで全部何でしょ?」

私は、数回瞬きをするとセインに抱きついた。

「!?、チナツ姉様!」

「セインはとても良い子ね!有り難う。その心遣いがとっても嬉しい!」

すると、おずおずとセインは私の背中に手を回して、抱き返して来た。

「…僕は、姉様が出来て、とても嬉しい、です。」

と、小さい声で言ってくれた。

「うん、私も家族が沢山出来て とても嬉しいよ。」

と返した。

私は、セインを解放すると立ち上がり

「じゃあ、皆で1本ずつ食べましょうか?」

「「「「「はい!」」」」」

「はい、なの」

「モグモグモグモグ」

若干1名、既に食べてました。




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