クロイツ伯爵家へ
チャーシューメン!(ノ´∀`*)
ギョーザ!(*´ω`*)
チャーハン!(*´∀`)
ミズ!
私の防具一式が出来るまで、3日掛かるらしい。
何をするか悩んでいたら、お父さんの実家に行く事になってしまった。
伯爵家ですよね?
敷居が高い!
宿屋が開店したら忙しくなるからだそうだけど、私の顔見せも理由の1つだよね?
まぁ、セトお祖父様にも行くって言っちゃってるから 行くけどね~。
お母さんに言われて買ったワンピース。
ちょっとお高かったんだけど、実家用だったのね。
白地に淡いピンクと濃いピンクのレースが、かなり使われている。腰のリボンは膝下まである。
着替えて居間に行くと、準備を終えた両親が居た。
「いや~ん!チナツ 可愛い!お人形さんみたいよ!」
「ん、可愛い。」
お褒めの言葉を頂いた。
自分的には、ピンクはどうなの?て、感じなんだけどね~。
「こっち来て座って!髪!弄らせて~!」
素直に椅子に座る。
お母さんがルンルン気分で髪を弄ってる間に、テーブルの上に置かれた化粧道具の中から、ピンクのリボンを取り出した。
ティオの首に結ぶ。
「此れで、ティオもピンク!お揃いだよ!」
「ニャ~?黒が良いニャ!」
「却下です。」
「ニャ~。」
「あら、ピンクのリボン使っちゃったのね?」
「うちは、黒が良いのニャ!」
「白でも大丈夫よ?」
「ニャ~。」
お母さんは、私の髪を2つに分けて 編み込み、首の上で纏め白いリボンを結んだ。
「ティオちゃん、今日は頭の上に乗るのは禁止よ~。」
「ウニャ~。」
項垂れるティオを抱き上げて、迎えの馬車(そう!伯爵家から来てるんです!迎えの馬車が!)に乗り込んだ。
伯爵家が在るのは当然、貴族街。
王城を囲む高い城壁、その城壁をさらに囲むように貴族の邸宅が建ち並ぶ。
1軒1軒が広くて大きい。
まぁ、他の貴族を呼んでパーティーとかやるんだろうから 広くなるのは仕方無いのかな?見栄とかも有るだろうしね。
伯爵家は王城からそんなに離れていない場所に建っている。
門の両側に立つ門兵が、門扉を開く。
馬車は停まることなく伯爵家の敷地内を半円を描くように走り、屋敷の正面にピタリと停まった。
馬車の扉が開かれる。
お父さんが最初に降りると、自然な動作でお母さんをエスコートして馬車から降ろした。
おお~、と感心してるとお父さんと目があった。
あ、私もですね?
急いでティオを抱き直して、お父さんの手をとった。
馭者を務めていた紳士服の男性が、屋敷の扉を押し開くと端に寄り頭を下げた。合わせて、扉の内側に居た執事さんやメイドさん達も一斉に頭を下げた。
正直、ビビってます!
「お帰りなさいませ。ゼナス様。ユウナ様。チナツお嬢様。」
1番年配の執事さんが前に進み出て言った。
「ん、久しぶりだな。クトゥース 変わりないか?」
「はい。皆、変わりなく。御領主様、皆様がお待ちです。ご案内させて頂きます。」
「ん。」
クトゥースさんの後に両親が続き、その後を私がついていく。
その間、メイドさん達は頭を下げたままだった。
あ、いや、途中でティオが珍しく「ニャ~」と鳴いてスリスリと甘えてきた。
定位置じゃないし、知らない大きなお屋敷だし、人に囲まれてるしで、流石にティオも不安なのかな?と思って、
「フフ、大丈夫よ、ティオ。みんな良い人ばかりだからね?」
と言って、笑ってティオの頭に軽くチュッとした。
すると、ティオの鳴き声で顔を上げてしまったメイドさん数人が倒れた!
ええ!?と思って、見渡したら うち1人は鼻を押さえて蹲っていた。
何此処!?お兄ちゃん臭がする!!怖い!!




