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平和な世界に勇者召喚  作者: 和威
27/107

チナツvsおじさん

おいかけっこ

(⌒‐⌒)))……|。◎)ジ~

(⌒‐⌒;)))………|(◎ц◎)ジ~

( ̄ロ ̄lll)))))…Ψ(◎ц◎)Ψ)))|

(´□`;))))……Ψ(◎∇◎)Ψ)))

(((Ψ(◎Щ◎)Ψ……(((((;つД`)イヤ~

おじさんが左下から斜めに大剣を切り上げる。

私は、バックステップで距離をとると「ファイアボール」を5個出し、飛ばす。

大剣で全て防がれる。

「土以外に火も使うか……レア度が上がるな!」

おじさんは言いながら大剣を降り下ろす。

ドゴン!!

道路に亀裂が走り、細かい石粒が跳ねた。

「嘘~~!?」

どんだけ怪力なんだよ!って思ってたら距離を詰められてしまった。

おじさんが至近距離で大剣を振り下ろす。

咄嗟に、腕を頭の上で交差させ「マジックシールド!」と唱えた。

半透明の盾が大剣を防ぐ。

両腕にズシッとした重みが掛かる。

おじさんは力に物を言わせ大剣を振り抜くと、私は、後方へ吹き飛ばされた。

地面に叩きつけられる前に、何とか体勢を変え足から着地する。

顔を上げると、10本近い火の矢がおじさんに向かって飛んでいった。

「?」

振り返ると、なんとルークさんが数名の騎士を連れて走ってきた。

「大丈夫か!?チナツちゃん!」

「へっ?あ、はい」

私は、おじさんの方を見た。

が、おじさんの姿は何処にも無かった。

3人の騎士が私の横を そのまま走っていった。

きっと、おじさんを追っていったんだろうと思う。

「チナツちゃん、この2人は?」

「さっきのおじさんの仲間です。襲ってきたので、眠ってもらいました。」

「…………連れて行け!」

残っていた騎士にルークさんが命じる。

連れていかれる男達を見て、安堵の溜め息が溢れた。

「で、どうしてルークさんが此処に?」

「トヴィアから報告を聞いて、街に出てたんだよ。そしたら、広場で屋台のおっちゃんに掴まれて、「黒髪の嬢ちゃんの後を、付けてく野郎がいたんだ!」って騒いでね?」

「サンドイッチのおじさんかな?後で、お礼言っときます。」

「ああ、そうしてくれ。おっちゃんも安心するだろうしね。で、チナツちゃんは、こんなとこで何してたのかな?」

ルークさんはニッコリ微笑んでいる。が、

空気が冷たい気がする。

「……紹介された鍛冶屋さんを訪ねるところです。」

正当な理由です!

無意味にこんな路地に来たんじゃ無い!

私は、ワ ル ク ナ イよね?

そんな意味を込めて、ルークさんを見つめてみた。

「ニャ~。」

ティオが寄ってきたので、抱き上げる。

直ぐに肩を登って定位置についた。

「はぁ~、次からは1人で来ないように!」

「うちも、いるニャ!」

「戦える奴じゃないと、意味がない。言ってくれればトヴィアを貸し出すからさ!24時間365日!」

お兄ちゃんが無職の危機!?

「俺が付いてられたら良いんだけど、」

「も~、ルークさんが忙しいのは、知ってますから 気持ちだけで充分ですよ?助けに来てくれて嬉しかったですし、ね!」

「ニャ~!」

「じゃ~鍛冶屋まで送ってくよ。この道って事は「ドワーフの鍛冶屋」なんだろ?」

「はい。ありがとうございます!」





其処から5分程歩くと「ドワーフの鍛冶屋」の看板が見えた。

2階建てで、家の後ろの方から大きな煙突が突き出しているのが、印象的だった。

「此処までで良いですよ?」

「ああ、トヴィアを寄越すから 用事が済んでも店の中に居るように、ね?」

「フフフ、心配し過ぎですよ!でも、ちゃんとお兄ちゃん待ってますから!」

「うちも、待つニャ!」

「……もっと、こぅ、「ルークさんと離れるの寂しいわ!」とか「お迎えはルークさんが良い!」「今度は、いつ会えるの!」……て、普通言うとこじゃないかな?」

「サビシイワ、イツ、アエルノ?」

「サビシイニャ?」

「…………こんな扱い、俺初めて!」






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