チナツvsおじさん
おいかけっこ
(⌒‐⌒)))……|。◎)ジ~
(⌒‐⌒;)))………|(◎ц◎)ジ~
( ̄ロ ̄lll)))))…Ψ(◎ц◎)Ψ)))|
(´□`;))))……Ψ(◎∇◎)Ψ)))
(((Ψ(◎Щ◎)Ψ……(((((;つД`)イヤ~
おじさんが左下から斜めに大剣を切り上げる。
私は、バックステップで距離をとると「ファイアボール」を5個出し、飛ばす。
大剣で全て防がれる。
「土以外に火も使うか……レア度が上がるな!」
おじさんは言いながら大剣を降り下ろす。
ドゴン!!
道路に亀裂が走り、細かい石粒が跳ねた。
「嘘~~!?」
どんだけ怪力なんだよ!って思ってたら距離を詰められてしまった。
おじさんが至近距離で大剣を振り下ろす。
咄嗟に、腕を頭の上で交差させ「マジックシールド!」と唱えた。
半透明の盾が大剣を防ぐ。
両腕にズシッとした重みが掛かる。
おじさんは力に物を言わせ大剣を振り抜くと、私は、後方へ吹き飛ばされた。
地面に叩きつけられる前に、何とか体勢を変え足から着地する。
顔を上げると、10本近い火の矢がおじさんに向かって飛んでいった。
「?」
振り返ると、なんとルークさんが数名の騎士を連れて走ってきた。
「大丈夫か!?チナツちゃん!」
「へっ?あ、はい」
私は、おじさんの方を見た。
が、おじさんの姿は何処にも無かった。
3人の騎士が私の横を そのまま走っていった。
きっと、おじさんを追っていったんだろうと思う。
「チナツちゃん、この2人は?」
「さっきのおじさんの仲間です。襲ってきたので、眠ってもらいました。」
「…………連れて行け!」
残っていた騎士にルークさんが命じる。
連れていかれる男達を見て、安堵の溜め息が溢れた。
「で、どうしてルークさんが此処に?」
「トヴィアから報告を聞いて、街に出てたんだよ。そしたら、広場で屋台のおっちゃんに掴まれて、「黒髪の嬢ちゃんの後を、付けてく野郎がいたんだ!」って騒いでね?」
「サンドイッチのおじさんかな?後で、お礼言っときます。」
「ああ、そうしてくれ。おっちゃんも安心するだろうしね。で、チナツちゃんは、こんなとこで何してたのかな?」
ルークさんはニッコリ微笑んでいる。が、
空気が冷たい気がする。
「……紹介された鍛冶屋さんを訪ねるところです。」
正当な理由です!
無意味にこんな路地に来たんじゃ無い!
私は、ワ ル ク ナ イよね?
そんな意味を込めて、ルークさんを見つめてみた。
「ニャ~。」
ティオが寄ってきたので、抱き上げる。
直ぐに肩を登って定位置についた。
「はぁ~、次からは1人で来ないように!」
「うちも、いるニャ!」
「戦える奴じゃないと、意味がない。言ってくれればトヴィアを貸し出すからさ!24時間365日!」
お兄ちゃんが無職の危機!?
「俺が付いてられたら良いんだけど、」
「も~、ルークさんが忙しいのは、知ってますから 気持ちだけで充分ですよ?助けに来てくれて嬉しかったですし、ね!」
「ニャ~!」
「じゃ~鍛冶屋まで送ってくよ。この道って事は「ドワーフの鍛冶屋」なんだろ?」
「はい。ありがとうございます!」
其処から5分程歩くと「ドワーフの鍛冶屋」の看板が見えた。
2階建てで、家の後ろの方から大きな煙突が突き出しているのが、印象的だった。
「此処までで良いですよ?」
「ああ、トヴィアを寄越すから 用事が済んでも店の中に居るように、ね?」
「フフフ、心配し過ぎですよ!でも、ちゃんとお兄ちゃん待ってますから!」
「うちも、待つニャ!」
「……もっと、こぅ、「ルークさんと離れるの寂しいわ!」とか「お迎えはルークさんが良い!」「今度は、いつ会えるの!」……て、普通言うとこじゃないかな?」
「サビシイワ、イツ、アエルノ?」
「サビシイニャ?」
「…………こんな扱い、俺初めて!」




