家族入り
アツイ(;´д`)
チャーシュー チャーシューハ
ドコ?
建物の中に、トヴィアお兄ちゃんに手を引かれて入った。
ティオは、また 私の頭の上に登っている。
もぅ、定位置でいいよね。
丸テーブルに4~5脚の椅子が、複数置かれた奥に カウンターがあった。入ってきた私達に気付き、カウンターに座っていた男女が立ち上がった。
私の手を引いて、トヴィアお兄ちゃんは2人の側へ向かった。
「チナツ。紹介するよ!父のゼナス・クロイツと母のユウナ・クロイツ!」
2人と向かい合う。
ゼナスは、とても大きな人で 髪は全部剃っていて 瞳は茶色、キリッとつり上がった眉で、怖そうなイメージを受けた。
ユウナは、ほっそりとした身体に豊満な胸、聞いていた通り黒髪に見えた。瞳は濃い青。
誰もが振り替えって2度見しそうなナイスバディな美女だった。
この人達が、この世界での私の両親……。
「あ、あの、…チナツ・タカツキです。お世話になります!よろしくお願いします!」
ガバッと私は、勢い良くお辞儀した。
トヴィアお兄ちゃんは、あぁ言っていたけど、本当に受け入れて貰えるのか不安があった。
ドキドキする。
「ん。よろしく。」
ゼナスお父さんが、手を差し出してくれたので 私は、顔を上げて握手した。
大きな手で、ゴツゴツしていた。
「……ユウナ?」
ユウナお母さんは、ゼナスお父さんの後ろでモジモジしていた。両手で頬を押さえ、チラチラと私の方を見ている。
「……あの、ね?本当に、本!当!に!私の娘になってくれるの?聞いて想像してたより可愛い子なんだけど?会ってみたら、この両親は無いわぁとか、思われてない?大丈夫?」
この人は、何を言ってるのかと 小首を傾げた。
「私の方こそ、お、お母さんが美人過ぎて不安なんですけど、親子に見えますか?無理無いですか?」
トヴィアお兄ちゃんに聞いてみた。
「えっ!全然 大丈夫だけど?」
何、言ってるのこの子って顔で言われた。
ゼナスお父さんを見る。
「ん。出逢った頃のユウナを思い出す。」
太鼓判をもらった。
私は、ユウナお母さんの元へ近付いて改めて挨拶をした。
「チナツ・タカツキです。此れから、よろしくお願いします。……お母さん」
「……‼」
ユウナお母さんの瞳に、みるみるうちに涙が盛り上っていく。
感無量と言った感じで、抱き締められた。
「私の方こそ、よろしくね~」
其れから、部屋に場所を移して話をした。
私とお母さんはベッドに座って…… 私は、ずっとお母さんに抱き締められ 頭を撫でられ続けてる。
お父さんとお兄ちゃんは椅子に向かい合って、座っていた。
お母さんとお兄ちゃんは、私の世界に興味津々で 私は学校の事を中心に話した。
代わりに、私は南国カルーナについて教えてもらった。
国土の半分以上が砂漠で、オアシスを中心に大きくなった国なんだって、魔物なんかも 砂漠に特化してるらしく興味深い。
移動はやっぱり駱駝なんだって!「行ってみたい」と言うと、「観光なら良いけど、住むのは大変」と言われた。
「其もあって、こっちに戻って来たんだけどね」
って、笑って言った。
一通り、会話を楽しんだ後、此れからの予定を聞いた。
「チナツには、ゆっくり休んで貰いたいところなんだけどね、明日の午後には、移動したいんだ。」
「あっ、ごめんなさい。私のせいですよね?遅れてるの。」
「チナツ、また敬語になってる。」
「あうぅ」
「はい!気にしない、気にしない。で、王都で店出すのは 聞いてるよね?出すのは、此処みたいな宿屋!1階が食堂と住居 2階と3階が宿部屋だよ。だから、王都に着いたら 開店準備さ」




