リヴェの村へ
チャーシュー麺食べに行きました!
店、休みだった!
超ショック‼(;つД`)
ガタガタと馬車は進む。
暇だったので、ティオをもふりながら 馭者席に近付いた。
「あの、お兄ちゃん、話しかけても大丈夫?」
「あぁ、何でも話していいよ~。」
顔は正面を向いたまま、トヴィアお兄ちゃんは 気楽に応じてくれた。
「その、私の事 どういう風に聞いてるのかなって」
「ん~、召喚の事 気にしてる?」
「えっ!」
「聞いてるよ。つか、あの塔に俺も居たし~。家族になるなら全部知っとけってさ 副団長が!だから、チナツが異世界から来たことも、その猫ちゃんが喋ることも知ってる。勿論、俺の両親もね!」
驚いた!
てっきり、「盗賊から保護した少女」とかなんとか説明してると勝手に思っていた。
「俺が、産まれたのは王都ルーヴェだけど その後、カルーナに移住したんだ。母さんは、2人目の子を妊娠してたんだけど 流れちゃってね。その時、もう、子供は望めないって医者から言われて落ち込んでたんだ。だから、チナツの話が来た時は 父さんも母さんも飛び付いた。チナツには、申し訳無いけど うちとしてはこの世界に来てくれてありがとう、だ。」
「……そんな、理由が…」
「そそ、そんなだからさ 迷惑だとか思わないでほしいんだ。」
「迷惑だなんて思いませんよ!寧ろ こっちが迷惑をかけてしまうかもで、」
「其れこそ、どんと来い!だろうねぇ。もし、チナツが心配かけた とか、迷惑かけたとか思ったらさ、同じくらい甘えてくれたら良いんだよ。」
「ええぇ!?」
「まぁ、チナツが甘えてこなくても こっちが勝手に甘やかすだろうけどね!」
アハハ、とトヴィアお兄ちゃんは笑う。
「あ~、ほら見えてきた。あれが、リヴェの村だよ。」
2m程の木の柵で囲まれた門に近付くと、武器を持った男性が居た。
「あ~、思ったより遅かったな?」
「悪ぃ。途中で車輪がズレちまってさぁ。」
と、適当な理由をトヴィアお兄ちゃんが告げる。
「そりゃ、ついてなかったな。ゼナスさんとユウナさんが、さっきから見てて面白いくらいそわそわしてたぞ。早く、行ってやれや。」
「あ~そうするよ。」
「あっ待って、お兄ちゃん」
私は、フードをとって 馭者席側の幌から顔を出して男性に挨拶をした。
「あの、初めまして チナツ…クロイツです。よろしくお願いします。」
「あぁ、俺は冒険者のゴーリ・ウノウ。よろしく!…と、俺が言うのもなんだが、リヴェの村へようこそ」
リヴェの村は、中央に井戸があって広場のようになっていて そこを囲むように木製の家々が建ち並んでいた。
中でも大きな3階建ての建物の前で、馬車が停まった。
馬車から降りる。
「ゴーリ、馬車頼んでもいいか?」
「わぁ~てるから、早よ行け。あ、チナツちゃん またね。なんなら明日、俺が村の中案内するぜ!」
「要らん!チナツに近付くな、話すな、息するな。」
「ひでぇ~。」
ボソボソ文句を言いながらも、ゴーリさんは馬車に乗り去っていった。
「此処は、1階が酒場で2階と3階が宿になってる。今日は気を利かせてくれたのか、酒場閉まってるけど 何時もは飲んべえで煩いんだ。父さん達は3階の部屋を借りてる。……じゃ、行こうか!」
「はい!」




