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平和な世界に勇者召喚  作者: 和威
14/107

家族

☆ ☆ ☆ ☆ ☆☆


(ノ´∀`*) ハァ キレイナホシゾラ

ギョーザ タベタイΨ( ̄∇ ̄)Ψ

フンイキ コ ワ ス ナ ヤ ワレ~

(#`皿´)Ξ〇))д◎)グハッ!

待ちに待った夜が来た!

ティオに、制服と耳付きマントを出してもらい着替える。

借りていた洋服を、丁寧に畳みテーブルの上に置き 念のためにベッドシーツを伸ばす。

ドアの近くへ行き、部屋全体を見渡しながら……

「リフレッシュ!」

部屋全体に淡く小さな光が降り注ぐ。

「うん!完璧!」

「んニャ~、うちもピカピカニャ~」

ティオにも、光がかかったようだ。

1度、身体を震わせてから私の肩へ飛び乗った。

「ティオのおかげで、荷物の整理が必要無いから大助かりだよ。ありがとね。」

「当然なのニャ~。此れから、もっと、もっと荷物増やすのニャ~」

因みに、ティオの中の荷物は時間も止まっているらしい。

ティオ曰く、

「ご主人とずっと一緒に居るには~猫の寿命は短いニャ?ニャから、うちの寿命は止まってるみたいニャ。ま~、元々リュックニャからニャ~。ニャから、物の時間も止まっちゃうニャ。」

と、言う事らしい。

手持ちぶさたになってしまった私は、ティオを膝に乗せて絨毯の上に座った。

ティオの頭を優しく撫でる。

「お母さん達、元気にしてるかな~?」

眼を閉じると、はっきりと思い浮かべられる 日本の我が家。

普通の小さな庭付きの一戸建て。

その小さな庭で、お母さんはガーデニングをしてて、

「もう!なんて強情な草なの!」

って文句を言いながら雑草と格闘してて、お父さんとお兄ちゃんがバーベキューの準備をしてる。

お父さんがテーブルを組み立てて お兄ちゃんが炭に火を点けて弄ってる。

「くっそ、この炭 不良品じゃないのか?付き悪ぃ」

文句を言いながら作業するとこは、お母さんにそっくり。

「千夏ちゃ~ん!見て見て~!新しい作品出来たのよ~。」

そう言いながら、庭に駆け込んでくる美穂姉。

大きな猫のぬいぐるみを抱えてる。

「あのゲームのお供猫の抱き枕だよ~。千夏ちゃん、一緒に寝てあげてね~。」

私に抱き枕を押し付けて、枕もろとも抱き締められる。

一人娘の美穂姉は私を実の妹のように、可愛がってくれてる。

ちょっと、いや、ホントにちょっとウザイ……位に。

「美穂ちゃん、いつも千夏に作ってくれて有り難うね(おかげで家の中が猫だらけだよ。)」

手を止め、ニッコリ笑って言うお父さん。

おっとりしているけど、時々 心の中で毒はいてる人。

「美穂も千夏も手伝え!火~点いたから野菜切って持ってこい!」

「「は~い」」

私は、美穂姉とクスクス笑いながら台所へ向かった。


去年の夏休み……だ。

懐かしいな。

「ニャ~、ご主人 何処か痛いニャ?」

ティオが心配そうに鳴いた。

「?痛いとこなんて……あ」

涙が、頬を伝って落ちた。

あ~、私 泣いてる。

思いだしちゃったから……わかってしまったから……

もう、彼処に私の居場所はない。

泣いてる事を自覚すると、どんどん涙が溢れて止まらなくなる。

「分かっ…てたのに……しょ…かんされるって…分かって……分かってなかった……戻れなぃ…事。…ほんと…に理解……してなかっ……ふっ…うぅうあぁぁぁ!……私の馬鹿!馬鹿!馬鹿あぁ!」

帰れない!戻れない!

もう、もう……会えない

「ティオ!ティオティオティオ!」

私は、ティオにすがるように抱きついた。

ティオも大人しく抱かれてくれた。

私は、アル達が来るまで泣き続けた。




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