家族
☆ ☆ ☆ ☆ ☆☆
(ノ´∀`*) ハァ キレイナホシゾラ
ギョーザ タベタイΨ( ̄∇ ̄)Ψ
フンイキ コ ワ ス ナ ヤ ワレ~
(#`皿´)Ξ〇))д◎)グハッ!
待ちに待った夜が来た!
ティオに、制服と耳付きマントを出してもらい着替える。
借りていた洋服を、丁寧に畳みテーブルの上に置き 念のためにベッドシーツを伸ばす。
ドアの近くへ行き、部屋全体を見渡しながら……
「リフレッシュ!」
部屋全体に淡く小さな光が降り注ぐ。
「うん!完璧!」
「んニャ~、うちもピカピカニャ~」
ティオにも、光がかかったようだ。
1度、身体を震わせてから私の肩へ飛び乗った。
「ティオのおかげで、荷物の整理が必要無いから大助かりだよ。ありがとね。」
「当然なのニャ~。此れから、もっと、もっと荷物増やすのニャ~」
因みに、ティオの中の荷物は時間も止まっているらしい。
ティオ曰く、
「ご主人とずっと一緒に居るには~猫の寿命は短いニャ?ニャから、うちの寿命は止まってるみたいニャ。ま~、元々リュックニャからニャ~。ニャから、物の時間も止まっちゃうニャ。」
と、言う事らしい。
手持ちぶさたになってしまった私は、ティオを膝に乗せて絨毯の上に座った。
ティオの頭を優しく撫でる。
「お母さん達、元気にしてるかな~?」
眼を閉じると、はっきりと思い浮かべられる 日本の我が家。
普通の小さな庭付きの一戸建て。
その小さな庭で、お母さんはガーデニングをしてて、
「もう!なんて強情な草なの!」
って文句を言いながら雑草と格闘してて、お父さんとお兄ちゃんがバーベキューの準備をしてる。
お父さんがテーブルを組み立てて お兄ちゃんが炭に火を点けて弄ってる。
「くっそ、この炭 不良品じゃないのか?付き悪ぃ」
文句を言いながら作業するとこは、お母さんにそっくり。
「千夏ちゃ~ん!見て見て~!新しい作品出来たのよ~。」
そう言いながら、庭に駆け込んでくる美穂姉。
大きな猫のぬいぐるみを抱えてる。
「あのゲームのお供猫の抱き枕だよ~。千夏ちゃん、一緒に寝てあげてね~。」
私に抱き枕を押し付けて、枕もろとも抱き締められる。
一人娘の美穂姉は私を実の妹のように、可愛がってくれてる。
ちょっと、いや、ホントにちょっとウザイ……位に。
「美穂ちゃん、いつも千夏に作ってくれて有り難うね(おかげで家の中が猫だらけだよ。)」
手を止め、ニッコリ笑って言うお父さん。
おっとりしているけど、時々 心の中で毒はいてる人。
「美穂も千夏も手伝え!火~点いたから野菜切って持ってこい!」
「「は~い」」
私は、美穂姉とクスクス笑いながら台所へ向かった。
去年の夏休み……だ。
懐かしいな。
「ニャ~、ご主人 何処か痛いニャ?」
ティオが心配そうに鳴いた。
「?痛いとこなんて……あ」
涙が、頬を伝って落ちた。
あ~、私 泣いてる。
思いだしちゃったから……わかってしまったから……
もう、彼処に私の居場所はない。
泣いてる事を自覚すると、どんどん涙が溢れて止まらなくなる。
「分かっ…てたのに……しょ…かんされるって…分かって……分かってなかった……戻れなぃ…事。…ほんと…に理解……してなかっ……ふっ…うぅうあぁぁぁ!……私の馬鹿!馬鹿!馬鹿あぁ!」
帰れない!戻れない!
もう、もう……会えない
「ティオ!ティオティオティオ!」
私は、ティオにすがるように抱きついた。
ティオも大人しく抱かれてくれた。
私は、アル達が来るまで泣き続けた。




