表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
平和な世界に勇者召喚  作者: 和威
107/107

ワイバーン

ちと、短めです。


またまた後書きに体験談書いてみましたが、興味のある方はどうぞ~。

「ホラー」で投稿すれば良いのでは?

そこまで話しが重くない!深くない!怖くない!

の三拍子!

思い出話しなのでチョチョイのチョイと書けちゃいます。

ドネさんの話では、ワイバーンが出るのはこの村から北に半日程行った所にある山らしい。

2ヶ月位前に2~3匹のワイバーンが飛んできて、家畜を拐って行ったのが始まりだった。

其れからは、2週間に1、2回来るようになりその内人的被害も出るようになるんじゃないかと怖れていたとの事。

今のところ、常駐してくれている冒険者さんが軽い怪我をした程度で済んでいる。

ワイバーンは3日前に来たばかりらしいので、数日は村は大丈夫だと思われる。

その間に出来るだけワイバーンの数を減らすのが今回の依頼内容になる。

最低でも、10匹は倒して欲しいとの事。

まぁ、ワイバーンは翼竜よりも弱いらしいし、龍も倒せた訳だから敵じゃない。

……油断は禁物だけどね。


昼食を取ったら早速山に向かう事をドネさんに伝えて、村長宅を辞した。

本来なら村に1軒だけあると言う宿屋で昼食にしたい所だったけど、ホンリューテさん達の馬車がまだ有ったので、ドネさんにはあぁ言ったけど直ぐに山に向かう事にした。




走る馬車の中でティオに昼食を出してもらい、合掌。

「頂きます。」

バルトも人型になって一緒に食べる。

……もぐもぐ

「……ワイバーン、10匹位倒しても直ぐ増えちゃうんじゃない?」

誰にとも無く話しかけた。

「もぐもぐ……ワイバーンは群れてますヨ。全滅させれば問題無いですヨ。ニャ~。」

直ぐにバルトが答えてくれる。

「ふ~ん、どれくらいの数で群れるの?」

次はミシェルが答えてくれる。

「リーダーの素質?次第です。強ければ30~40、弱いと一桁だと聞きます。こんな離れた場所まで餌を獲りに来ている事から、弱い群れでは無いと思われますわ。」

ほうほう、リーダーでそんなに差がでるのか~。

大変だね、リーダー。

倒すけど!

「リーダーを倒すのは絶対だね。で、雑魚を20匹前後ってところかな?」

「そんなところですわね。楽勝ですわ。」

「了解ですヨ。ニャ~。」

「うちだけでも大丈夫ニャ。頑張るニャ!」

各々の意気込み?を聞きつつ、残りの昼食を食べきった。




結果を言えば、ワイバーンは敵では無かった。

いや、敵だけどね?

群れはミシェルが言っていた強いリーダーが居る40匹程の物だった。

岩影からそっと群れを観察すれば、羽をたたみ丸くなって寛いでいるもの、首を伸ばして威嚇しあってるもの、嫌がってる1匹に身体を擦り付けてるもの……等々。

時折見ていた教育番組の、アフリカ等の動物ものを見ている様だった。

魔物だって生きてる生物だと再認識させられたワンシーンではあった。

でも敵。

ウズウズしていたティオに初撃を任せた。

ワイバーンの影が一気に伸びる。

半数程が飛び立ち回避するも、羽をたたんで居たものを中心に自分の影に腹を貫かれ瞬く間に魔石へと姿を変えていった。

飛び立ったワイバーン達が一斉に此方を睨み、ギャアギャアと威嚇し始めた。

其れを気にする事無く、ミシェルとバルトが背に羽を生やして飛ぶと、上空から魔石がポトポトと落ちてくる。

……良いなぁ、羽。

……羨ましいなぁ、羽。

空中戦が出来ないティオはせっせと散らばる魔石を回収していた。

……働き者の良い子やね、ティオは。

ティオの働きぶりに感動し、空中戦の2人の羽に憧憬の念を送っている内に…………ワイバーンは全滅しました。

あはは、なんもしてない!!


取り敢えず、笑ってお疲れ様~と言っておいた。


「あっ!と言う間に終わっちゃったね~。」

魔石を集め終わったティオを抱いて、頭を撫でながら言った。

今はワイバーンの巣に有った岩の上に、其々で座っている。

あまりにも早く終わってしまったので、森の中でのんびり休憩……時間潰し。

ホンリューテさん達がまだ村に居るかもしれないからね。

「いっぱいだったニャ。楽しいのニャ。」

ティオの尻尾がぶんぶん揺れる。

モフモフに癒されていると、唇に人差し指を当て難しい顔をしたミシェルが言った。

「……やっぱり……ワイバーンが家畜を襲う様になったのは、世界樹が弱ってきた影響何でしょうか?」

そうなんだよね、いくら大きな群れだとしてもエサは充分 山で手に入る筈。

行動範囲が広がっている?

「う~ん、精霊は負の感情が、暗い所に溜まるって言ってたんだよね、其れが澱んで瘴気になって魔物を生むって。」

「なら、この近くにその瘴気があるって事でしょうか?」

3人と1匹で頭を傾げる。

「瘴気がどういうのか知らないけど、時間も有るし、探してみる?」

「私は主に従いますですヨ。」

「魔物を生むらしいですから、慎重に行くべきですわね。本当に瘴気らしき物があればギルドに報告するべきですし、もちろん、チナツ様の行く所メイド有りですわ!」

「1人で留守番は嫌ニャ~。付いてくニャ~。」

では、反対意見は無いので瘴気探しに行ってみよう!

見つけたからと言って何も出来ないとは思うけど、1度は見ときたい。

私が喚ばれた原因みたいな物だからね!









私が多分、小学六年生位だったと思う。

鉄筋コンクリートで出来たアパートの2階に住んでいた。

鉄筋コンクリートなので、音が良く響く。

社宅?みたいなもので、かなり御安く部屋が借りられていたと思う。

1階に住んでいた方が、うちの上の4階も借りて暮らすようになってお母さんが、

「うちももうひと部屋借りるのも有り?」

と言ってたのを覚えてる。

結局、借りてないけどね!

1階の方が4階を使うようになってから数日。


1階の旦那さんが首吊り自殺で亡くなられた。


まさか、自殺するために部屋を借りたのか……。

それから更に数日後、噂が流れた。

曰く、夜、その4階のベランダに蹲っている人影を見る。

と言うもの。

ご家族の方は旦那さんが亡くなられて早々に引っ越しをしてしまった。


アパートの裏側(ベランダがある方)には、緩やかな上り坂があって その中間辺りから件の4階のベランダが見えた。

暗くなった坂から、好奇心でベランダを見た。

暗い中に更に暗い……人影。

うわぁ、マジですか……。


走って家に帰った。

近付く行為だけど、仕方無いよね。家だもの(泣)


いつも通りに過ごして眠りについた。


深夜

皆が深い眠りの中、何故か私は目が覚めた。

家の中からも外からも音がしない。


……コツッ…ン


ドキッとした。


……コツッ……コツッ


家の外、アパートの階段を上がってくる靴の音。


1階と2階の間の踊り場。

ドクドクと鳴る私の心臓の音。


……コツッコツッ


家の前


……コツッ…コツッコツッ


靴音はそのまま上の階へ上がっていった。


ホッとするも……まさか…ね?


靴音は止まらない。

2階と3階の間の踊り場、3階、3階と4階の間の踊り場、そして…………。


……コツッ…ン


私の家の上の上で、ピタリと止まる靴音。


ドキドキして眠れない。

自殺者は、死ぬ時の行動を繰り返すと言うけれど


…………睡眠妨害で訴えたい。

(数日おきに同じように起こされ続けた!)





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ