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終わりのない欲望



大学を卒業した玲央は、まず民間企業に就職した。

表向きは営業部の優秀社員。

顧客や上司に完璧な笑顔を振りまき、契約を次々と取る。

「堂嶋君が担当なら安心だ」と誰もが言う。


しかし、夜になると別人だ。


会社の人脈を利用して裏社会と接触


弱者やライバルをこっそり追い詰める


少しずつだが、残虐性や人を支配する快感を現実世界で実験



ある夜、玲央は同僚の不正を発見する。

誰も気づかないように痕跡を隠し、巧妙に証拠を握る。

同僚は怯え、玲央の意向に従う。

この経験は、権力を握る快感と残虐性をさらに増幅させた。


数年後、父親の政治基盤を引き継ぐため、玲央は政界に転身する。

民間時代に築いた信用、操った人々、暗躍の経験――

すべてが社会人としての表向きの顔と裏の顔を完璧に使い分ける土台になっていた。



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