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異世界帰還録  作者: 夜縹 空継
第三章:アルカラド編
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第十六録:渓谷都市ディープホワイト 一節「改めて」

──エドガーブレード店内

槍が完成し俺はウルに付き合い再び店に訪れていた

開店前の店内には俺、ウル、エドガーさんの三人だけ。


「ほらよ!お前さんの新しい槍だ」

現れたの槍は前のものとは違い

装甲が追加され堅牢かつ豪華で金の装飾が多いが

戦闘の邪魔にならない程度に抑えられていた

ウルは槍を手にし真剣な顔で感触を確かめる。

さらにガシャン!と試しに変形をさせる

「美しいね!最高だよエドガー!」

「おおー」


なんとも男心くすぐられる音と形。

前のものは外装が四つに開く感じだったが

今回の槍は三段階に分けて槍が伸び内部が露出さらに

槍の下部から現代いう所のスラスターの様な物が展開される。

そりゃあの値段ぐらいする。


「当たり前だろ!俺が作ったんだぜ?

それと!壊すのはいいが相応の相手でしか許さねぇからな!」

「ハハ!次そんな相手と恵まれればいいんだけどね!」

変わらず軽口を叩き合う二人。

するとウルはエドガーに手を差し出す。

「ありがとうエドガー!僕たちはそろそろ街を出るよ!」

急な宣言に俺もエドガーも驚くが

エドガーはすぐにウルの手を取り握手をする

「…そうか、ついに行っちまうのか」

「この街が居心地いいからついつい

 長いしてしまったらね!そろそろ旅に戻るよ!」


「ヨリツグ、お前さんもか?」

「多分、そうなります。俺は元々最北に向かう予定です」

「最北か…長い旅になるな、じゃこれをやるよ

こないだのいい経験をさせてくれたお礼だ」

そう言ってカウンターに差し出されたのは一本のナイフ。

「その腰のナイフと対になる様に作ってやったんだぜ?」

「どうしてこれを…まさか」

「そのまさかだよ、クリムゾンヴォーパルの武器を

 作ったのは俺だよ、バルサーヤの野郎に頼まれてな」

…世間は意外に狭いものだと言うがまさか

この人が夜天羅の鞭とヴォーパルの尻尾の先で

制作したナイフの製作者だとは…


「どうだ?俺の作った武器は?」

「鞭は夜天羅…持ち主曰く良い武器だと

 ナイフの実戦はまだですが…」

「そうか!鞭は扱いに難があるから気ぃつけろよ」

「はい、ありがとうございますエドガーさん」

俺もエドガーさんと握手を交わした

そして俺たちはエドガーブレードを後にする。


「無事に槍を受け取れたしそろそろ動こうかな!」

「そうだな、この後どっかに集合するか?」

「だね!一旦解散してから"サントリーナ"に集まろうか!」

「了解、じゃあまたな」

「あぁ!」

俺たちは短いやり取りののち別れウルが

よく通う喫茶店"サントリーナ"へ夜天羅とともに向かう


店に到着するとウルたちはすでに席に着いており、俺と夜天羅もそれに混じる。

「よし!それじゃ本命の依頼の話を詰めようか!」

「改めて確認しますわ。依頼は遺跡の探索

 遺跡の名前"古代渓谷都市ディープホワイト"その遺物の収集。」

「ディープホワイトのある場所は

 ここから9日馬車でアルカラド軍事都市へ向かい

 そこからさらに4日移動した場所にあります。」

合計で13日、約2週間の旅になる。

次の目的地のアルカラド軍事都市に行けるのはでかいな…


「名前の通り渓谷の近くになるのか?」

「いえ…この都市は渓谷の中にあります」

渓谷の中?そんな所にわざわざ

都市と呼べるほどの物を作ったのか、川の上に?

「少しややこしいんだけど元渓谷で

 地形の変化で水の枯れた峡谷に都市を建てたみたいね」

渓谷都市はその名残を名前に残したのか

「そこにはそんな珍しい物があるのかの?」

「あるわ、厄介な"神の痕跡"がね」

「また堕天使とか言わないだろうな?」

堕天使と戦ったせいでそれ関連の話題に敏感になる

あんな奴がポンポン居たら困る。


「安心したまえ!いるのはゴーレムさ!神代のが付くがね!」

アハハとあっけらかんと答えてコーヒーを飲むウル。

「おいおい…」

「これは仕方がないですわ、今現存する遺跡は

 神と人が共生していた時代の物になりますわ。

 だからそこに残された構造物には神の手が加わっていますの」

「なるほど…だから神の痕跡か」


「でだ、出発なんだが明後日はどうかな?

 最初に言った通り準備の手配は済んでいるよ」

「いいぜ、明後日だな」

「わしもそれでいいのじゃ」

「よし決まりだね!」

話がまとまりこの街を発つ日取りが決まる

遺跡の探索、初めての経験だ。

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