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リアル3人会議①

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「こむらさきがくろたえの指揮下に入ったってことは、つまりは、くろたえの目的を探ればいいってことだよね?」

「そのとおりよ、くれない。大正解!」

「でも・・あのくろたえに私的な目的・・というかプライベートな欲望なんて、あるのかしら・・」

くれないの管理する昭和レトロな廃工場風空調管理室。

同期の3人は、お互いの仕事の合間に時間をやりくりして、おしゃべり&紅茶を楽しむ会を不定期で開催している。くれないが持ち場を離れるのを極端に嫌がるので、自然、開催場所は空調管理室に落ち着くことになる。いつもはあおやぎが、ダージリンティーをポットにたっぷり用意しているが、今日はそんな余裕はなかったらしい。3人とも意見交換に余念がない。

「くろたえって、裏国にすべてを捧げてるって感じよね・・。」

「うん、裏国と私たちをすごく大事に思ってる。」ツナギの首元を緩めながらくれないが言った。

「そんなくろたえに、プライベートな欲望なんて・・」

「ねぇ、その“プライベートな欲望”ってなによ?欲望にプライベートもパブリックもないでしょ。」あおやぎがおかっぱ頭を結っていたリボンを解きながら言う。

「つまりね、くろたえにはプライベートな匂いがしないって意味よ。そもそも、あの黒部屋に私物なんて置いてないから。」フロアの管理者、総合案内担当としての仕事の都合上、せいらんは、黒部屋に入る機会が全くないわけではないらしい。


3人の意見交換はまだまだ続いているが、3人は気づいていない。この昭和レトロな廃工場風空調管理室にもカメラはあるが、この空間はあまりにもカオス過ぎて、カメラがカメラの役割を果たせていないことに。


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