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しろたえ
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「ようこそ、わたくしの館へ。おめざにダージリンティーはどうかな?ミルク?お砂糖?それとも、ブラックで?」
「だーじりん・・ダージリンティー?!ってことは・・あさぎさん?・・とうとうあさぎさんとダージリンする日が・・って・・ここ・・どこだ?」
「ここは、わたくしの館のわたくしの寝所だよ。そしてわたくしはあさぎじゃなくて、しろたえ。初めましてにしては、礼儀にかなった挨拶ではないけれど、こういうのは嫌いじゃないから、ゆるしてあげるよ。」
寝ぼけまなこで唖然とするぼくを見下ろして、その真っ白な少年(少年・・だよね?)は優雅に右手を差し出した。




