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もちろん
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「そうと決まれば、こむらさきを問い詰めて、ぼくに何をしたか、吐かせなきゃ!」
「賛成。早い方がいい。嫌な予感がする。」
「ちょっと、くれない。嫌な予感ってなに?」
「嫌な予感は、嫌な予感だよ。予感は予感でしかない。」星形ピアスがかすかに揺れる。
「・・・・。」
「とにかく、ここら先は、迅速かつ秘密裏に動きましょう。」
「そうね。役割分担した方がいいでしょうね。連れだって動くと目立つから、明日以降はグループチャットで連絡を取り合うこと。すぐにリンクを送るわ。私たち4人以外入室禁止にカスタマイズしておくから、そのつもりで。」
あさぎは自分の膝の上の水色ブランケットを、ポンポンと両手で軽くたたいた。
「いいわね?」
「「「ラジャー」」」
もちろん、給湯室内にもカメラはあって、黒い執務室で、くろたえとこむらさきが、ウバの香りを楽しみながら、4人の作戦会議を、スクリーン越しに見ていた(もちろん聞いてもいた)ことは、4人は、知らない。




