続・司書会議中
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「こんなところね。」
「うん。」
「・・・微妙に分かりにくいわね・・」
「そうかしら?」
「そもそも、どうしてこのタイミングで、ぼくを保健室に連れて行ったの?」
「あぁ、それはね、本部からの正式文書で指示されたのよ。」と、あおやぎ。
「うん。だから、そこに問題はないはず。」くれないは、星形ピアスに手を触れながら、自信いっぱいに答える。
「ふーん。本部からの、ね・・」あさぎは自分の膝の上の水色ブランケットを、ポンポンと両手で軽くたたいた。
「なに?何か引っかかるの?」と、せいらん。
「小指の爪の先ほどの引っかかりを覚えなくもない・・かしら・・」
「・・・回りくどいわね。何なのよ?」
「うーん・・。自分でもよくわからないけど・・いいわ。次に進みましょう。」
「二、三、四は、スルーしていいんじゃない?」
「うん。そこに問題はないはず。」
「そうかしら?何だかんだ、って何?そこに問題は、ないの?」
「あぁ、それはね、せいらんがぼくに手刀を叩きこんで気絶させたのよ。」
「は?手刀?気絶?」
「うん。だから、そこに問題はないはず。」
「ちょっと待ちなさいよ。くれない、あなたは問題意識が希薄すぎるわ。ツッコミどころ満載じゃない。」
「え・・そうかな。」
「そうよ。反省なさい。」
「でも、一番の問題は、私たちを追い出した後、こむらさきは、ぼくに何をしたのか?ってことよね。」




