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本物と偽物

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今日は、体力テストの日。

運動会よりはましだけど、定期テストよりはましじゃない。

授業参観よりはましだけど、視力検査よりはましじゃない。

何にせよ、ちょっとめんどくさい日だけど、めちゃめちゃめんどくさい日ではないってこと。

タブレットに表示された順番に従って、①から⑨までのテスト項目を消化していく。

ぼくの①項目は、握力。⑨項目は持久走。体育館と運動場を行ったり来たりしながら、友達と無駄話しながら、先生たちの目をかいくぐりながら、粛々と、ガヤガヤと、楽しそうに、憂鬱そうに、大勢のぼくらが、反復横跳びを跳び、20mシャトルランを走る。

たまに、気分が悪くなって保健室を訪れるぼくらもいる。サボりたいだけの仮病もあれば、本物の貧血もある。養護教諭は、(当たり前だけど)そんなことは100年前からお見通しだから、本物と偽物を正確に選別して、本物はベッドへ誘導し、偽物は体重計の隣のベンチに座らせておく。


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