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100%不正解

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「お察しの通り、ここは保健室よ。」

「・・ですね。」

「今日は、これから、ここで、ぼくのバイオメトリクスのバックアップを取る予定なの。この機械に、乗ってくれる?」

せいらんはそう言うと、ベッドの下、ぼくの足元あたりに、タ○タの体重計みたいなモノを置いた。

「・・はい?」

「これに乗ってくれる?すぐに済むから。足の裏をここにピタッとくっつけてね。はいどうぞ。」

「・・・。」

「はいどうぞ。」

「・・・。」

「はいどうぞ。」

「・・・。」

「あの、やっぱり、だめ?」

「だめです。」

「どうしても?」

「どうしても、だめです。説明が先です。せいらんさん、全部わかるように説明するって言ったじゃないですか。嘘ついたの?」

「嘘ついた訳じゃなくて、試してみただけよ。」

「・・・。」

「ごめんなさい。」

「ごめんなさいしてあげますから、説明して下さい。バイオメトリクス?バックアップ?なんなんですか?生体実験とか?暗黒組織に売り渡されるの?あ、もしかして、臓器売買?」

「違うわよ。全然違う。100%不正解。あのね、ぼくのバイオメトリクスをバックアップするのは、念の為。共存OKのはずなんだけれど、もしも、万が一、混ざり合ったり、一部欠損したり、一部書き換えが起こったりしたときに備えて、うちのシステムに保存しておきたいの。で、バックアップ後に、改めて、裏国データを、ぼくにインストールするって寸法よ。足から出して、手から入れるの。これ基本。ここまでで、分からないところは?」

「・・分からなさ過ぎて、分からないところが分かりません。」

「あら、困ったわね。典型的な劣等生の答えじゃない。」

「・・典型的な劣等生で、すみません。」

「仕方ないわね。もう一度ゆっくりと説明するわよ。」

せいらんさんは、そう言うと、またもや、ぼくの首の後ろを手刀でとんっと叩いて・・つまり、ぼくらは、また、気絶した。


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