表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/81

嘘嘘

44 

目が覚めたら、保健室だった。


「ぼく、大丈夫?痛かった?怒ってる?ごめんね。」

「あ・・あの・・ここは・・」

「大丈夫?痛かった?怒ってる?ごめんね。」

「あ・・あの・・どうして・・」

「大丈夫?痛かった?怒ってる?ごめんね。」

「・・大丈夫です。痛くないし、怒ってもいません。ゆるします。」

「あぁ、よかった。ぼくに嫌われたら、わたし、生きていけないから!」

「・・せいらんさん。」

「ん?なに?なにか疑問点でも?」

「ここは、どこで、どうしてぼくは気絶したんですか?それと、今、なんじですか?それと、せいらんさん、今、嘘つきましたよね。」

「ここは、保健室で、わたしが手刀を叩きこんだから、あなたは気絶したの。時間は3時過ぎ。それと、わたしは嘘、ついてません。」

「・・また、嘘ついた。」

「ついてないってば。」

「また、噓嘘ついた。」

「うそうそって何?ついてないって。ぼくに嫌われたら、わたしはほんとに生きていけないのよ。ふふ。」

「・・・・。」

「ため息ついた?」

「つきました。訳わかんないし。何も教えてくれないし。それに・・」

「それに?」

「ちょっと・・怖い。」

ぼくらがそう言うと、せいらんさんは、まるで驚いたようにちょっと瞳を見開いた。ぼくらが寝かされているパイプベッドの手すりをギュッとつかむ。細い指が白くなるほど、強く。

「・・ごめんなさい。そうよね。うん、わかった。全部、わかるように説明するね。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ