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雑談の効用

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青車椅子可愛いさんたちと並んで、受信メール振り分け作業を始めてから、5日目。

ぼくらは、レアな場面に出くわした。なんと、はなださん(名前は後から知ったんだけど)の休憩中の場面に遭遇したのだ。休憩中とは、すなわちー車椅子をリクライニングさせて、目元にアイマスクをのせて、ブランケットを胸元まで引っ張り上げたお昼寝中のはなださん。

びっくりして、声を上げそうになったけど、なんとか我慢して・・しばらく、隠れて見てた。

だって、こんな場面、めったにお目に掛れない。


その日、いつもどおりに出勤して、いつもどおりに作業して、いつもどおりに首ぐるぐるして「昨日はよく眠れた?」「はい。」「夕ご飯はいっぱい食べた?」「はい。」「首ぐるぐるしなくちゃだめよ。」「はい、してます。」とか話して。

横並びで、顔は正面のPC、目は絶えず文字を追っているから、込み入った話をする訳じゃないけど、雑談にもならないうすーい雑談が、何と言うか、和むのだ。ぼくらは普段、学校でも家でも、目的のない話を(ほとんど)しないけれど、雑談の効用って、確実にあるんだな、と思う。固くなった目や、指や、神経が、柔らかくほどけていくのがわかるのだ。

「ぼく、ちゃんと水分補給してる?」「あ・・いえ。ちょっと行ってきます。」「今日は、アッサムがあるはずだから、試してみてね。」「はい・・あっさむ・・?試してみます。」とか話して。長いカウンターの奥まで歩いて、ブッカー部屋13番を右手に見ながら左折して、給湯室へ・・行くつもりが。


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