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走り出せ!
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3週間目と3日目のぼくらは、かなり慣れていた。バルブやハッチのある場所は、当然だけど、隠されているわけじゃないから、一度行けば、なんとなくは覚えられる。二度目、三度目ともなれば、当然、慣れてくる。でも、③天井の配管の温度を確かめる←これが、クセモノだった。だって、熱いから。
「どぉ?慣れた?①と②は楽勝ってとこ?問題は③・・でしょ?」
くれないさんに見透かされて、ぼくらは、渋々「はい・・そのとおりです。」と左耳に返事をした。
「ふふふ。やっぱりね。じゃあ、秘密兵器見せるから、しっかり着いてきて!」
言うが早いか、くれないさんは走り出した。




