22/81
ばあちゃんⅡ
21
「ばあちゃん、すごいね。びっくりした」
「でも・・また聞かれたらどうする?毎日、家にいるから、胡麻化すのムズイかも・・」
「だね・・しばらく顔合わせないように気をつける・・しかないかな。忘れてくれるのを祈るしか・・ね。」
ぶつぶつ言いながら学校へ。
教室はいつものとおり、ぬるま湯みたいなけだるさ。先生も友達も(ん?友達っていたっけ?)すーすー流れていくだけの車窓風景。ぼくらなんてきっと透明人間だ。いてもいなくてもかわらない。でも、きっと、それはみんな同じ。ぼくらだけじゃない。みんな、みんな、みんがが透明人間で、みんな、いてもいなくてもかわらない、学校ってそんな場所 。
まあ、とにかく。
今の僕らにとって、肝心なことは“裏国”のことだけ。
さぁ行こう。楽しいお仕事の時間です




