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ばあちゃん
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「おはようさん。なんだいね、黄いないトゲが刺さっとるがね。痛ないのかね、それ。」
目ざとい誰かは、想定外のところからやって来た。
起きて、トイレ行って、顔洗って、歯磨いて、着替えて、朝ご飯(白米×2+味噌汁+納豆×2)を食べ終わったところで、ばあちゃんに見つかった。
「え?いや、なんも。なんもないよ!」
「ほぉ。なんもないかね。痛ないかね。」
「う・・うん。痛くない。だから・・」
「痛なかったらいいわね。はよ食べやして、学校行きんさいね。」
「うん、ごちそうさまでした!行ってきます!」
あたふたと家を飛び出して、ぼくらはすぐに作戦会議をはじめる。
もちろん、絆創膏は貼ってあるから、学校の目ざとい誰か対策は万全だ。でも、まさか、ばあちゃんの目に留まるとは、想定外だった。




