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閑話休題Ⅲ

20 閑話休題Ⅲ

自分んちの(つまり母屋の)自分の部屋の(つまり子供部屋の)ベッドの中で、ぼくは、小ささな黄色の光をみている。部屋の中は暗いのに、いや、暗いからこそ、一層鋭い輝きを放つ小さな黄色の粒。小屋の周りをうろついている鶺鴒(せきれい)の目玉ほどの大きさ。左のてのひら、中指のつけ根あたりに埋まった小さな黄色は、カーテンの隙間から差し込むわずかな光源を受けて、きらりと光る。

緑色と黄色。二色の小さな光の粒が、ふたつ。ぼくは、てのひらを握ったり閉じたりして、光の粒の見え具合を確かめた。

学校で、目ざとい誰かに見つかったらマズいから、明日は絆創膏(ばんそうこう)必須だな・・と思いながら、いつの間にか、眠りに落ちた。


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