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アップルストア

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「今日からのぼくの仕事は、データベース化よ」とせいらんさんが言った。

「着いてきて」

「え・・っと。自転車?」

「そう、遠いから。行くわよ。」

ぼくらは、広大な地下空間を、自転車に乗って走り出す。


着いた先は、なんと、アップルストアだった。

いや、ちがうけど。まるで、アップルストアみたいだった、の間違い。

大きなデスクの上に、マックブックが一台。銀色メガネの女の人がひとり。椅子のかわりにソファがある。そう、アップルストアとの違いは、一人掛けソファが(それも座り心地の良さそうな)あること。その三点セット(失礼!)がずらりと奥まで並んでいる。銀色メガネの美人さんたちは(ここは美人さん率が高そうだ、可愛いさん率と比べて)、マックブックに向かってパタパタと指を動かしていたり、ソファでくつろいでいたり、メガネを磨いていたり。

かなり、非現実的な光景だった。


「かなりあー、新人くん連れて来た」と、せいらんさん。

「OK、そこに置いといて下さい。」と、かなりあさん。

「わかったー、じゃぁ置いておく。」

せいらんさんはそう言うと、アップルストアを出て行こうと・・

「ちょ、ちょっと待ってください!せいらんさん!あの・・」

「大丈夫。かなりあは、私よりずっと親切で優しいから。今の作業がひと段落したら、手取り足取り教えてくれること間違いなし。」

「は、はい・・」

「しかも時間厳守主義だから、残業の心配は皆無。」

「残業は、あってもいいけど・・」

「ないのよ、うちは残業は。原則として。」

「は、はい・・」

「しかも、背が高い!」

「は、はい。見ればわかるけど・・」

「だから、安心して待ってなさい。じゃぁね。」

て、ブッカー部屋でのあおやぎさんとのやりとりのコピーじゃん、これ。


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