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窓を叩く音

作者: ツヨシ

それは友人から聞いた話。

ある日のこと、彼は部屋で酒を飲んでいたそうだ。

そしてかなり酔っぱらったとき、聞こえてきた。

部屋の窓を、コンコン、と叩く音が。

――なんだあ。

窓を見てもただ外の景色が見えるだけで、誰もいなかったそうだ。

しかししばらくすると、また聞こえてきた。

コンコン、と。

どう聞いても誰かが窓を叩くような音だったが、再度見てみても、やはり誰もいない。

気のせいにしてははっきりと聞こえてきたなあと思っていたら、さらに、コンコンと音が聞こえたそうだ。

「誰だ、誰かいるのか」

と言ってみたが、何の返答もない。

そのまま窓を見ていると、また、コンコン、と音がしたそうだ。

「誰だ。そんなに入りたいんなら、入ってこい」

友人がそう言うと、鍵がかかっているはずの窓が、すうっと開いたそうだ。


       終

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― 新着の感想 ―
[良い点] ∀・)音で恐がらせるシンプルなお噺ですね。でもそこがいい。 [気になる点] ∀・)窓は空いたけど何もなかったのかな? [一言] ∀・)多分ツヨシさんはTwitterで呟怖をはじめたら、ウケ…
[良い点] ぐっふっふ(ノ≧∀≦)ノ 姿なき幽霊ですのね┐('~`;)┌ しかしその友人すごいです。拒否しないで入るように促すなんて 友人その後、どうなったのでしょうね?(・_・;? 黒い笑い…
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