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そして、物語が始まる 1




———そして、召喚陣の間。


魔力を調整しつつ流す。

実は、これは結構複雑で難しい作業。

だから、高レベルの神官と魔法使いが、1人づつ補佐に付いている。


ウィンの視線を横顔に感じながら、私は神官長に話しかけた。


「今から召喚する方は、皇家の古書によると、()()()()()()と関係がなくなった方だとか。


神殿の方でも、そう伝わっていまして?」


「はい。もっと言うなら、『()()()()()()で、亡くなった方』と言われています」


そう、か。

なら、安心して召喚できる。

人ひとりを異世界から連れてくるのに、その世界で生きている人を突然、無理矢理連れてくるのは…嫌だ。

そんなのは、誘拐と同じだ。





段々と光を強くする召喚陣。

もう少しで、聖女が現れる。

集中した私の頬を、汗が流れていく。

余計なことを考える余裕はない。


突然、光が一点に収束した。

刹那、目を開けていられないほどの眩しさで部屋が満たされる。




———目を開けると、召喚陣の上には。

セーラー服を着た、長い黒髪の女の子が横たわっていた。





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