第一回放送-1
この内容は『パンツイッチョマン』本編、第六話『セキュリティホール』掲載後に投稿しました。
♪ チャラッチャチャッチャチャチャラー(デケデケドンデケデケドン)チャラッチャチャッチャチャチャラー(デケデケドンデケデケドン)
♪ チャッ、チャッ、チャッ、チャッ、チャラッチャッチャララー、チャッチャー(デンドンデンドンデンドンデンドン)
♪ 「パンツをはいたら」(パンパパン)「戦闘準備完了」(パンパパン)
♪ 「今日も唸るぜぇ」(パンパパン)「イッチョマン・スラァップ」(パンパン)
《中略》
♪「パァアンツー」チャッチャー「イッチョマーン」
ナレーター(以下、「>」と表記): さあ、パンツイッチョマンのテーマ曲に乗って始まりました。特別企画の『イッチョマン・RADIO』、いつもはナレーターを務めています私が、DJを務めさせていただきます。そして、第一回にお呼びした大物ゲストは、物語の作者、最勝寺蔵人先生です。
♯ パチパチパチパチ(ナレーターの拍手)
最勝寺(以下、「最」と表記): ……出ていいの? これ引かれるヤツでしょ?
>大丈夫ですって、ここで引く視聴者――じゃなくて、今回はリスナーさんですね。ここで引くリスナーさんなら、もうここまで到達していませんから。
最: そうとは限らないが……。まあ、見限られたところで、異端な立場は変わってないからいいか。
>はい。先生も納得いただいたところで、早速、コーナータイトルのコールに入らせていただきます。『最勝寺先生に聞こう! パンツイッチョマンの秘密!?』
♪「パァアンツー」チャッチャー「イッチョマーン」
最: え!? いちいち、さっきの入るの?
>まあ、コーナー区切りですから。それに、オリジナル音源はほとんどないので。
最: フラッシュ再生だから、我慢するか。……で、質問に答えれば――って言うか、そもそもどこからの質問なの?
>放映中に届いたご意見、ご質問と、この一週間で募集した内容をおハガキとして読み上げます。
最: 本当に大丈夫? これって、情報番組とかでやったら、自作自演でアウトな企画だよね?
>テレビ番組ではなく、音声多重総天然色3D脳内構築ラジオなので――
最: いや、ラジオなら視覚情報ないじゃん!
>でしたら、音声多重……脳内構築ラジオですので、放送倫理委員会は関係ありません。セーフです。
最: まあ、私が出てきている点で、オチャラケってわかってるからいいか。
>すいません、先生。一人称が「私」だと、私と被るので、「俺」にしてくれませんか?
最: え? それって、漫画やソシャゲとかである、無理に特徴的な話し方をしてキャラ分けしてるってやつ? 嫌だよ、恥ずかしい。
>「無理に」と評した部分は、個人的な感想ですので、当番組の総意ではありません。あと、語尾とかは普通でいいので、一人称だけです。
最: はい。じゃあ、いいよ。俺、オーケー。これでいい?
>ありがとうございます。では、最初のおハガキは――
最: ちょっと待って、今時ハガキはないんじゃない? 本物のラジオでもメールでしょ?
>……………。
最: あれ? マズいこと言った?
>いえいえ。いつも本編でナレーションしている時は、ツッコミ役がいませんから、自分で処理するしかなかったんですが、こうして話し相手がいると良いなぁ、と実感しておりまして……。ありがとうございます。で、ハガキについては先生の仰るとおりなんですけど、個人的に憧れがあったので、敢えてハガキと呼ばせていただきます。
最: はぁ……。では、どうぞ――いや、その前に、この質問って拒否権あるの?
>まあ、ネタバレとかあるでしょうから、拒否権は認めざるを得ないのですが、コーナーらしく回数制限ありにしましょうか?
最: うーん、まあ、楽しみたいならそれでいいけど、俺、権限的に、その回数リセットできるよ。
>……そうですね。
最: だから、出てきちゃいけない存在なんだって……。
>でも、それを言うなら、答えたくない質問は存在自体抹消できるんでしょ?
最: ……そういや、そうか。じゃあ、始めてもらって大丈夫です。
>おっと、そうだった。おハガキの前に、まず集まったご意見などの集計的なお話をしますと、やはり、主人公たるパンツイッチョマンに関する質問が多いですね。
最: へぇ。タイトルの割に露出少ないのにね。……もちろん、肌の露出面積の事じゃないぞ。出番。登場時間について。
>はい。もちろん、わかってますよ。では、うーんと……そうだな、これからいきましょう。東京都の「ノー内再生」さんからです。「パンツイッチョマンのテーマのフルバージョン、再生してください」
最: ……のっけから質問じゃないな。……まあ、いいけど。でも、なかなか真面目な意見ですね。もっと変なやつばっかりだと思ってた。
>では、質問調に変えますね。「パンツイッチョマンのテーマ曲、フルバージョンで流れないのですか?」
最: 流しません!
>……え、それだけ? せっかくのリスナーさんに悪いから理由なども話してください。
最: それもそうか。……ではまず、フルバージョンは存在しません。そもそも、あのテーマ曲は私がパッと思いついたのを載せただけで、譜面化などしていませんから、忘れてしまったらお終いです。だから一時的には存在しましたが、文章化したり、日常的に鼻歌リフレインしている、主に掲載部分だけしか残ってないのです。
>では、一時的に完成したものを文字で書き留めてしまえば再生は可能だったと?
最: いや、無理でしょ。曲は文字だけで残せないから、チャカチャカ書いてあっても、忘れてしまえば自分でもわかりません。音楽を文書媒体で残すのが楽譜。それでも情報が落ちるから、演奏者なり指揮者なりの解釈が入る余地がある。だから、文字だけじゃ残せるわけないじゃん。
>そうですね。……ああ。そういえば、こういうご意見もありましたよ。「テーマ曲、毎回コピペでウザい」
最: 読み飛ばしてください。
>また一言ですか? もうちょっとリスナーへのサービス精神お願いします。
最: 読み飛ばせるって、動画に対して文字媒体の強みで、もちろん動画も早回しできるけれど、漫画だったり小説をパラパラめくる方が断然早いもんね。電子媒体の文書だったら検索を使えるし。動画の方は、まだ今の技術というか、普及しているデータ形式では検索に対応していないから。でも、そのあたりの情報を入力時に自動化できたら、耳の不自由な人にとっての利用が広がるユニバーサル――
>えーと、未来技術についてのお話はそこまでで結構です。そういえば、こういうご意見も来ていましたよ。……「全体的にバカっぽい話のくせに、所々知識をひけらかしてくるのが、鼻につく」ですって。
最: ……はあ。でも、そのギャップが一つの味付けでして……。まあ、個人的嗜好ですから、気に入らない部分は読み飛ばしてください。
>さっきから、「読み飛ばす」ばっかりですね。
最: まあ、他にこちらから言える事はないから。……そういや、枕草子を書いた清少納言も、当時似たような批評を受けていたって――
>ま、さ、に、先生のそう言うところが指摘されたんだと、思いますよ!
最: あ、はい。
>では、またおハガキに戻って、埼玉県の「ぶっ飛び〇玉」さんから――
最: それ、言っていいの?
>え? では、一部伏せ字にしておきますね。……って、隠したのは「金」じゃないですからね。ともかく、質問は「テーマ曲は、オープニングの曲ですか? そうだったらエンディングの曲はあるんですか?」です。
最: おお、鋭い指摘だね! 実は、エンディング曲あります! タイトルは『イッチョマン・スラップ』というスキャット曲です。
>へえ。知りませんでした。ちょっと聞かせてもらっていいですか?
最: うん。 ♪パンパンパパン、パンパパンパン、パンパンパパン、パン! この最後のところは、「ツー」という、合いの手が入る。
>(笑)なるほど、パンツになるんですね。
最: この歌はフルスキャットではなく、えーと、サビになるのかな?、 ♪イーッチョマン!(パンパパン)、イーッチョマン!(パンパパン)、体にペイント変幻自在…… という部分もあって――
>あーっと済みません、先生。気分良く歌っていただいているところ悪いのですが、歌の箇所は控えるようにという指示がディレクターから出ていますので、そこは控えていただけますか?
最: あ、そう。でも、何で?
>やっぱり、読み飛ばし箇所が増えすぎるのはどうか、というところじゃないでしょうか。
最: ふーん。でも、エンディング曲が流せなかった理由はわかったでしょ?
>また、フルバージョンできていないから?
最: それは別の意味で正解。想定していた答えは、「体にペイント」がネタバレになるから。
>あ、なるほど!
最: 本当は、あれ二番の歌詞なんだけど、気に入ってそっちばっかり歌っていたら、一番の方を忘れちゃって、で、丸ごとお蔵入りにした。
>それはそれで勿体ないですね。
最: でも、この企画のおかけで日の目を見たし、成仏してくれるでしょう。
>成仏って、悪霊みたいですね。
最: 少なくとも、俺が鼻歌ってるからそれでいいんじゃない?
>そうそう、その「歌う」についてですが――
最: ちょっと待って、まだもう一つ言いたいことがある。オープニングとエンディングの曲以外に、『パンツイッチョマン』には挿入歌もあるんです!
>おぉっ! それは初耳! ……あ、エンディング曲も初耳でしたが、挿入歌まであったんですね。
最: うん。 ♪ワン、ツー、汚れたパンツぅははかないぜぇ(チャチャラー)はくのは綺麗なー(チャチャラッチャー)黒パンツぅ!(ズチャ、ジャッチャチャラ、ズチャ、ジャッチャチャラ)。……
>あ、先生、先生! ついにディレクターから「歌禁止」のカンペが(笑)
最: ちぇっ、何だよ……。
>大丈夫ですよ、先生。このおハガキは「テーマ曲のフルバージョンを歌って、ウェブに上げてください」という要望です。神奈川県の「ソラシ丼」さん、ありがとうございました。……フルバージョンはないとの事なので、歌える箇所だけでも――
最: ヤだ!
>どうしてですか? さっきはノリノリで歌ってたじゃないですか?
最: それは空想世界だからに決まってるじゃん。現実には恥ずかしいから、ヤだ。
>でも、噂では、盟友の「保紫奏杜」先生は、パンツイッチョマンの他メディア化を夢見ているそうじゃないですか?
最: みたいだけど、他メディア化といっても、映像化の方だから違うんじゃない?
>では、先生の歌う姿をまず映像化――
最: 絶対ヤだ! 別に金にもならないし。
>なりますよ! アクセス稼げばお金になるサービスあるじゃないですか!
最: アクセス稼げば、ね! 本編より動画が稼げる道理はないだろ? まして歌の一部だけをア・カペラで、って、そんな動画なんて見た事もない。
>お金出せばいいんですか? ディレクターからは「当スタジオの広告を兼ねるなら、百万までなら出す」と申し出がありますが?
最: それって、空想世界の通貨だろ?
>空想世界の通貨も仮想通貨も似たようなものじゃないですか!
最: 違う! ……でも、なかなか興味深いところを突くな。確かに、仮想通貨も皆の認識が――
>あー、難しい話はなしで、お願いします。
最: ……はいはい。
>では、えーと、「ソシラ丼」さん、残念ながら、最勝寺先生はノーとの答えでした。良かったら、リスナーの皆さんが脳内で流しているテーマ曲を「歌ってみた」してくださってもいいですからね。
最: うん。まあ、ないな。……あ、そういや、歌動画を上げない代わりというか、テーマ曲についての豆知識というか、小ネタがあるから、それでチャラにしてもらおう。
>ほう。どういった話です?
最: 今回はオープニングにも流れたけれど、どこかで一度、(中略)に入る前の歌詞まで流れたところ、あっただろ?
>はい、ありました。えーと……。
最: ♪パンツをはいたら(パンパパン)戦闘準備完了 のところ。聞いてておかしな点に気づかなかった?
>いえ。私は「また歌っちゃったよ」としか……。(笑)
最: 「パンツをはいたら」って事は、全裸だったって事になるじゃん。
>あ、ホントだ!
最: だから、本当は「パンツになったら」の方が適切なんだよねぇ。でも、フレーズとして勢いないじゃん? 厳密には「パンツイッチョになったら」であるべきだし。でも、それは字余りだし。「パンツをはいたら」と同じくらいのインパクトあるのは「パンツを脱いだら」だけど、それじゃノーパンマンになるもんね。
> 一文字の事なのに色々あるって、歌詞は奥深いんですねぇ。
最: オチャラケソングでこれだから、本職の作詞家さんはすごいって事だね。
>では、ディレクターの機嫌を直すためにも、一旦歌から離れましょう。
最: あ、待って。歌ではないけど、君が時々流していた音楽についての評判は?
>え!? あ、ああ、あれですか? ……ま、まあ、……一部では好評でしたよ。
最: なんか引っかかる言い方だな。じゃあ、一部ではなく、大部分では?
>大部分かどうか知りませんですけど! ……「長い」という声はありました。
最: 読み飛ばしてください!
>あ、ありがとうございます。その言葉に助けられるとは思いませんでした。
最: まあ、クレーム入れる人の方が発言力あるからね。「それで良い」と思っている人は、敢えて言おうとしないから。
>では、大部分というわけでもないと?
最: そこはなんとも言えないが、可能性はあるんじゃない?
>ですよねぇ! では、ここで、最初の曲を掛けましょうか? えーと、ヒッチコック作品の――
最: いや、それはいいんじゃないかな? ほら、あの人、ディレクターさん? バツってやってるぞ。
>でも、曲を流さないとDJと言えないのではないのでは?
最: ……酷な事を言うようだが、DJじゃないから仕方ないんじゃない?
>ええーーっ!!
最: それはそうと、古い映画音楽ばかり掛けるのは趣味?
>……趣味といえばそうですが、古いのにしているのは、以前、先生が仰った「流行に乗った今が旬の作品より、時代を経ても楽しめる作品を創りたい」という方針に従ったんですよ!?
最: へえ。そういう心掛けもできるんだ。でも、現代社会が舞台の作品だと、ちょっとその一本槍は無理かなー、と思っていて。……例えば、スマホ。時代が変われば、スマホも変わるじゃん?
>ですかね? ちょっと今は想像できませんけれど。
最: それも難しい点だな。先を見ずに遡って考えると、スマホの前にはガラケーがあり、ま、ガラケーは後の呼称で、当時はケータイと呼ばれていたんだけれど、ガラケーの前にはポケベルがその位置にいた。
>ポケベルって聞いた事はありますが、実際に見たことないですね。
最: でも、一時は時代を席巻していたみたいだよ。後のガラケー時代で絵文字に使われていたからね。今も機種によっては「ポケベル」と打つと絵文字の候補が出てくるよ。
>へぇ。絵文字文化に歴史あり、って感じですね。
最: さっき話した、次代の後継機が思いつかない問題は、現に表面化していて、最後の勇者なんとかというアニメ作品では、約十年後の未来を描いたから、制作時には未だ旺盛だったポケベルがハイテクツールとして後の時代に登場していたな。俺がそのアニメを見た時は、もう作品設定時代より後だったから、ケータイじゃないと変だよなぁ、という気にさせられた。
>流行り廃りは予想が難しいですからねえ。
最: あの作品に関しては、ケータイが次に来るのが見えていた時代の製作だから、次代が読めなかったわけではないだろうけれど、ケータイが普及した社会は想像できなかっただろうから、仕方ないよな。ちなみに、その作品、知人の翠さんが同人小説書いていて、アイデア提供したから、印象的な作品なんだよ。
>へぇ、保紫先生の他にも、交流あるんですねぇ。
最: まあ、類は友を呼ぶ、ってやつかな。興味がある方は「翠 @ラクター」で、検索!
>先生、そこで人差し指を立てたところで「検索」ボタンの画像が重ね合わされないですよ!
最: (笑)ナレーター癖、付いてるね。別に言わなくてもいいのに。
>あと、作品名はそのまま出せないので一部修正させていただきました。
最:あ、そうなんだ。そういや、『@ラクター』を読むには、先に最後の勇者なんとかを観ないといけないから、ハードル高いな。お勧めすべきじゃないかもね。
>先生、さっきもそうですが、具体的な作品名をあげるのはお控え下さい。こちらで強制的に変更させてもらっていますからね。
最: あ、そう? だったら、それでお願いします。
>もう! 反省しない人だなあ。……で、なんの話でしたっけ? ……そうそう。昔の名曲ですね。
最: うん。まあ、時代のフィルターを通しても残っているんだから、敬意を持ってスポットライトを当てるのは良いと思うよ、個人的には。受けが良いのかは知らないけど。
>「音を文字で書かれてもわからない」というのが、クレームの主な原因だと思いますが……。
最: そこは仕様上の欠陥だから仕方ないじゃん。曲がわからなくて気になる方は、曲名で検索!
>だから、「検索」ボタン、表示されてませんから! ……次のお便りいきます。富山県の「クリス麻酔部」さんからのご質問。「パンツイッチョマンはどのようにして覚醒したんですか?」……これは、どこかでヒントめいた内容はありましたね。動物園がどうとか。
最: そう。いわゆるエピソードゼロね。幼稚園バスジャック事件の前に起きた、現状最初にパンツイッチョマンの活躍が確認されている事件だね。で、実際、質問者の言う「パンツイッチョマンの覚醒」イベントが発生しました。
>どこかで放映されますか?
最: 俺も「そうなるかなぁ」と思ってたんだけど、今は「表面化することはないかなぁ」と考えている。
>えー! なんか、勿体ないなぁ。
最: うーん。……そもそもは、軽く始めるにしては長くなるな、と思って切ったんだけど。ほら、第一話って、今じゃ考えられない、一週分で終わってるじゃん? あの軽さが出せないんだよね、誕生の物語だから、それなりに尺がいる。
>尺については、もう反省してない状態ですけど――
最: 失礼な指摘だなあ。まるで、僕――じゃなくて、俺が分量の調整ができないみたいな言い草じゃないか!
>できるんですか?
最: いや、できない。(笑)
>じゃあ、尺については関係なくて、今は別に出せない理由はあるんですね?
最: うん。一番は、パンツイッチョマンがミステリアスな存在として成長しちゃったから、だな。今でいうエピソードゼロでは、パンツイッチョマンとなる前の一般人としての姿は出てくるし、昭和ライダーで言うところの「おやっさん」的な立場で動物園の園長さんがなるはずだったんだけど。
>ちょっと待ってくださいね。昭和ライダーって……権利的にギリギリセーフかな? その「おやっさん」的立場って、どういう意味ですか?
最: え、昭和ライダー、観ていないの? 古くても名作だから観た方がいいよ。
>……だ、か、ら、具体的な作品名は止めてください。今回は「昭和ライダー」で上書きしました。で、質問ですが、私は観ていませんし、観ていない大多数のリスナーさんの代弁でもあります。
最: なるほど、それはそうだな。だったら、説明の必要がある。……でも、その前に、大多数っていうのは言い過ぎてない? 多くないんだろうから、大半に変えておいたら?
>……では、大半のリスナー、と訂正します。
最: うんうん。で、おやっさんってのは、ヒーローの正体を知る民間人の協力者、って存在だね。
>へぇ。……確かに。今のパンツイッチョマンからすると、異質な存在ですね。では、その動物園の園長さんが今のところ、唯一のパンツイッチョマンの正体を知る者になるんですか?
最: うーん、どうなんだろうねえ。エピソードゼロが固定化していない今、園長の存在も固定化していない、という状態かなぁ。そもそも、園長さんの協力態勢の裏には、『ガイアの流血』事件あるし。
>え!? 血生臭い事件ですね? なんか、パンツイッチョマンらしくない。
最: ゴツゴウ・ユニバースは、パンツイッチョマンの為に設計したわけじゃないからね。他にヒーローたくさんいるし、そのヒーローたちにとって、前世紀最大の事件が『ガイアの流血』事件だね。話し出すと長くなるから、ここでは止めておこう。
>はい。いずれにせよ、当面エピソードゼロと園長さんも登場予定はない、と。では、最も多くあった質問である「パンツイッチョマンの正体は?」は謎のままですか? むしろ、さらに踏み込んできた質問、というか、指摘。「パンツイッチョマンの正体、考えてないでしょう?」という状態なんですか?
最: 確かに、それは半分当たりだね。言ったとおり、エピソードゼロを考えた時には、パンツイッチョマンになる前の姿があったから、俺の中にもパンツイッチョマンの正体があったんだよ。でも、回を重ねる毎にパンツイッチョマンが暴走して、その枠組みを壊し始めた、って感じかな。およそ年齢とか職業とかは、まだ設定当初のままだよ。
>パンツイッチョマンの職業(笑)。ものすごく違和感ありますね! えーと、新潟県の「白塗りの国産車」さんからの質問、「P1ってニート?」が関連していますね。
最: 違います。が、具体的な職名については、当面ノーコメントです。同じ仕事の方になんか申し訳ないし(笑)。
>た、確かに(笑)。……おかしいなぁ。パンツイッチョマン、ヒーローですよね? なんで同じだと迷惑だと感じちゃうんだろう。
最: ……まあ、個性派ヒーローってことにしておこう。
>では、ここらで次のコーナー。『最勝寺先生に、物申す!』
♪「パァアンツー」チャッチャー「イッチョマーン」
最: ほう、物申す、ですか。クレーム的なものかな?
>そうですね。既に、そういう意見も紹介しましたが、特に多かった意見をまとめたコーナーにしようと考えています。で、早速一発目は『パンツイッチョマン、パクり疑惑!?』です。
最: はいはい。そうだね。これは言われると思っていた。『〇〇仮面』でしょ?
>はい。そのとおりですが、またも伏せ字化していますよ。そろそろ先生も慣れていってください。それで、真相の方は?
最: これはねぇ、どこかで書いた気もするが、そもそも風呂上がりにパンツイッチョマン遊びをしていた事から誕生したのであって、特定の作品をアレンジして出そうと考えた事はない。だから、けっこうの方もパクったつもりはさらさらない。
>また、具体的な作品名が出ちゃいましたね。そちらは本当に大人な作品で、子供は見ちゃダメなやつですね。
最: ……実は既に保紫さんから「被る作品あるね」と言われて、考えて、気付いたけれど、むしろ、ジャングルの雄叫び男の方が似ているなぁ、と自分では思うな。
>……はぁ。今度も変更しましたが、密林で奇声をあげるヒーローですね。この権利持っている団体は、業界内では世界で最も恐れられている組織の一つじゃないですか。シャレにならなくなりますから、本気で気を付けてください!
最: (笑)世間的には夢を売る企業って良いイメージなのにね。
>その熱烈なファンを含めて、過激な圧力団体と見なされていますよ、業界内では。……ま、それはそれとして、どのあたりが近いのでしょうか? すぐにわかるのは両方半裸という点ですが。
最: うん。その点は前の二つも同じじゃん。ただ、けっこうの方は、隠していない場所が法的にアウトだから、また違ってくるんだけれど、それは置いておいて。奇声の方は変態という自覚がないでしょ? 他の二つはそうじゃないじゃない? ……あ、けっこう方は存在しか知らなくて、見たことないからどう扱われているか知らないや。
>つまり、立ち位置が違う、と?
最: だね。あと、黒パンツという絵がかなり印象が変わるね。実は、もう一つ、日本では有名ではない作品が被ってると指摘があって、これはウェブ検索からの指摘なんだけど、「パンツイッチョマン」で検索! してみたらわかるんだけど……
>え? 今、検索した方がいいんですか? でも、私はスマホなど持ちこんでませんし……
最: じゃあ、俺のを貸してあげるよ。
>って、先生! ここはスマホ持ち込み禁止!! 放送中に鳴ったらどうするんですか?
最: サイレントマナーだから大丈夫だって。むしろ、いつもそれだから着信に気づかないくらい。
>そういう問題じゃなくて、ルールの問題なんです! スタッフもちゃんと確認してくださいよー!
最: はいはい。次は気をつけるから。で、検索! してみて。
>先生、ブレずに毎回指立ててくれていますが、ラジオなんで映ってないですよ。……はい。一番候補は私たちですね。あ、でも、「こっちの名前じゃないですか?」と検索エンジンが勝手に判断した先に……アニメ作品? ありますね、確かに半裸のヒーロー作品が!
>原作地のアメリカでは知名度高いらしいね。でも、アメリカではunderpantsっていうから、ちょっと遠くなるんだけど、邦題では『***』と近づいてくる。
>今回、面倒なので、言い換えじゃなくて、伏せ字しにしましたよ!
最: うん、いいよ。ありがとう。でも、ここでも黒パンツが活きてくるね。印象が随分違う。設定もかなり違うんだよな。
>でも、訴訟大国アメリカだからなぁ。アメリカ進出は諦めた方がいいのかなぁ。
最: え!? そんな野望を抱いていたの? そうだとしても、国内で広まれば、今のネット社会、すぐに国境越えるって。
>じゃあ、国内でも日陰者? 楽しい作品なのに……。
最: そこは世間が決めるから、ぐちぐち言ってても仕方がないって。
>うーん。……あれ? 後ろの方の検索候補に有名漫才師の動画もありますね。ネタの中に出てくるんですか?
最: それは知らない。影響を受けるのも嫌だから見てもいない。
>私も、今は放映中なので当然ですが、後で見るのも怖いですね。リスナーさんからの調査報告を待ちましょう。
最: 実は、その『キャプテン***』、微妙な繋がりがあって、VRメガネの男が音楽流したじゃん? あれって最初は『1812年 序章』の予定だったんだよ。わかる?
>はい。チャイコフスキーの曲で、有名なフレーズは♪パパパパパパパパッパッパー、って、やつですよね?
最: へぇ、詳しいね。まあ、文字だけだとさっぱりだろうけど。その場合は「1812年 序章」で、検索!
>しっかりした動画だと、先程のフレーズが出てくるまで、数分かかっちゃうかもしれないですね。
最: へえ、そうなんだ。俺は、曲名がわからなかったから、鼻歌検索してみたんだよ。そうしたら、さっきの作品のサウンドトラックからの一曲が引っかかった。
>あらら。
最: さすがにこれはケチがついたな、と急遽変更。だから、慌てて、流した曲を『天国と地獄』と間違えていた。
>正しくは『道化師のギャロップ』でしたね。訂正しておきました。
最: うん、ありがとう。
>こちらこそ、毎週原稿ありがとうございます。……で、他にも指摘が届いていまして。
最: まあ、粗い造りだからねえ。何ですか?
>今度のお便りは、「播磨県のポッ太」さんから――
最: おお、播磨ポッ太さん! ありがとうございます。
>「所々で『肌色』という表記がありますが、これもNGワードではないですか?」というご指摘です。
最: うんうん、なかなか鋭敏な観察眼をお持ちですね。実は、わた――じゃなくて、俺も、書いた直後、「ん?」となりました。そもそも、この問題を俺が知ったのは、アメリカでの論争を聞いてで、そこでは有色人種の少年が、塗り絵をしようとした時に、「ボクの肌の色と違うのに、どうしてこの色は肌色なの?」と母親に質問して、母親が「これは差別だ」と改めて気づいた、というきっかけだった、と聞いています。何事においても、「それが当たり前」の中で育つと、差別的だったという認識すらできなかった、という人間の認識の問題を――
>先生、たぶんですけど、論点がズレていっていますよ。
最: ……コホン。で、アメリカではすぐに、pale orangeと表現が変わり、日本もいつものとおり「世界の風潮だから」と流れに乗った。で、これからの世代には肌色という言葉は使われなくなったわけだ。でも、パンツイッチョマンでは、全くもってO.K.なんですよね。なぜか、わかります?
>……世間の流行や風潮なんか気にしない作品だから、というか作者だからですか?
最: その指摘は事実ではあるが、正解ではない。正解は、『パンツイッチョマン』が、音声多重総天然色……なんだっけ?
>音声多重総天然色3D脳内構築活劇です。
最: 長いのによく覚えているねぇ。
>仕事ですから。
最: 俺は、長くて疲れるから、最近書かなくなっちゃった。
>ええ、知っています。だから、適宜、こちらで言うようにしました。……で、肌色について、結論まで言っていませんよ。
最: おお、そうだった。NGなのは、「肌色はこの色」と決めてしまう事なんだよね。でも、音声多重以下略なら、読者それぞれの好きな色を肌色として塗れるわけですよ!
>なるほど。日焼けの具合も、人種的な素肌の色も、思いのままなんですね。
最: そうそう。そもそも、舞台は日本の東京と言っているけれど、登場している人が日本人風の人ばかりとは書いていないから、もう異国情緒あふれる面々でも間違ってはいない。たぶん、そのあたりを明確に書いたのは桜ちゃんだけじゃないかな? あの子は、生まれが南国だから。
>そういえば、そうでしたね。私の中では、日焼けした若い娘という印象しかなかったのですが、地黒なんですね。
最: どっちでもいいんだよ。好きなように想像すればいいから。
>でも、先生。リスナーさんたちはそれでいいのですが、私は実物見ているから、「好きなように」というスタンスではダメなのでは?
最: おっしゃるとおり! 以後、公式意見に捉えられかねないので、あなたから、登場キャラに対する容姿の表現を禁じます。
>……今だけですよね? 本編まで通用することになると支障が出ますので。
最: うん、今だけ。 で、ポッ太さん、肌色についてはご納得いただけましたか?
>先生、播磨さんには優しいですね。
最: 架空と実在の差だな。……だけど、良く考えたら、先程の理由は、「肌色ワードは不採用にしなくて良い」という受け身的な観点の理由だな。より積極的な理由は、「肌色全開」というワードの勢いが気に入ったから、なんだよ。君は「うすだいだい全開」って言いたかった?
>……いや、言いにくいですね。これからも「肌色全開」でお願いします。
最: うん。で、繰り返しになるけど「その肌色はあなた色」と。……個人的な想像だと、パンツイッチョマンは、まあ日本人っぽくてもいいんだけど、北欧系の血が混じったような印象があるなぁ。なんか彫りが深い顔をしてて、骨格ががっしりしている感じ。
>あ! ズルいなぁ。私には「言っちゃダメ」って言っておいて、自分だけ話すなんて。
最: だって、俺のは一つの想像に過ぎないけど、君が言ったら公式になっちゃうから仕方ないじゃん。
>まあ、そうなんですけどー……。ん? 本来、先生の方が「語っただけで即公式」になるものじゃないんですか?
最: ……ホントだねぇ。でも、読者の皆さんも――
>リスナーのみなさんも
最: っもう、言い直しで良いけど、これまでみたいに勝手に変えておけばいいじゃん。
>はい、そうですね。次からはそうします。
最: 話の腰が折られちゃったけれど、えーと、リスナーのみなさんも、キャラとしてはポッと出の俺より、君の方が説得力あると思うから、俺の意見には「うんうん」と頷いていると思うよ。
>ですかねぇ? ……ですが、そういうの含めて、他に例のない、変な作品ですねえ。
最: 独自性さえ在れば良い! ――わけではない、という例だな。(笑)
♪ パンパンパパンパッパッッパパンツ―、パンパンパンッツー(テレレレレレレレ)……
最: おっ!? さっき歌った隠しエンディングテーマの『イッチョマン・スラップ』じゃん。しかも、アレンジ入ってるね。
>これは……え? エンディング曲? もう、そんなに時間が経ちました!?
最: 俺も長かった印象はないが、振り返ると、グダグダ話した気はする。
>ちょっとぉ、予定していたコーナーはまだあったんですよ。……ねえ、先生。来週もRADIOで行きましょうよぉ。
最: えー! これって出オチ企画でしょ? 「そんな事するんだ!」って中身がもうバレているだから、驚きもなく、やる意味もないって。
>そう言いますが、……ほら、こんなコーナーも用意していたんですよ。
最: おっ! それ、良いねえ。俺にも話したい事はたくさんありそう。
>でしょ? だから、来週も、いいですね?
最: うーん。……まあ、いいか。本編にせよ、ふざけた内容には変わりないもんな。
>はいっ! では、先生のお許しも出ましたので、来週も『イッチョマン・RADIO』でお会いしましょう。初回放送に間に合わなかったリスナーさんも、今からおハガキを送っていただければ、次回採用されるかもしれませんよ? 最後は、いつものアレで締めましょう。お願いします。
電子音声: パ・ン・ツ~~~
最: えっ? 俺? イヤだよ、恥ずかしい。
>仕方ないなぁ。「イッチョマン!!」