ダサい靴①
その日、私達が観ていたのは
【ある靴のデザインを頼まれたAさんは、出来上がったデザインをクライアントに見せたところ、『もっとダサく!!』と言われてしまった。それは何故か】
というものでした。
なんでわざわざダサい靴にするの?
そうすることにどんなメリットがあるの?
その答えを知っているお館様との攻防戦が始まります。
ちなみに。
ウミガメのスープは、出題者にいくら質問しても構いませんが、基本的にイエス・ノーでしか答えてくれません。
以下、私「」・お館様『』でお送りします。
余談ですが、お館様はすぐわかったそうです。
「その靴を履くのはクライアント本人ですか?」
※なんとかコレクション的な、奇抜で斬新なデザインが必要とされるイベントを想定した
『……まぁ、クライアントも履くこともある……のかな』
「えー……。じゃあ、その靴を履くのは学校ですか?」
※学校指定の靴をイメージ
『違います』
「……その靴は、私物としてデザインを依頼したものですか?」
『違います』
「その靴を履く場所は限られていますか?」
※もしそうなら、場所を特定してやろうという、半ばヤケクソな質問
『……!! はい』
「それは病院ですか?」
※何故かスリッパを想定
『違います』
「……お館様はその靴を履いたことはありますか?」
『あります』
あるのかよ!!
えー、どこで履いたの。
「その靴は、男女で色が違いますか?」
『違……わないですね。男女共通です』
えー……。やっぱ学校とかじゃないの?