クレアさんはセクシーなお姉さん
「君が噂の昌晃君なんだね。沙緒莉からは色々と聞いているけど、高校からウチの学校に入るなんて結構思い切ったことをしたもんだね。でも、入る実力があったんならそれは素晴らしい事だと思うよ。それにさ、沙緒莉の妹ちゃんたちも一緒なんだからみんな凄いよね。私は幼稚園からずっと大紅団扇だから外の事が全然わからないんだけど、最近じゃ沙緒莉に色々と教えてもらってるから楽しいもんだよ。ちなみになんだけど、昌晃君って彼女いたりするの?」
「彼女はいないですね。仲のいい女子ならいますけど、みんな陽香のファンなんですよ。僕が陽香と普通に話が出来るってことがあるから僕と仲良くしようとしてると思うんですけどね」
「陽香ちゃんって、沙緒莉の大きい妹さんだよね。でも、そんなにファンになるくらい魅力的なのかな。車の中でも車を降りてからでも大人しい女の子ってイメージしかないんだけどね」
「僕が聞いた話ですけど、陽香って今まで学校にいなかった感じの生徒らしいんですよ。で、いきなり一組の所属になったってのも人気になった要因らしいですね」
「へえ、いきなり一組に所属って凄いね。昌晃君も知ってると思うけど、一組は学年の中でもトップの生徒しか所属できないって事になってるもんね。受験でいきなり一組は凄い事だと思うよ。おそらく、受験は満点だったんだろうね。私は他の中学から受験で入ってきた生徒は知らないけど、聞いた話によると四組か五組に入ることが多いみたいだね。その辺は純粋にテストの成績で判断されるみたいだからね。そう言えば、昌晃君は何組にいるんだい?」
「僕は陽香の隣の二組ですよ」
「へえ、凄いね。二組に行けるくらい頑張ったんだね。小テストとか頑張っちゃった感じなんだね」
「まあ、それなりに頑張ってはいまけど、なぜかクラスに僕と同じ点数で同じ場所を間違える人がいるんですよ。最初はカンニングされているのかなって思ったりもしたんですけど、テストを受ける席が僕は廊下側でその人は窓側なんで、僕の答えを見ることは不可能なんですよ。それに、僕と同じ点数の人は他にいても、毎回同じ場所を間違えいる人ってのは誰もいないんですよ。これって、どう思います?」
「そうだね。それは単なる偶然か、運命ってやつなんじゃないかな。どっちにしろ、特別感はあるよね」
「そうなんですよね。その人にもそう言われてるんです。偶然じゃなくて運命だって。クレアさんは運命の相手とかいるんですか?」
「どうだろうね。恋人って意味ではいないけど、沙緒莉は友達としては運命の出会いって感じることはあるかも。それこそ、君達の高校における陽香ちゃんみたいな存在が沙緒莉ではあるんだけどそれは私の中だけかもしれないんだよね。昌晃君は逆にそんな感じの特別な人っていないのかな?」
「僕には全くいないですね。そもそも、家族以外で誰かとまともに話すのって高校に入ってからですからね」
「ああ、なんか昌晃君の過去って壮絶だったらしいね。でも、そんな事を乗り越えたからこそ今の君がいるんだよ。じゃあ、今までずっと頑張ってきた昌晃君を私が慰めてあげようか?」
「いや、別にそういうのはいいですよ。僕はこうして海に連れてきてもらっただけでも嬉しいですから。それに、陽香たち三人が一緒に暮らしてくれているってのも心強かったりするんですよ。上手く言葉で表現は出来ないですけど、感謝してるってのは間違いないですね」
「まあ、それに関しては私も沙緒莉に似たような感情は抱いているんだけどね。出会ってまだ一月ちょっとなんだけど、もう何年来の友人なんじゃないかって思えるくらい仲良くなってたりするんだよ。休みの日は昌晃君が心配だから遊びに行かないって言ってるけど、大学では結構遊んでくれたりしてるんだよね。ほら、今だって妹ちゃんたちを連れてあんな遠くまで歩いて行ってるもん。結構アクティブな性格をしているよね」
「あの、一つ気になったんで聞いてもいいですか?」
「何かな?」
「休みの日は遊びに誘っても僕を理由にして断ってるって言ってましたけど、それって本当ですか?」
「うん、いつも昌晃君が心配でほっとけないからごめんねって言われるよ」
「それはおかしいですね。沙緒莉姉さんってどこかに行く予定のない日っていっつも夕方まで寝てるんですよ。だから、僕のために何かしてるってことは無いと思うんですよね。もしかしたら、夢の中で僕をかまってくれているのかもしれませんが、夜になって一緒にゲームするくらいしか一緒に過ごしていない気がしますけど」
「たぶん、沙緒莉は君達と一緒に居るのが一番落ち着くって事なんじゃないかな。そうじゃないとしたら、私が嫌われてるって事になるもんね」
「でも、クレアさんの事は嫌いじゃないと思いますよ。だって、車に乗せてもらう前にもクレアさんの事を話すときの沙緒莉姉さんは嬉しそうでしたもん」
「それなら良かったよ。今回の事だってさ、本当はもっとたくさん沙緒莉と遊びたかったんだけど、色々と予定があったみたいで前半は一緒に過ごせなかったんだよ。でも、今日は真弓ちゃんのお陰で沙緒莉とあそぼことが出来て良かったと思うよ。今はこうして昌晃君と二人で待ったりお話ししているけど、私の知らない沙緒莉の一面を見せてもらっているみたいで嬉しいよ。そうだ、お礼を何かしないといけないね」
「いや、お礼をするのはこっちの方だと思うんですよ。せっかくの休みなのに車を出してもらって海に連れてきてもらったんですからね」
「じゃあ、せっかくだからお礼でもしてもらおうかな。って言っても、欲しいものもないししてもらいたいことも特に無いんだよね。でも、沙緒莉から聞いてることを試してみたいんだけどいいかな?」
「沙緒莉姉さんから何を聞いたのかわからないですけど、ろくなことじゃないような気がするんですけど。それって気のせいですかね」
「気のせい気のせい。昌晃君もきっと嬉しい事だと思うからさ。ほら、こうしてみればいいんでしょ?」
クレアさんは僕の前に立ち上がるとシャツをまくってブラジャーを見せてきていた。大きさは沙緒莉姉さんに比べると小さく見えてしまうけれど、消して小さいわけではないと思う。それに、白い肌と対照的な黒いブラジャーがとても美しく見えていた。
右手でシャツをめくっていたクレアさんはあいている左手でズボンを少しだけ下げると、そこにはブラジャーと同じ色のパンツが現れた。
僕は思わず顔と体を背けてしまったのだけれど、クレアさんは甘えるような声を僕に投げかけてきていた。
「騙されたと思ってやってみたんだけど、昌晃君の反応が可愛いから癖になっちゃいそうかも。ねえ、ちゃんと見てくれないと陽香ちゃんに教えちゃうよ」




