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春から一緒に暮らすことになったいとこたちは露出癖があるせいで僕に色々と見せてくる  作者: 釧路太郎
高校生編1

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吉川さんは水色で今井さんは赤と白のストライプ

「あのさ、前田さんのファンの三年生から聞いたんだけどね。先週から水曜日は家に帰る前に公園で何かしているって本当なの?」

「何かしてるのかって言われたら、ベンチに座って話したりはしているよ」

「それってさ、毎週水曜日は林田さんと一緒にお弁当を食べてるってのが関係あったりするの?」

「まあ、関係あると言えばあるのかもしれないけど、そんなに深い意味は無いと思うよ。陽香も林田さんの事は気にしていないみたいだしね」

「そうなんだ。私のお姉ちゃんが三年生でさ、隣のクラスの前田さんファンの女子たちが齋藤君と前田さんの事を見たとかで盛り上がっててね、男子たちはその事で凄く怒ってるみたいなんだよね。もしかしてさ、齋藤君って男子の中で日に日に孤立していってない?」

「そうかもしれないけど、それは昔からあんまり変わらないから気にはしてないよ。それにさ、今はこうして吉川さんと今井さんが話しかけてくれるから嬉しいよ」

「私達はさ、前田さんと仲良くなるためには齋藤君と仲良くなった方が得だと思って話しかけてる部分はあるんだよ。齋藤君が同じクラスで勉強とかいろいろ頑張ってるのを見てるってのもあるけど、齋藤君が前田さんのいとこじゃなかったら今みたいに話しかけたりはしてなかったかも」

「それはあるかもね。でもさ、齋藤君って意外と話しやすいし、知らないことも教えてくれるから助かるところはあるよね。でも、前田さんって齋藤君よりも頭が良いって事になるんだし、普段はどんな感じで勉強しているのか気になるよね」

「ホント、気になるよね。一組の人達って私達よりも効率的に勉強しているイメージあるけど、その中でもトップの成績の前田さんってどれくらい勉強してるんだろうね」

「多分、言っても信じてもらえないと思うけど、僕も陽香も家で勉強する時は真弓に勉強を教えてもらってるんだよ」

「真弓ちゃんって、前田さんの妹さんだよね?」

「確か、中学生って聞いてたと思うけど」

「そう、中学生の真弓に僕たちは勉強を教えてもらってるんだよ。時々は僕らが真弓に教えることもあるんだけど、きっとそれは真弓が僕たちを気遣って知らないふりをしているだけだと思うんだよね。嘘かホントか冗談かわからないけど、真弓は小学六年生の時点で大学入試試験に合格出来るくらいの頭の良さだったみたいだよ」


 二人が信じているかどうかはわからなかったが、完全に疑っているようには見えなかった。僕の言っていることはたぶん、誰に話したとしても信じてもらえないとは思うのだけれど、少なくとも勉強を真弓に教えてもらっているという事は事実なのだ。


「でもさ、それって本当なんだと思うよ。だって、ウチの中学に外部受験で入るって時点で高校の授業はすべて終わってるって言っても過言じゃないもんね」

「だよね。私達も去年成績に関係ないテストやらされたけどさ、半分も解けた人いなかったもんね」

「そうそう、習ってない場所ばっかり出てたし、応用を使えば解ける問題だって言ってたけどさ、歴史とか英語でどうやって習ったところを応用するんだって話だったもん」

「しかも、それが中学の外部受験の問題だって聞いた時はさ、入学させる気ないじゃんって思ったもんね」

「思った思った。あんなに意地悪い問題ってなかなかないよね。中学で習う範囲の問題って最初の一問しかなかったもんね。それ以外は普通に大学受験問題と変わらないって感じだったもん」

「あれ、そう考えるとさ、齋藤君も前田さんも同じ問題を解いてるって事にならない?」

「そう言われたらそうかも。でも、齋藤君よりも前田さんの方が点数高いって事だよね?」

「一組と二組って事だからそうなるよね。もしかして、齋藤君って今学校でやってる授業って全部頭に入ってたりするの?」

「全部ではないけど、聞けば思い出す程度かな。小学校から六年間この高校に入るのを目標にしていたからね」

「へえ、そんなに長い事頑張ってたんだ。それってさ、いじめられてたってやつが理由だったりするの?」

「ちょっと、齋藤君が答えにくい質問をするのはやめなよ。雪ちゃんだって聞かれたら嫌なことくらいあるでしょ」

「それはそうだけどさ、気になるんだよね。変な事聞いてごめんね。今のには答えなくてもいいからさ」

「ああ、そうだね。最初の頃はクラスの人らって言うか、学校の人達と一緒に居たくなって思ってただけなんだよね。そこで考えたのが、この高校に入ったら今まで見た来た人らは誰もこの高校に合格出来ないだろうって事なんだよ。別にこの学校でなくても良かったんだけど、家から歩いて通える範囲にあるってのも大きかったかな。陽香たちまで受験しているってのは知らなかったけど、結果的には受かってほっとしているよ。他の高校は受けなかったからね」

「まあ、あれだね。嫌なことがあって今も多少はあるかもしれないけどさ、困ったことがあったら私と雅美が何とかするよ。力になれるかはわからないけど、味方にはなってあげるからね。もちろん、前田さんが齋藤君の敵じゃなかったらだけどさ」

「雪ちゃんさ、良い事言って気合入って気持ちよく語ってるとこ悪いんだけどさ、椅子の上に立って机の上に片足を乗せるのは行儀良くないよ。それにさ、その位置に足をあげちゃうと、齋藤君にスカートの中丸見えになってるんじゃない?」

「え、でも、今日は中に短パン履いているから見えても平気だけど?」

「いやいや、さっきの体育で汗かいたって言って短パン脱いでたでしょ。私の位置からもチラッと水色のパンツが見えてるけど、齋藤君の位置からだったらもろ見えじゃない?」

「いや、短パン脱いだっけ。って、脱いだの忘れてた」

「雪ちゃんって露出狂なの?」

「違う違う。そんなんじゃないって。私はそんなつもりで足を机の上に乗せたんじゃないし、齋藤君の気持ちを鼓舞するためにやっただけなんだって」

「まあ、可愛い女の子のパンツを見たら齋藤君の気持ちも鼓舞出来るかもしれないけどね。でもさ、パンツを見せるってのはあんまり褒められたことじゃないかな」

「もう嫌だ。私一人だけ見せるなんて無理。こうなったら、雅美も齋藤君に見せなさいよ。スカートめくってやる」

「そんなことしたって何も解決しないって。ほら、齋藤君だって顔を背けてくれてたんだから見えてないって。気にしないで良いって」


 僕はあまりの事で驚いていたけれど、吉川さんのパンツはハッキリ見てしまった。すぐに目を逸らしはしたけれど、はっきりと水色のパンツが目に飛び込んできた。

 吉川さんがいきなり自分の座っていた椅子に立ち上がった時は驚いたけれど、僕の机に右足を乗せてポーズをとった時はさらに驚いてしまった。でも、一番驚いたのは、吉川さんが勢い良く動くたびに胸が弾けるように動いていた事だった。

 そんな吉川さんを止めようとしていた今井さんではあったけれど、今井さんも動きが激しかったりしたのでスカートが時々ひらひらと動いて中から赤と白のストライプのパンツが見えていたのは黙っておこう。


 でも、吉川さんと今井さんが僕の目の前でスカートめくりを始めてしまったので、僕は席を立ってトイレに向かう事にしよう。

 授業が始まる前にはトイレに行っておいた方がいいからね。

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