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春から一緒に暮らすことになったいとこたちは露出癖があるせいで僕に色々と見せてくる  作者: 釧路太郎
ゴールデンウィーク編前半

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真弓と沙緒莉に下着を見せられる

「あら、昌晃君じゃない。真弓の部屋から出てきてどうしたの?」

「えっと、下で三人でホラー映画を見ていたんですけど、真弓が腰を抜かせて歩けなくなってしまったんで部屋まで運んできたんです。動けないって言うから連れてきたんですけど、連れてきたんです」

「ちょっとちょっと、落ち着いて。言ってることの意味がほとんどわからないわよ。真弓は動けないって事?」

「そうなんです。真弓が動けないって言うから運んできたんです」

「真弓が動けないってのは、階段を上れなかったって事?」

「階段もですけど、歩くことも出来ないって言われたので」

「でも、真弓なら昌晃君の後ろに立ってるけど?」

「え?」


 沙緒莉姉さんの言葉に驚いて僕は振り向いてしまったのだけれど、そこに真弓は立っていなかった。沙緒莉姉さんはいったい何を言ってるのだろうと思って沙緒莉姉さんの方を向くと、沙緒莉姉さんはなぜか履いていたズボンを膝まで脱いでいた。


「ねえ、私も歩けなくなっちゃったから部屋まで連れて行ってもらってもいいかな?」

「ちょっと、冗談はやめてください。そういうの笑えないですから。それに、早くズボンを戻してください」

「腰が痛くて手が届かないよ。お願いだからズボンだけでもあげてもらっていいかな」

「嫌ですよ。それくらい自分でしてください」

「ええ、私はもう痛くてこれ以上腰を曲げれないんだけどな。昌晃君が手伝ってくれないんだったら、このまま下に行って陽香に手伝ってもらおうかな」

「そうした方がいいんじゃないですかね」

「冷たいな。そんなんじゃダメだよ。女の子にはもっと優しくしてあげないとモテないよ」

「別にモテなくてもいいですよ。それよりも、早くズボンをはいてください」

「昌晃君はワガママなんだから。真弓も怒ってるみたいだよ」

「そんなこと言って、また僕が振り向いた時に何か脱いだりするんじゃないですか?」

「そんな事しないよ。でも、私の事ばっかり見てると、真弓は怒っちゃうんじゃないかな」

「僕はそんなに簡単に騙されたりしないですよ。同じ手を連続で使って引っかかるわけないじゃないですか」

「お兄ちゃんはさ、真弓よりも沙緒莉お姉ちゃんのパンツの方が好きなの?」

「え、真弓?」

「だから言ったのに。すぐに振り向いてれば真弓もそんなに怒らなかったと思うのにな」

「別に真弓は怒ったりしてないよ。お兄ちゃんが真弓のパンツを見てもなんとも思ってないってのが悲しくてさ。沙緒莉お姉ちゃんにはすぐにズボンを履けって言ってるのに、真弓にはそういうの言ってくれなかったもんね。それって、真弓のパンツを見てもなんとも思わないって事だよね?」

「別にそう言うわけではないんだけど。いや、二人とも下着姿になるのはやめた方が良いと思うよ」

「でもね、私のパンツよりも真弓の履いてるパンツの方が大人っぽくてセクシーだと思うんだけど、それについてはどう思うのかな?」

「どう思うのかなって、その通りだと思いますよ。でも、今話しているのはそういう事じゃないですよね」

「それはそうなんだけどさ、せっかく真弓が大人っぽいパンツに履き替えてるんだから何か言ってあげなよ」

「えっと、とりあえずズボンを履こうか。話はそれからだよ」

「ええ、もっと見て欲しいのに。陽香お姉ちゃんが下にいるうちにもっと見て欲しいな」

「そうよね。陽香が来ちゃうかもしれないから今のうちに見ときなって」

「そうだよ。陽香お姉ちゃんには内緒で見せてあげるからさ。それに、上はお兄ちゃんの好きなスポーツブラだよ」

「いや、別に僕はスポーツブラが好きとかじゃないし。それはどこ情報だよ」

「そうは言うけどさ、お兄ちゃんはいっつも私の胸元を見てると思うんだよね。バレてないと思ってるけど、真弓はちゃんと知ってるからね」

「ごめん、私も昌晃君が真弓と陽香の胸元を見てるの知ってた」

「ちょっとちょっと、そういう冗談はやめましょ。僕はべつにそんな風に見てないですって。時々見えてたかもしれないですけど、それはたまたまですから」

「そういう事にしてあげてもいいんだけどさ、真弓の胸元をチラチラ見ながら言うのって説得力無いよ」

「そんなに見てないですって。って、なんで沙緒莉姉さんも上を脱いでるんですか」

「なんでって、昌晃君が見たいのかなって思ったからだよ。本当は私のを見たかったんでしょ?」

「見たいなんて言ってないですよ。それに、真弓が凄く嫌そうな顔してますよ」

「嫌そうな顔なんてしてないけど。お兄ちゃんは真弓の胸みたいな控えめなのより沙緒莉お姉ちゃんみたいに大きい方が好きなの?」

「そういう事はないけど、別に真弓だって年齢を考えたら小さいって事でもないでしょ」

「それってさ、真弓の事は慰めてるように聞こえるけど、陽香の胸は小さいって言ってるようなもんじゃない?」

「そんな意味で言ってないです。二人ともいいから服を着てください。僕はもう下に行きますからね」

「わかったから、そんなに怒らなくてもいいでしょ。真弓も服を着て下に行くよ。それにしても、今日って天気悪いの?」

「別に悪くないですけど、どこかに行く予定でもあるんですか?」

「予定はないけどさ、起きたばっかりなのにこんなに暗いのって損した気分にならない?」

「起きたばっかりって、もうすぐ晩御飯の時間ですよ」

「そうだよ。沙緒莉お姉ちゃんは用事が無かったらいつまででも寝てるんだからね。たまには予定が無くても早起きした方がいいんじゃない?」


 沙緒莉姉さんは脱ぎかけの服を着直すと、真弓と一緒に部屋の中へ戻っていった。なんで真弓が一緒に連れて行かれたのだろうと思っていたけれど、ここで二人が出てくるのを待ってていい事なんて無いというのは確実だった。

 僕は少し慌て気味に階段を下りて行ったのだけれど、ちょうどトイレから出てきた陽香と鉢合わせてしまった。


「何よ。昌晃もトイレに行こうとしてたわけ?」

「いや、違うよ。キッチンに行こうと思っただけだよ」

「そろそろ晩御飯の準備でもするの?」

「うん、そうしようかなって思ってね。今日は僕が作っちゃおうかなって思ってさ」

「へえ、ちゃんとした物を作ってくれるんだよね?」

「もちろんだよ。僕はレシピ通りにしか作れないからさ、その点は安心してくれていいよ」

「レシピ通りって、それも意外と難しいと思うんだけどな。そう言えば、お姉ちゃんってまだ寝てるのかな?」

「いや、起きてると思うよ。真弓が沙緒莉姉さんの部屋に入っていったからね」

「そうなだ。じゃあ、真弓ももう普通に歩けるって事よね。それなら良かったわ」

「うん、何事も無くてよかったよ。冷蔵庫にラーメンがあるけど、それでもいいと思う?」

「私はラーメン好きだからいいと思うよ。でも、何か具材ってあったっけ?」

「生卵くらいしかないかも。煮卵って今から作っても大丈夫かな?」

「どうなんだろうね。私も作ったことは無いけどさ、何かスーパーで買ってこようか?」

「いや、もう遅い時間になるし、女の子を外に出すわけにもいかないし、僕が何か買ってくるよ」

「やっぱり昌晃って優しいんだね」

「え、そんな事ないと思うけど」

「ううん、そんなことあるよ。でも、どうせ買い物に行くんだったらさ、外で食べてもいいかもね。お姉ちゃんたちに聞いてみようかな」

「そうだね。たまには外食もいいかもね」

「じゃあ、二人に聞いてくるね。ちなみになんだけど、昌晃は何か食べたいものとかあるの?」

「僕はこれと言ってないかも。みんなの好きなモノでいいよ」

「やっぱりさ、昌晃って優しいよ。でも、優しいだけじゃダメだと思うよ」


 陽香は僕にそう言い残して階段を駆け上がっていった。

 外食に行くのがそんなに嬉しいってのは気付かなかったな。

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