フォークランド戦争3
フォークランド戦争3
1985年5月28日
フォークランド諸島サウズジョージア島にSASとSBSは、それぞれ上陸を試みたが、なかなか上手くいかなかった。
SASは、現地の激しい気候によってなかなか前進できなかった。
猛吹雪が彼らの行く手を阻んだ。
2日間で前進できたのは1㎞程度であり、作戦の遂行ができないとSASは30日に一旦撤退した。
反対にSBSは、敵拠点の偵察に成功した。
5月31日にアルゼンチン軍のサウズジョージア島基地の調査を終え、彼らも母艦に戻った。
6月1日に、イギリス海兵隊と、イギリス陸軍の特殊コマンドはサウズジョージア島奪還作戦を開始した。
リースとグリトビケンにいるアルゼンチン軍に対してヘリコプターと特殊コマンドによる攻撃を開始したのだ。
最初に攻撃を受けたのはグリトビケンにいるアルゼンチン軍であった。
そもそもサウズジョージア島はまだ防衛体制が整っていなかったため、現地アルゼンチン軍には負けそうなら降伏せよという命令が届いていた。
そのため、英国海軍駆逐艦アントリム、プリマスによる艦砲射撃によって陣地が破壊され始めた際に今後、上陸をされた際に守り切れないとして降伏した。
また、リースにいるアルゼンチン軍は、策を練った。
アルゼンチン軍は、イギリス軍に降伏するからサッカー場まで来てと伝えた。
昼までは、アルゼンチン軍は降伏しないと伝えていたからだ。
しかし、イギリス軍は罠か疑い、降伏したいならそちらから来いと突き放した。
実はこれは正解で、サッカー場には、対人地雷が埋め込まれていたのだ。
そして、結局、リースの部隊も降伏し、サウズジョージア島は1日の23時にイギリス軍によって奪還された。
6月6日にはイギリス軍の全戦力がフォークランド諸島近辺に到着し、フォークランド本島攻撃作戦の開始を待っていた。
既にアルゼンチン海軍の空母機動艦隊もアルゼンチン本土を出港し、英国艦隊に迫っていた。
そして、新たなゲームプレイヤーが参戦する。
スペイン無敵艦隊である。
6月1日にスペイン政府と英国政府はポルトガルのリスボンで首脳会議が開かれた。
いわゆるリスボン会談である。
これには、イギリス、スペインに、後方支援を申し出た日本がオブザーバーとして、参加していた。
英国とスペインの共通点は両国ともアルゼンチンによって国土を侵略されている点であった。
そして、日本が後方支援をしている理由は簡単であり、日本は1980年代前から親欧州外交を進めていたからだ。
アメリカではない新たな一緒に歩んでくれるプレイヤーを探していたのだ。
そして、この会談で英国とスペインの一時的な同盟が締結された。
イギリスがフォークランド諸島を、スペインがフエゴ島を奪還するまで一時的に協力しようというものであった。
そして、日本の思惑は、日本製の最新鋭海軍機をスペインとイギリスに実験してもらいたいということであった。
何事も現場実験は大事であるし、これを機に欧州の二大大国に恩を売りたいという思惑もあった。
既にヨーロッパには、親日国家が出来はじめていて、日本と安全保障条約を結んでいるイタリア、技術協力を多くの分野でしているスウェーデン、オランダなどだ。
こうして、両国の軍隊はアルゼンチンに対して共同で戦闘を行うことになったのだ。
6月7日
夜明け前から英蛮連合艦隊はフォークランド諸島に進路を向けて作戦を開始し始めた。
戦力は以下の通りである。
イギリス
空母 ライオン、ハーミーズ、インヴィジブル
戦艦 キングジョージ1世
巡洋艦 4隻
駆逐艦 5隻
スペイン
空母 プリンシペ デ アストゥリアス、エルシッド
戦艦 マドリード バルセロナ
強襲揚陸艦 マゼラン コロンブス ガウディ
巡洋艦 8隻
駆逐艦 6隻
これらに、イギリスの攻撃原潜が2隻、スペインの攻撃原潜が1隻、通常動力型潜水艦が1隻であった。
また、リオデジャネイロのスペイン空軍も戦力として考えられた。
午前8時
アルゼンチン海軍の機動艦隊がレーダーに映った。
アルゼンチン海軍と英蛮連合艦隊は双方の場所を把握し、戦闘が始まった。
「発艦せよ。」
空母ハーミーズと、インヴィジブルの甲板からAV-8ハリアー戦闘機が離陸していく。
18機のハリアーは敵艦隊に向かっていく。
スペインの空母エルシッドからは、日本製の最新鋭海軍機であるF-36飛梅が2機とF-14トムキャットが12機離陸した。
そして、彼らは、フォークランド諸島の敵基地の方に向かっていった。
「全機、敵目標空母とミサイル巡洋艦。攻撃開始!!」
5分後、ハリアーは敵空母めがけて、攻撃を開始した。
不思議なことにアルゼンチン海軍の海軍機の迎撃がなかったことから彼らは警戒しつつ攻撃を開始した。
対艦ミサイル36発が空母や巡洋艦に飛んでいく。
アルゼンチン海軍の近接防空システムはほぼなく、対空機関銃や、艦載砲が迎撃を始めた。
また、ハリアーに対して艦対空ミサイルが発射された。
「全機、回避せよ!」
各機が回避行動をしつつ、攻撃を継続する。
ハリアー1機が撃墜された。
しかし、敵空母の側面と、甲板、艦橋にミサイルが命中。
大破炎上していた。
攻撃目標が沈みつつあったことからハリアー攻撃部隊は撤退を開始した。
また、巡洋艦2隻も炎上していた。
まだ戦える巡洋艦から発射された艦対空ミサイルによってハリアーがもう一機落とされたが、攻撃は成功であった。
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