六列強
六列強
第二次世界大戦がある程度の勢力図の変更によって終わりを告げた世界。
ここでは、この世界の二次大戦後の歴史を見てみたいと思う。
ようこそ、戦争の世界へ。
各国設定
北大西洋条約機構(NATO)
米国と落ち目の英国によるアングロサクソン系とヨーロッパ諸国による同盟だ。第二次世界大戦では日本帝国と戦争をして引き分けよりの勝ちで太平洋戦争を終えて、ドイツ軍からフランスや、オランダ、ベルギーといった国々を奪還した。
しかし、1945年の2月にソビエト社会主義連邦が崩壊してしまい、ドイツ軍の主力がオランダ北部、ドイツ西部に戻ると戦況は再び、膠着状態に陥った。
米軍はNewclearweaponを完成させて、1945年8月13日にドイツの都市であるフランクフルト市に投下した。
しかしながらそこでの被害が米国本土に伝わるとあまりの非人道的だったので国民が核兵器の投下に反対してしまった。
そして、ドイツとしても既に東方経済圏は取り終えていたのでフランス等が取り返されたとしても収支はプラスであった。
そのためここで講和がされた。
しかし、講和したからといって奪還された国々はアメリカとの防衛協力を希望。
結果として米国を中心として、イギリス、アイスランド、フランス、ベルギー、ルクセンブルク、ポルトガル、ギリシャ、ノルウェー、フィンランド、カナダ、メキシコ、ジャマイカ、キューバ、ベネズエラが加盟した同盟ができた。中心国は圧倒的にアメリカだった。
米国は1960年の時点で500発の核兵器を保有していて、英国は350発を保有している。
スペイン連合
第二次世界大戦のドイツの裏でこっそりと南米の旧スペイン植民地と、旧フランス領のアルジェリア、チュニジアを併合して勝手にスペイン経済圏を作り上げた。
しかし、国力は他の連合と比べると結構低く、3+3の下の方に分類される。
主な兵器はドイツ製でほとんどドイツからの輸入にたよっている。
フランス、スペイン国境はフランス軍の特別警戒対象で、西のポルトガルには米軍の在欧州軍団の一個旅団と一個飛行隊が駐留しているため、空軍と陸軍に力をいれている。
国家社会主義連盟
第二次世界大戦で米国と敗けよりの引き分けに終わったドイツが率いていて、ドイツ(ポーランド地域は全域ドイツ領)、オーストリア、チェコ、ハンガリー、スロバキア、ルーマニア、ブルガリア、ユーゴスラビア、ウクライナ、ベラルーシ、バルト諸国、モルドバ、ロシア、トルコ、中央アジア5ヶ国、モンゴルが加盟しており、大陸西部から中央部にかけて面積的には多くの地域を支配している。
兵器はほぼ全てドイツ製で若干数ロシア製(ソ連製)が存在している。
ドイツは600発の核兵器を保有している。
主要国であるドイツは、アドルフ.ヒトラー総統が何者か(ソ連の残党)によって暗殺された結果として、ゲーリング大将が総統に就任した。
また、総統システムは未だ残っており、ドイツ議会は形式上復活しただけだった。
また、ss諜報作戦部隊からの報告によりヒトラーの暗殺が共産主義者のものであったと判明したため国土各地でレッドパージが行われ、ソ連の信奉者は殺害されている。
経済に関しては東欧が獲得できたので、食料等には困らないし、機械製品は、この後述べる、アラブ諸国共同体や、スペイン連合、域内の大国であるロシアが買ってくれているし、戦乱復興のためのインフラ整備で経済は好調であった。
連盟加盟国を東西に横断するアウトバーン1号線はサンクトペテルブルクからモスクワ、ミンスク、ワルシャワ、ベルリン、フランクフルトまで通され、国家社会主義に名を恥じない、とてつもなく荘厳なものになった。
また、他の場所にもアウトバーンが通され、東欧は車社会になっていくことになる。
東アジア条約機構(EATO)
第二次世界大戦後期1944年末に米国と敗けよりの引き分けで講和した日本は日本が民主化し、憲法を改正すること、中国から撤退し、英国、オランダ、アメリカのみの植民地から撤退すること、日独伊三国同盟を破棄すること、アメリカ共に太平洋の防壁として国家社会主義の増長を押さえることを条件にアメリカと講和した。
しかし、日本は国体の維持、アメリカ側が求めた戦争犯罪人(実際に捕虜殺害をしたやつは国内で裁かれることになった。)の引き渡し拒否、カイロ宣言でアメリカが言った旧領土までの撤退はなし、満州国の承認、フランス領インドシナの独立、南太平洋諸島のマーシャルを米国に譲る変わりにグアム島を除くマリアナ諸島とパラオ諸島の日本国編入が決まった。
さて、日本は史実と異なり米国の手ではなく自力でしっかりとした民主化を成し遂げることになったのだが、他にも史実と異なるところがあり、日本は東アジア条約機構(EATO)を作り上げたのだ。1947年頃から国家社会主義同盟の脅威が高まり始めた満州と日本。そして、フランスから独立したベトナム、カンボジア、ラオス。自力で独立を保っていたタイ。そして、独立したばかりの朝鮮。合わせて7ヵ国が条約に調印した。
また、日本と同盟関係を別に持つ国もあり、1944年にクーデターでムッソリーニが失脚し、ヨーロッパで浮いていたイタリア、南米でスペイン連合に入らなかったチリ、アラブの一人ぼっちであるイランの3ヶ国である。
また、オーストラリア、ニュージーランドとも経済的な繋がりは深くなっていた。
しかしながら経済に関しては同盟国はいいとしても、条約締結国に日本のパートナーに成りうる国はまだなく、日本が引っ張るといったところであった。
日本は相変わらずの造船、航空産業や、戦後は軍事費が国内のインフラ建設に回されたため自動車産業も主軸に成っていった。
満州は石油産業や関連産業、主に陸軍兵器を開発する軍需産業、小麦を生産する農業などが主流になっていく。
韓国に関しては農業国であったし、インドシナ諸国もまた農業国、観光立国であった。
タイは農業と観光の他に製鉄、そして、ボルネオの石油を精製する工場などがあった。
国防に関しては日本陸空軍が満州に駐屯していた。
日本は核兵器450発を主に航空機発射型と潜水艦弾道ミサイル、北海道、択捉島、樺太の少数の核ミサイルサイロで配備していた。
南アジア共同体
まぁ言ってみれば、完全にインドである。
英国から1949年に独立したインドは南アジア地域ほぼすべてを領有していた。
インドは独立と同時に近隣諸国に対して影響力を見せ始め、同時に独立したビルマ(ミャンマー)、ネパール、チベット、アフガニスタンを巻き込んで南アジア共同体を組織した。しかし、他の列強国と比べるとかなり型落ち感は否めない。
また、未だアジア権益を持つ英国のセイロン島、モルディブ地域を掠め取ろうとしていて英国との若干の対立が見られる。
しかし、そもそも国内情勢もあまりよくなく、人種差別、宗教差別、地域差別によって引き起こされるイスラム派とヒンドゥー派との対立で国が割れそうな上、農村を取り巻く状況も悪い。
たくさんの火種をかかえているのである。
アラブ同盟
こちらは、中東諸国の同盟である。それもイスラム教スンナ派の同盟である。
盟主国はサウジアラビア、そして、加盟国はレバノン、イラク、シリア、クウェート、アラブ首長国連邦、カタール、バーレーン、ヨルダン、オマーン、イエメン。
彼らの目的はアラブで固まることよりも重要なイスラエルの打倒であった。
英国の手引きでドイツから逃れたユダヤ人たちは勝手に聖都エルサレムに国を作った。
これはアラブ諸国にとっては看過できない事態だった。
しかし、一国でイスラエルにあたるのは嫌なため連帯したというわけだった。
しかし、それぞれの国がそれぞれの事情で勝手にやるので対イスラエル以外では連携も何もなかった。
さて、3(NATO+国家社会主義連盟+EATO)+3(スペイン連合+南アジア共同体+アラブ同盟)にそれぞれ別れた陣営だが、それに属さないのもある。
永世中立を掲げて金融にとって必要不可欠のスイスは複雑怪奇のヨーロッパでどこにも属していなかった。
しかし、スイスの軍事力はアメリカ製兵器と国民皆兵によって支えられていて、民主主義のため、国際的には中立だが、政治的にはNATOよりと言えた。
また、スウェーデンは国是である武装中立を実行していた。
核兵器は保有していなかったけど、ドイツにとってのスウェーデンを多大な犠牲を出してまで制圧するメリットがなかったため武装中立だけで国が維持できていた。
スウェーデンはNATOよりの経済で軍事はEATO寄りだった。
ブラジルは南米で中立を唱えていたが、米国と強い経済関係があった。既にブラジルとアルゼンチンの国境線では小競り合いが起きていて南米情勢も緊迫していた。
アフリカは1960年から独立が始まったが、力がないためどの陣営にも取り込まれていない。正確には旧英国植民地や、フランス植民地はNATOに近いが加盟はしておらず、経済だけにとどまっている。
南アフリカはアパルトヘイトで単独路線を歩んでいる。
オーストラリア、ニュージーランドは、日本やアメリカとの経済関係を重視し、経済的にはNATOや、EATOにあったが軍事的には中立だった。
その他の弱小国はそれぞれであった。
そして、最後に中華中央である。
中華は1946年から既に14年間も続いている戦乱の時代が続いている。これについては次回述べよう。