最期
あえて短く抽象化して書いてます。
さまざまな解釈が可能だと思います。
ぜひ楽しんでください。
「欲しいものある?」
そう聞かれたとき僕は一瞬黙ってしまった。
その場を取り繕うためにとりあえず
「ケーキかな。」と答えた。
理由なんてないのに。
欲しいものがない。
僕は満たされているのか。
気づかないうちに幸せになってしまっていたのか。
把握できていなかった自分に気づく。
途方もない罪悪に塗れ、逃避が僕を殴打する。
扉が開き呼ばれると、安堵から涙が溢れた。
一段上がり深く息を吸いこみゆっくりと吐いた。
僕は足場を無くした。
どうでしたか。
自分なりの解釈は生まれましたでしょうか。
ぜひコメント等で教えていただけると嬉しいです。