表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヴァンパイアとパンダ  作者: 怪獣大熊猫
吸血鬼のミカ
9/194

パンダにできること

 まだ慌てる時間じゃない。ミカに魔法とか教えてもらえばいいのではないか?不老不死なら時間は無限にあるし。魔力はあると手紙にもそう書かれている。


「師匠!」

「え?なんで師匠?」

「魔法教えてください!」

「パンダって魔法使えるの?見たところ適正皆無だけど。」

「終局魔法とかいうの覚えられるって書いてあるし行けるんじゃないのかな?」

「あれ魔法って名前だけど厳密には魔法じゃないし、ギフトありきの魔法習得は適正関係ないと思うよ。」

 自分のことながら何もわからないので転生マニュアルを見直す。


「なるほど魔力がある以外は普通のパンダなのか。」

「森で見つけたのはでかい魔力に気が付いたからだし、魔力量的に強いと思ったから蹴っ飛ばしたのだ。私は悪くない。全部神って奴の仕業なんだ。」

「まじかよ神最悪だな。というか蹴らないでください。」

「神の送り込んだ転生者なんてどうせ碌な奴じゃねぇんだ見つけ次第やるぞ!」

 手紙が送られてきたから知り合いなのかと思ったが仲悪いのかな。


「それはさておき頑張って鍛えれば強くなれるんじゃないかな?」

「吸血鬼の不死性は肉体の不変性も含まれてるから成長しないよ。というかパンダって鍛えると強くなるの?」

「不老不死の落とし穴!」

「それな。友達もできないし。」

 多分それ不老不死関係ない。


 パンダの芸といえばブランコ・滑り台・自転車に乗るなど知ってるのはその程度だ。竹を掴んだり木に登ったり割と器用なイメージはあるが。 試しに鉛筆を借りて握ってみたが、指の器用さは人間に遠く及ばないとわかる。二足歩行も速くはないし道具を使うのも得意とは言いがたいように思える。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ