第二話 初期設定のはなし
誤字脱字がありましたら
教えてくれると助かります
私は、帰りに麻衣の家に行く約束(強制)があるので自宅により少し準備してから行こう思う。
まあ、それでも遅くはならないだろう。
なぜか?それは、麻衣の家は私の住んでいるアパートの真ん前にある二階建ての住宅なので私が自分の部屋から出て、
水井家のチャイムを鳴らすのに一分もかからない。
でも、何故か登校の時と下校の時は一切合わなかったが。まあこれから高校生活を送る中で一回くらいは、合うだろう。
とりあえず私はアパートの自分の部屋に入って、カバンをいつもの場所に片付けてから、今日の分の宿題を終えて昼食を食べてから麻衣の家にゆっくりと歩いて向かう。
正直あまり気乗りしないが、断りの電話を入れたら私の部屋にまで乗り込んで来そうなので、
しょうがなく、ゆっくりと麻衣の家に向かう、近いのでゆっくり向かっても一分もかからない、なんでこんなに家が近いんだろうか?
とりあえず家の前についたのでインターホンを押して、誰かの返事を待つ。
待っていたら水井家の中から、ドタドタと慌ただしい音が聞こえてくる。
「やっと来たね! さぁー私の部屋へ行こう!」
なんとも騒がしいが麻衣はいつもこんな調子なのでスルーして、家事をしている麻衣の母親に挨拶をいれてから、
麻衣の部屋に行く、ちなみに麻衣は私が挨拶している時に「遅ーい、先行ってるねー」と言って返事も待たず、
自分の部屋に行ってしまった。母親が麻衣の態度を気にしているのか、こちらに謝ってきた、もちろん私は気にしてないと言って、麻衣の部屋に行く
麻衣の部屋のドアを開けると、
敷布団がに二枚くっつけて置いてあった。
それはもう光の如く速さでドアを閉める
きっと麻衣の部屋の位置変えたんだな。
と思いもう一度ドアに立てかけてある、板を見る
『麻衣の部屋』
うん。
まあ、今日は帰ろうか。
そうしよう。
日を改めてまた来よう
私が自分の家に帰ろうとすると
麻衣の部屋のドアが開く
「いいから、早く入ってよー」
まあ、茶番はここまでにして、話を聞いてみると、どうやらあと10分でフルダイブ型MMORPG、
Unlimited dream online
通称『UDO』のサービスが開始されるので一緒にやろう、とのことだった
しかも、私の分のゲームソフトとフルダイブ機も買ったらしい
いつもだったら柔らかく断るところだったが、UDOの説明にとても魅力的な所があった
「なんとUDOの中では料理が食べられるのです! しかも味が感じられるのです
しかもゲームの中だからリアルマネーを必要としない! どうですやる気が出ましたか?」
この料理が食べられて、味もあるということは、ずっと質素な料理を食べていた私にとっては、とても嬉しいことであった。
そんな魅力的な部分があるので私は速攻で首を縦に振りゲームをやることを了承した。
それから敷いてあった、敷布団に寝転がり、UDOのサービス開始まで待つことにした。
サービス開始まで残り20秒
19
18
17
16
:
:
:
3
2
1
一瞬で視界が移り変わり、真っ白い空間が私が一人いる。
そのまま少し待っていたら、このゲームの設定をする半透明の板が現れた、半透明なのに見えやすいのはゲームだからだろう。
「最初はプレイヤーネームか思いつかないし、クノでいっか」
その次に設定するのはどうやら、ステータスポイント割り振りみたいだ。
ポイント 100
STR
VIT
AGI
DEX
INT
ポイントは全部で100ポイントあり、各ステータスに一ポイントずつ割り振るらしい、またレベルアップ時にも3ポイント貰えるということらしい。
どうせ考えても分からないので100ポイント全部、STRに割り振る、確認ボタンを押す、すると説明画面が出てきた、どうやらさっき割り振ったポイントと同じようにキャラが成長するらしい。
10ポイント以上降ったらボーナスが2ポイント
20ポイント以上降ったら5ポイント
30ポイント以上降ったら8ポイント
50ポイント以上降ったら10ポイント
らしい私は100ポイント全部、STRに割り振ったから、レベルアップ時に合計25ポイントもボーナスが付く。
ちなみに今振ったポイントが10以下の場合はボーナスなしのようだ、
「えーと、次は装備かー」
装備は大きく分けて武器と防具を選べる。
私はとりあえず、武器から選ぶことにした、私は[剣][鈍器][杖][槍]……
など読むのがめんどくさいくらいの種類から一番上に書いてあった[剣]の項目をタップすると。
またまた読むのがめんどくさい数の大量の剣の種類が出る。
[大剣][長剣][短剣][日本刀]などなどちなみに私はVITが0なので持てたとしても振り回せないのが多数ある
ちゃんと持てて振り回せる武器に絞込みをしたら、数種類しかなかったので、その中のものを適当にタップする
選ばれたのは[あ○たか]。
じゃなくて[短刀]だった。
続けて防具もえらぶ[重鎧][革鎧][軽鎧]いろいろあるが、やっぱり私が着れて動けるのは、
[黒装束]だけだった、もはや鎧ですらないwww
まあいいけど、[黒装束]でOKして、次に進む。
これで設定は全て終わったらしく、私の全方位に鏡が現れる。つまりこの鏡で私の今の姿を確認するらしい。
今の私の姿は装備が真っ黒としかいえない。(長剣以外)
真っ黒のチビは伝説の[紙装甲]ってね。
自分で言ってて悲しくなるので、もうやめておこう。
自分の外見が確認できたので最終確認ボタンを押す。
その瞬間、周りにあった鏡は何もなかったかのように消え失せ、私の居た白い空間も消え失せた。
読んでくださった方、ありがとうございます。