第十話
「何あの装備?」
「黒装束じゃん、紙装甲っていうか、DEF補正0の」
「なんだそれ、防具じゃなくて服じゃんw」
周りから、変な声が聞こえてくるが、無視無視。
あっそうだ、こいつらで試せばよくない、私天才じゃん。
――強串生成――
最初の一回はMPがなくなるけど、問題ないだろう。
真っ黒い強串が手の中に出てくる、私はそれを、最初に喋ってた奴の眉間に投げる、
真っ黒い串は性格に飛んでいき、相手の眉間に突き刺さる。
[喰べる]の攻撃力は既に、元に戻してあるので、相手に――敵に1208の固定ダメージを負わせる。
そして、プレイヤーAは消滅する。
「なっ!」
「ここは戦闘不可だぞ!!どうしてやられるんだ!」
「なんかの、イベントか?」
「おい!運営からの通知がきたぞ!」
誰かの声に反応して私も通知を見る。
『緊急クエスト 魔王クノの討伐 本日限り町中での戦闘を許可』
なるほど、私の暴挙をクエストで処理したのか。
いいでしょう、暴れていやりますよ。
私は赤い胞子を消費して、串を作り出し周りにいる有象無象に投げつける。
だが、全く減らない、どうやら騒ぎを聞きつけて、どんどん広範囲に敵を呼びつけたようである。
私は串はでの攻撃を続けながら、ついさっき手に入った、スキルを仕様する
「付与魔法:貫通」
今までは、一人に当たったら、動きを止める串が、串の直線上にいる敵を全て貫く。
敵もまた、剣や弓、魔法などで攻撃してくるが、私に当たった瞬間にその攻撃にも1208のダメージを与えるので、剣は折れ、矢は砕け、魔法は消滅する。
しかも私は、一人倒すごとに500もSTRが増えるので、その分、串を投げる速度も上がり、今では一気に30人位なら余裕で飛ばせる。
多分私は今笑っているのだろう、敵の顔が見ちゃいけない物を見たって感じがするから。
そんなことを少々続けていると、ロスタスさん率いる白き流星が私の目の前にたった。
他の攻撃も、もう止まっているので、私は白き流星を視界に収める。
「クノっ、どうしてこんな事するの!」
リーダーはロスタスさんなのに最初はピノが声をかけてきた、普通はロスタスさんが最初に何か言うはずなんだけど。
「それは、私が魔王だからだよ。」
「違う、クノはそんなことしない!!」
どうやら、ピノは精神論で離さないと、埒が明かないらしい。
私はめんどくさいので麻衣に向かって串を投げる。
が、麻衣は横に大きく飛んで避けた。串の速度は普通に音速お超えていたので私も避けるとは思っていなかった。
そして麻衣はこちらを殺気の込めた目で睨みながら、消えた。
どうやら、ログアウトしたみたいだ。 無駄なのに
そして今度こそ、ロスタスさんが話し始めた。
「クノ、お前には失望したぞ。やっとピノが見つけた友達だと言っていたのに」
「なんのことだか、私は友達などという者をつくった覚えはない」
「ゴミがーーーー!!!」
なんとも無駄な話が終わったら、今度は白き流星の三人が突っ込んでくる。
ロスタスさん以外はそれほど、強くなさそうなので、光速になった串で上半身をけ消し飛ばす。
その余波でロスタスさんが飛ばされる。
そして、おまけとばかりに串も飛ばす。
それも全力で、光が屈折する前に、音を置き去りにし、その直線状は原子さえも消滅する速度と威力で。
そして、ロスタスさんは消滅する。
それを確認した私は壊れる。
頭から下に、徐々に徐々に。




