それって常識だと思ってたんだけど。的な読書感想文
『キッチンで火傷』と言えば恋愛小説などで度々見かける、テンプレって奴だと思うんだ。
鍋をひっくり返したとか、鉄鍋をうっかり素手で掴んだとか、最悪のパターン油とか、炎上とかね。災難としか言えないシーンも、恋愛小説フィルターがかかればアラマァナント美味しいシーンに早変わり。
風呂場に直行水浸しとか、氷で冷やして水浸しとかで、いやそりゃないんじゃね? 的な火傷位置がアラワニなってキャーみたいな?
その後も、手が使えなくなったとか、歩くのに支障がとか、介添がとか、1人じゃ暮らせないとか、そりゃあもぉMOが炸裂する展開がテンコモリ! のはずなのに…先日読んだ書籍は私的に、コリャネーワでした。
火傷の原因が湯呑みからこぼしたお茶だったんですけどね、女子の火傷位置は太もも。まあここはいいんです、問題はその後。彼が落ち着いて話をした後、病院へ連れて行く、という展開。
…水浸しは? アラワは?
まぁ…落ち着きのある頼りになる彼を表現したかったのでしょう? と思い不本意ながら、許すことに。
しかし、いきなり場面が飛んで数日後、彼女のフトモモに水膨れが! え? 湯呑みのお湯で水膨れ? なに? まさか、ナンもしないで 病院行ったの? 普通その程度の火傷なら速攻冷やし続ければ、火傷で赤みが残ったとしても派手な水膨れは出来ないんじゃ?
…まぁいいでしょう、水膨れでズボンが履けな…え? それも無しですか? じゃあ、薬を塗ってあげよ…は? え? 自分でやっちゃうんですね。自立した女性を表現んん? って訳でもなさそうですね。
…でもそれじゃ………火傷展開、意味無くないですか? てか、一事が万事、一般常識抜けてません?
スンマセン、ツッコミどころ満載で、もうこれ以上読み続けるのが苦痛です。