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新しい生活??!

フツーな毎日を送っていた夏樹。

ある日、ひょんなことで前世の記憶が蘇ってしまう。

一体夏樹わこれからどうなるの?!

     「た、大変です!!」

     「うん?どうした。」

     「14年前の、ナンバー933をお覚えですか?」

     「あぁ、確か男なのに女に生まれ変わる事になってしまった坊やであろう?」

     「はい…。実はそのナンバー933は、夏樹という名前の女に生まれ変わっ

      たんです。」

     「ふむ…。で、その娘がどうしたのか?」

     「それが…、つい先程男だった時の記憶を思い出したそうです!」

     「な、なんと…!!」

     「ど、どうしましょう?!」

     「これは面倒な事になった…。」






俺はずっと考えた。

今の状況を整理してみた。

俺はついさっきまで、女の「夏樹」だった。それが、(多分)電柱に思いっ切りぶつかったせいで前世の男だった記憶を思い出してしまった。

現在の俺は女。けど、前世が男だったから記憶を思い出した俺の精神は男だ。

つまりは、男女おとこおんなになったって訳。

あ、でも、前世の記憶を思い出したからって精神が女だった頃の記憶は有る。

う〜ん…複雑。




「夏樹ー!朝ご飯できたわよ〜。」

「は〜い!」

…ん?……

無意識のうちに答えていた。そっか、昨日は考えてたら眠っちゃったんだ。

「ん〜〜〜!!」

大きくのびをして制服に手を伸ばす。

「えっ!?」

手を伸ばした先にあったのは…セーラー服!?

「あっ、そうか。」

思わず声に出た。だって、俺の前世は男だぜ?そりゃ、びっくりするさ。

「夏樹ー?早くしないと冷めるわよー。」

下から母さんが叫ぶ。

「はぁーい。今行くー!」

急いで制服に着替える。

流石にスカートには抵抗あったけど、穿けば違和感なしっ!

ま、一応女だしね。

タタタっ。階段を駆け下りる。

「はよ〜!!朝ごはん何?」

はぁ〜。とあくびをしながらリビングに入る。

「おはよう。…ひどい寝癖よ?先に直して来なさい。」

「え?そうかな。」

髪を片手で触ってみる。

ん!!ボンバー!!洗面所に直行する。

「うへ〜。ひどい髪型だー!」

鏡を見たら、全部の髪の毛が好きな方向を向いていた。

「中々直らない…。」

俺は髪と格闘!!んーって悩んでやっと真っ直ぐに直った。

「ふんふ〜ん♪」

鼻歌を歌いながらリビングに向かう。

「おいひ〜!最高だよー。」

ん?リビングで聞こえる可愛い声。絶対母さんじゃないな〜。

リビングに入るとそこには…。

「ん!おはよっ、夏樹。ご飯頂いてまーす。」

「え?海…?何で居るの。」

本当に驚き!何で家に海が居るの?!

「今日は早く家を出てきたの〜。そしたらおばさんがご飯食べてきなって〜。夏樹、あたしが入って来たの気付かなかった?」

俺は髪を直すのに必死で、全然海に気付かなっかったんだ。

「そーか!んじゃあ、一緒に食べっかな!!」

「え〜?!何、その喋り方。変だよ!」

あ、つい男言葉になった。ヤバいーーー!

「そ、そうかな?朝だからちょっと…ね?変になるみたいな。」

「ふ〜ん。それならいいけど。」

何とかごまかした。これから気を付けないとな〜。

「ちょっと!!まだ2人共居るの?!もう8時よ、いいの?」

「えーーー!!!」

思わず2人でハモった。

「海、行こう!」

「うん!!」

鞄を持って、ご飯も食べずに玄関にダッシュ!

「ご馳走様ー!行ってきます。」

海が先に外に出る。

「行ってきます!」

「行ってらっしゃい。2人共気をつけてね。」

扉が静かに閉じた。







「う〜。腹が…。」

さっきから俺の腹は鳴りっぱなし。

「な〜つきっ!!」

「あ、すーじゃん。」

「ぐ〜〜〜」

あ…、腹が…。

「え、今のってもしや夏樹だったりする?」

「あ、はは〜。今日朝抜いたんだよ。そしたらもう鳴りっぱなしで…。」

やー、流石に今のは恥ずかしい。しかも俺は女なのに。

「え?!朝食べてないの?」

「うん。」

すーはびっくりした顔で俺を見る。すーが男っぽくて良かったなーなんて思うよ。

これがもし海や未代だったら俺の顔は真っ赤だったろうなー…。

「夏樹、これ…。」

そう言ってすーが俺にこそっとあるものを渡した。

「えっ、これ…」

俺がすーから受け取った物は、チョコレートだった。

「こんなんじゃあ腹の足しにもならないけどね〜。」

「そんなこと無い!すっげー嬉しい。」

すーって優しいな。こんな時に友達の有難みを知る俺。

「夏樹、今日は何か違うね…。話し方男っぽいよ。」

ぎくっ!男っぽいすーにまで言われるなんてね。

「そっ、そう?きっと何にも食べてないからだよ〜。」

精一杯女の子らしく返事をすると、すーは「ふ〜ん」とどうでもよさそうに返事をした。



 

 放課後、海と一緒に帰ろうと思い(と言うより約束している)3組の教室へ向かった。

海のクラスはまだ先生がぺらぺらと何か話していた。

仕方ない、廊下で待つか〜…とか思っていたら、「おっす」って声をかけられた。

「え?」って振り向くと。

「何か久しぶりだな〜。」


「と、智樹ーーー?!!」


どうも読んでくださりありー♪です。

できれば感想下さいッ。

次回は急転回を迎えます!!(あ、でもまだ終わらんよ)

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謎は深まる…
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