ep7お披露目
遅くなってしまってすみません
このまま1ヶ月毎の投稿は続けますのでご安心を
翌日
今日は、入学パーティーである。と言っても夜からなので、朝からシーナのドレスを買いに出かけた。シーナが着れそうなドレスはなかった。まるで子供用みたいなやたらとフリルの多い派手なやつしかなかった。ただ、私のドレスはサイズが大きかったから買いに来たのだ。ほんとはオーダーメイドがいいんだけどそんな時間は流石にないのでせめてもだ。
「いらっしゃいませ。これはこれは、王女殿下ではありませんか!本日はどのような御用向きで。」
「今日は、私の友人のドレスをと思いまして。」
私はそう言いながら横にズレた。私の後ろにいるシーナを紹介するように。
「?!この方がご友人ですか。」
「ええ、きれいな瞳でしょう?」
「そ、そうですね。」
「取り敢えず、彼女に合いそうなドレスを5着持ってきて。」
「はい!ただいま!」
ソファに座って5分くらい待たされた。そうしてやってきたドレスを見ると、落ち着いた大人っぽいドレスから、可愛らしいドレスがあった。ほんとに全部揃えてくれたみたいだ。ふと、隣りに座っているシーナを見ると、一着のドレスをキラキラとした目で見つめていた。
「このドレスが気になるの?」
「い、いえ。」
「このドレス、試着してみていいかしら。」
「ええ、どうぞ。あちらの部屋に。」
「シーナ!着てみて!」
「はい。」
そういって、シーナは試着室へと向かった。暫く待つと、首元は、ハイネックで、上半身のラインが際立ち、スリットのある大人っぽいドレスに身を包み、髪を高い位置でお団子にしたシーナが現れた。私は、二目惚れしてしまった。
「あの、どうですか?」
恥ずかしそうに聞いてきた。
「あ、綺麗だよ。」
「良かったです。じゃあ脱いできます。」
「うん。先に会計してるね。」
「え!あの代金は私が払います。」
「いいの!私が奢りたいんだから。」
「では、お言葉に甘えて。」
そうしてそのドレスを購入した私達は、寮に帰った。舞踏会では、シーナに私のパートナーをお願いすることにした。それに伴って、私の部屋で身支度をすることになった。メイクは自分でできるので、ドレスとヘアセットだけはイリサにお願いして、メイクは、リップに重点を置いて、目元は、強すぎないように、チークは血色良く見えるように。私がメイクをしている間に、シーナの身支度をイリサにお願いした。まだ終わらなそうだから、全身が映る鏡でメイクとドレスのバランスを見た。アーチの付いた黒のプリンセスドレスに、アーチの裾に赤のフリルが付いたドレス。髪型は、ハーフアップで、結び目に黒いバラが4つついてる髪飾りをつけた。この髪飾りは、シーナのドレスを購入したときに一緒に買った。靴は、黒のローヒール。結構可愛くできたんじゃない?シーナの身支度が終わるまで、本でも読んでよ。
・・・
「お、お待たせしました。」
「きゃっわいい〜可愛いよ〜」
そこには、お店で試着したままの髪型で、頭に赤いバラを一つ付けていた。その後、痣が気になってた様子だったから、メイクでは、その場で新しく、ファンデを創造した。それでメイクして終わり!
「行こ!」
私達は、パーティー広間へ向かった。パーティー会場につくと、始まる直前のようで、遅めに入ってきた私達に注目が集まった。
「王女殿下だ。お美しい。」
「なぁ。隣の奴可愛くないか?」
「まぁ、シーナさんではなくて?」
「まさか、あの?!」
「俺、ダンス誘ってみようかな。」
「頑張れ。」
そんな声が、色んなところから聞こえてきた。
「シーナさんが可愛いから注目されてますよ。」
「いえ、王女殿下がお美しいからですよ。」
「王女殿下ではなく、シャシャと呼んで下さい!」
「では、シャシャ様と。」
真ん中の方に進むと、二階の階段の方から現生徒会長が出てきた。
「では、新入生諸君の入学を祝して、パーティーの開催を宣言します!」
パチパチパチ
拍手が鳴り終わり、それぞれが、相手をダンスに誘う中、私達に近づいてくる2人の男性がいた。
モブA 「あの、王女殿下、私と踊っていただけませんか?」
モブB 「シーナ嬢、私と踊っていただけませんか?」
私 「お名前を教えていただいても?」
モブA 「ニールセン・レアンデションと申します。」
私 「ああ、侯爵家の。ところで、あなたは?」
モブB 「私でございますか?私は、フリーチェ・エグァイバールと申します。シーナ嬢、私と踊っていただけませんか?」
シーナ「え、えっと。」
私の方をちらっと見た。可愛い!!キュン死と尊死しちゃう!
私 「申し訳ありませんが、わたくし、今からシーナさんにダンスを申し込むところですの。」
私は、シーナの方に向き直して、
私 「シーナ嬢。わたくしと踊ってはくれませんこと?」
シーナ「喜んで。」
私 「ということですので、申し訳ありませんがお断りさせていただきます。」
ニールセン「そういうことでしたら。私達はこれで失礼します。」
そうして彼らは他の令嬢にダンスの申込みに行った。全体が、ペアを決め終えた頃、演奏が始まった。
私が男性パートを、シーナが女性パートを踊ることになった。普通の令嬢は男性パートなんて覚えてないだろうからね。私のほうが身長が若干高いからかダンスのリードが卒なくできる。いやシーナの方も頑張ってついてこれるようにしてるからなんだ。下を向いてばかりだな。
「私の目を見て踊ってみて、しっかりとリードするから。」
「はい。」
基本的には、1ヶ月後以内に更新する予定です。
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